鉄砲仕掛けのメリークリスマス

『鉄砲仕掛けのにゃあ』には、気をつけろ！

小さい頃から、ずっと言われ続けてきた。
鉄砲仕掛けのにゃあは、恐ろしい。
鉄砲仕掛けのにゃあは、突然暴発するぞ。。。


「下仁田葱のいいのをもらったよ」

下仁田葱ねぇ。それじゃ、やっぱ、スキヤキしかないでしょ。
ということで、今年のクリスマスは、何故かスキヤキ。
スキヤキなんて、今年の正月にやって以来だぞ。
あ、３月に台湾からの客連れて、今半で食ったか。
でも、まぁ、久しぶりだ。
もう歳だし、量は食わねぇ。いい肉食おうじゃねぇか。

で、ニュークイックで（今半と行きたいがねぇ）
１００グラム５００円の肉を奮発したよ。
１００グラムごとに紙に包んである肉です。一応。
でも、あくまでも主役は下仁田葱。
葱を美味しく食べるための、肉は脇役だ。
春菊、白菜、椎茸、平茸、あわび茸、舞茸。
おっと、白滝忘れちゃいけません。
焼き豆腐売ってなかったから、木綿で代用か。
卵はヨード卵にしておこう。

で、問題の『鉄砲仕掛けのにゃあ』なんだが、
とうとうばあさんの口の中で暴発しやがった。
あれほど気をつけろって言ったのに。。。

はい。鉄砲仕掛けのにゃあというのは、
"鉄砲仕掛けの葱（にゃあ）"という意味なんですね。
スキヤキや鍋に入っている下仁田葱は、
真ん中に熱い汁をたっぷり含んでいます。
口に放り込んで、がぶっとやったら最後、
口の中が大火傷を負ってしまうわけです。
我が家では、先祖代々、
『鉄砲仕掛けのにゃあ』には、気を付けるように、
言い伝えられているわけです。僕で１５代目。
ま、のんきな家系ということで。。。

で、スキヤキ食べ終わって、
「いいクリスマスだったねえ。。。」って、
なんか違わないか？これでいいのか！？