さて!遅ればせながら今月のJAL名人会VS全日空寄席。
まず朝、JALに乗ったのですが、
事前にネットで座席予約していたにもかかわらず、
チェックイン時に再度席を選ばされた。
この前もそうだったんだよな。これ、不愉快!
で、気を取り直して席に座り、イヤホンをつけた途端、
聞きなれたしゃがれ声が、飛び込んできた。
『あ!やった!金馬師匠!!』
僕の敬愛してやまない、三遊亭金馬師匠です。
これはうれしい!
では、JALの番組を。
「寿司屋水滸伝」柳家喬太郎
漫才「節約生活」酒井くにお・とおる
「阿武松」三遊亭金馬
喬太郎の寿司屋水滸伝は、板前に逃げられた寿司屋の大将の噺。
この大将、洋食屋の修行しかしてないから、寿司握れないんだ。
で、たまたま客の中に板前がいて。。。という噺。
新作ってのは、難しいよね。作った話のうち、どのくらいが
生き残っていくのだか。
次は漫才。久しぶりにくにお・とおるを聞きました。
相変わらずですね、とおるちゃん!
東北出身なんだってね~、とおるちゃん!
関西で漫才するには、関西弁しゃべらなアカンのね、とおるちゃん!
ということで、テレビで漫才師がしゃべっているのは、
本物の関西弁ではありません、とおるちゃん!
地方から出てきた漫才師が、関西の客のために覚えた、
漫才業界弁なのですね、とおるちゃん!
そして我らが金馬師匠。
なんていうのかなぁ、下町の上品さというのかな、
聞いていて、実に気持ちよく、楽しい。
もう、その場がぱぁっと明るくなります。
僕にとっては、日本一の師匠です。
今回の噺は、阿武松。僕も初めての噺です。
大食いが過ぎて部屋を破門になった相撲取りが
ある贔屓筋に拾われて、再起するって話です。
大爆笑するような話じゃないけれど、
じっくり聞かせる人情話でしたね。
で、今度は帰りのANA。
番組はというと。。。
『熱血怪談部』林家彦いち
音楽ショウ『野崎村』三人奴
『金明竹』桂文生
『熱血怪談部』は、学校の部活。
怪談部ってのがあって、そこに熱血体育会系の顧問が
就任して。。。って噺です。
予想通り本物のお化けが出てくるんだけど、
のっぺらぼうに対して
「だめだよぉ、顔消しちゃぁ。ここは怪談部なんだから、
話で怖がらせなきゃぁ。顔で驚かしちゃ、ダメだなぁ」
とかっていうのが、やたらおかしい。
次の三人奴は、これまた懐かしいなぁ。
ANAは、先月から、過去の名人の話芸の掘り起こしを
始めたんですけれど、これがいい!
三人奴は、僕も小さい頃見た覚えがあるんですけれど、
粋で、上品で。それに、お客にものすごく親切なんだ。
これぞ日本の話芸。
日本国民全員が聞くべきです。
美しい言葉、日本語の手本。関西弁だとか標準語だとか、
関係ありません。ことばというのは、氷山の一角。
その裏にある文化とか、人柄とか。これぞ日本の宝というべき
精神が、三人奴を通じて、伝わってくるのです。
出囃子は、三味線ブギ!
♪三味線ブギぃでシャシャリコシャンシャン♪
(市丸姉さんの歌しか僕は知らないんだけど、
トニセンも歌ってたりするらしいですね)
奴さんの「すっとんとん節」からスタートなんですが、
こんな歌、僕だって小林信彦の小説でしか、
お目にかかったことない!すげぇ貴重な経験したぞ。
そして懐かしい「忘れ節」
♪○○○売りに行ったら 売り名を忘れ
▲▲▲の***は、いりませんかいな~
ヤレコレセ~ドッコイセ~コラセ~ノォセ~ノォ~♪
ってやつ。小さい頃大阪に住んでいたときは、
関西系お笑い番組の大切りで、結構よくやってたと
思うんだけどね。
♪○○○の様で○○○でない ベンベン!♪
ってやつと一緒にさ。
今も大阪では、やってるんですかね~、こういうの。
トリは文生師匠の金明竹だ!
この話は、東西でまったく違う。
そりゃそうだよなぁ。
江戸落語の金明竹じゃ、
関西弁でとうとうとしゃべる長台詞が、
おかみさんも丁稚もさっぱりわからなくて
頓珍漢な受け答えをするって話だけど、
大阪じゃ、そんなの面白くもなんともない。
で、大阪落語だと、
前半の丁稚のおとぼけ主体の話になる。
僕は大阪の方が好きですね。ほんわかして。
さて、今月は、三人奴の話芸に一票。
ANAの勝ちってことで、
皆さんANAに乗りましょう!!
まず朝、JALに乗ったのですが、
事前にネットで座席予約していたにもかかわらず、
チェックイン時に再度席を選ばされた。
この前もそうだったんだよな。これ、不愉快!
で、気を取り直して席に座り、イヤホンをつけた途端、
聞きなれたしゃがれ声が、飛び込んできた。
『あ!やった!金馬師匠!!』
僕の敬愛してやまない、三遊亭金馬師匠です。
これはうれしい!
