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4月7日

2006年03月18日 20時19分33秒 | こぅきの日記
今日は午後から小学校・中学校の頃の友達と久しぶりに集まりました。集まった理由というのも、実は小学校~高校まで同じ学校だった友達(以下、H君)が一年前に亡くなったために、今週末でご実家にお参りに行くためなのでした。去年、お葬式にも行こうと思ってたのに機会を逃してしまっていて、H君が亡くなってからは今日初めて家に行きました。おじいさんとお父さんが家にいらしたんですが、ここの家庭もいろいろあったらしく、幼少の頃からH君は両親とは別居していて、おじいさん・おばあさんと同居していて、両親は県外にいたらしいのです。自分も小学校1年生の頃、家に遊びに行ったことがあって、おじいさん・おばあさんとも会ったことがあったんですが、おばあさんも14年前に亡くなられていて、おじいさんはH君が亡くなったショックでだいぶ落ち込まれて目も見えない様子でした。お父さんの話を今日いろいろ聞いていると、深い悲しみを感じました。小さい頃から一緒にいなかったために、H君のことはあまりわからないといった感じで、いろいろ後悔されているようでした。噂によると、H君は働きだしたばかりの某有名運送会社で昼バイトをしていたらしく、その歓迎会の席で酒を飲ませられすぎて急性アルコール中毒になり、家には辿り着いたものの、そのまま亡くなったそうなのです。お父さんから今日聞いた話によると、「家に12時半頃に帰ってきて、何も言わず二階にあがった音は覚えている」そうなんですが、次の日の朝布団を見てみると、すでに死後硬直していたらしく救急隊を呼んだそうですが、既に手の施しようがないと言われたそうです。最初、友達から飲ませられすぎて亡くなったということを聞いたときはさすがに怒りを覚えました。あまりの衝撃に信じられないと思っていたのですが、ほかの人からも同じことを聞いて受け止めました。自分は小学校の頃によくH君と絡んでいて、自分ちにも呼んだことのある数少ない友達でした。高校生くらいになると、ほとんど絡むこともなくなり、まさかこんなことになるとはあの頃は思ってもいませんでした。今思うと、ちょっといじめというかからかっていたことを後悔しています。もっといろいろしてあげてれば良かったとか、もっと優しくしてやればよかったとか、去年は様々な想いが頭をよぎっていました。今日H君の家に行くのは小学校以来で、家のだいたいの場所は覚えていたんですが、詳しい場所までは忘れてしまっていました。家の中に入ってみると見覚えのある景色で、変わっていた点といえば、仏壇があってそこに位牌とお供えものが置いてあることくらいでした。そのお供えものもH君が好きだったものなのか、素朴なクッキーが置いてあり、子供・孫を亡くしたお父さん・おじいさんのH君への想いを感じました。彼らの悲しみは自分には決してわかることのできない深い悲しみなんだろうなとお父さんのH君について語る表情を見ながら思いました。今日は雨だったためお墓参りまではできなかったのですが、4月7日は命日だということなので、もしその日に行けたら平日なので会社帰りにでも行けたら良いなと思っています。……お父さんたちはH君の解剖を嫌い、綺麗なままの体にしておいてあげたかったらしく、今となっては本当の死因は誰も知ることはできないようです。