では、JALの番組を。
「寿司屋水滸伝」柳家喬太郎
漫才「節約生活」酒井くにお・とおる
「阿武松」三遊亭金馬
喬太郎の寿司屋水滸伝は、板前に逃げられた寿司屋の大将の噺。
この大将、洋食屋の修行しかしてないから、寿司握れないんだ。
で、たまたま客の中に板前がいて。。。という噺。
新作ってのは、難しいよね。作った話のうち、どのくらいが
生き残っていくのだか。
次は漫才。久しぶりにくにお・とおるを聞きました。
相変わらずですね、とおるちゃん!
東北出身なんだってね~、とおるちゃん!
関西で漫才するには、関西弁しゃべらなアカンのね、とおるちゃん!
ということで、テレビで漫才師がしゃべっているのは、
本物の関西弁ではありません、とおるちゃん!
地方から出てきた漫才師が、関西の客のために覚えた、
漫才業界弁なのですね、とおるちゃん!
そして我らが金馬師匠。
なんていうのかなぁ、下町の上品さというのかな、
聞いていて、実に気持ちよく、楽しい。
もう、その場がぱぁっと明るくなります。
僕にとっては、日本一の師匠です。
今回の噺は、阿武松。僕も初めての噺です。
大食いが過ぎて部屋を破門になった相撲取りが
ある贔屓筋に拾われて、再起するって話です。
大爆笑するような話じゃないけれど、
じっくり聞かせる人情話でしたね。
で、今度は帰りのANA。
番組はというと。。。
『熱血怪談部』林家彦いち
音楽ショウ『野崎村』三人奴
『金明竹』桂文生
『熱血怪談部』は、学校の部活。
怪談部ってのがあって、そこに熱血体育会系の顧問が
就任して。。。って噺です。
予想通り本物のお化けが出てくるんだけど、
のっぺらぼうに対して
「だめだよぉ、顔消しちゃぁ。ここは怪談部なんだから、
話で怖がらせなきゃぁ。顔で驚かしちゃ、ダメだなぁ」
とかっていうのが、やたらおかしい。
次の三人奴は、これまた懐かしいなぁ。
ANAは、先月から、過去の名人の話芸の掘り起こしを
始めたんですけれど、これがいい!
三人奴は、僕も小さい頃見た覚えがあるんですけれど、
粋で、上品で。それに、お客にものすごく親切なんだ。
これぞ日本の話芸。
日本国民全員が聞くべきです。
美しい言葉、日本語の手本。関西弁だとか標準語だとか、
関係ありません。ことばというのは、氷山の一角。
その裏にある文化とか、人柄とか。これぞ日本の宝というべき
精神が、三人奴を通じて、伝わってくるのです。
出囃子は、三味線ブギ!
♪三味線ブギぃでシャシャリコシャンシャン♪
(市丸姉さんの歌しか僕は知らないんだけど、
トニセンも歌ってたりするらしいですね)
奴さんの「すっとんとん節」からスタートなんですが、
こんな歌、僕だって小林信彦の小説でしか、
お目にかかったことない!すげぇ貴重な経験したぞ。
そして懐かしい「忘れ節」
♪○○○売りに行ったら 売り名を忘れ
▲▲▲の***は、いりませんかいな~
ヤレコレセ~ドッコイセ~コラセ~ノォセ~ノォ~♪
ってやつ。小さい頃大阪に住んでいたときは、
関西系お笑い番組の大切りで、結構よくやってたと
思うんだけどね。
♪○○○の様で○○○でない ベンベン!♪
ってやつと一緒にさ。
今も大阪では、やってるんですかね~、こういうの。
トリは文生師匠の金明竹だ!
この話は、東西でまったく違う。
そりゃそうだよなぁ。
江戸落語の金明竹じゃ、
関西弁でとうとうとしゃべる長台詞が、
おかみさんも丁稚もさっぱりわからなくて
頓珍漢な受け答えをするって話だけど、
大阪じゃ、そんなの面白くもなんともない。
で、大阪落語だと、
前半の丁稚のおとぼけ主体の話になる。
僕は大阪の方が好きですね。ほんわかして。
さて、今月は、三人奴の話芸に一票。
ANAの勝ちってことで、
皆さんANAに乗りましょう!!
ジャイアンツ売りに行ったら 売り名を忘れ
野球界の“昔の名前で出ています”は、いりませんかいな~
ヤレコレセ~ドッコイセ~コラセ~ノォセ~ノォ~♪
期待に違わぬ「三人奴」なんかもう、なぜだか嬉しくて涙が出そうになりました。
私も忘れ節を一発
♪ビーール売りに行ったら 売り名を忘れ
泡吹く麦の冷酒は、いりませんかいな~
ヤレコレセ~ドッコイセ~コラセ~ノォセ~ノォ~♪
古くなった牛乳の塊は、いりませんかいな~
ヤレコレセ~ドッコイセ~コラセ~ノォセ~ノォ~♪
・・・・・・・・・・
座席を選びなおすあたりで勝敗は決まってたのかも