なんつーか今日も広州

広州でのなんでもない日常を役に立たない情報とともに。

高速列車で行く深セン-広州

2012年07月09日 | 中国
はい、今日は深センからは初めて高速列車っつーのに乗って広州へGOです。
列車は羅湖口岸を出たすぐ左の深セン駅から出ております。

▼羅湖口岸


「和諧号」というヤツは2年前に北京~天津間で利用したことがありますが、
その時は切符買うのに一苦労だったこともあり、少々ゲンナリしながら駅に
向かいました。

駅に着くと、まあどうでしょう。自動券売機が端から端までずらーっと
並んで、しかもちゃんとその役目を果たしている模様です!2年前の
北京南駅では、自動券売機が4つあるうちの2つが作動しておらず、
1つはおつりが出ず、前の人が購入しているのを見ている間にそれも
停まるという機械まで仕事をしてくれないという目に遭ったのですが、
そんな不安は微塵も感じさせない動きっぷりです!

と、ふと目をやると「身分証明書」が必要と書いてあります。
いわゆる中国人の個人IDカードが無いとココでは自動券売機では購入が
出来ないようです。

ま、そこは気の長い私。券売機が仕事をしているという事実だけでも
満足ですし、自分はパスポートを持って有人の切符売り場へ向かえば
いいのですから、何も文句はありません。

踵を返し切符売り場へ向かいます。
出ました、行列です。いや、しかしそれでも行列は短いような気がします。
さすが券売機の威力!人をそっちでさばいてくれているので、ここでは
15分ぐらい待てば余裕で切符は購入できそうです。

行先を告げて2等80元の席を購入しました。
時間を告げて購入もできるんだと思うのですが、行先とお金を
出せば席が空いている一番早い列車の切符を無言で出してくれます。本数も
多く15分に1本ぐらいは出ているので、だいたい30分後ぐらいに出る列車には
乗ることができます。

待合室に移動すると、約10分前にゲートが開き、プラットフォームに
移動できるのですが、ほぼ満席で動く列車の全員がその10分間に移動をさせられる
のですからギウギウになってプラットフォームまで移動します。

さて、基本的に指定席ですから自分の席はちゃんとあるわけです。
がしかし、知らない人が自分の席に座っているのは日常茶飯事でもあります。
中国語が多少できるとはいえ、自分がそれに遭遇すると面倒くさいので
どうか誰も座ってませんようにと祈りながら自分の席を探します。

ああああああ、なんということでしょう。
誰かが座っています・・・。しかも子供です。

近づいて行って声をかけようとすると、隣の母親らしき人物が、
携帯をいじりながら、「子供がいるので一緒に座るから、あんたは
そこに座って」と言います。子供だし仕方ないかと思い、母親が指した
座席を確認してそこに座りました。

するとどうでしょう。男性が来て、私が座った席は自分の席だと言い出します。
母親は携帯で大声で電話中です。母親に「ちょっと!」と言いますが無視です。
ムカッとして肩をたたいて、「私が座った席はアンタの指定席じゃないのか?!」と
聞いたところ、携帯で話すのを止めることもなく、私の顔を見るわけでもなく、
平然と子供が座っていた席を私に明け渡しました。

母親が携帯を切った後、「切符を見せてみてよ」と母親が持っていた切符を
半ば強引に見たところ、8分後の次の列車の切符だったんです。
私は「次の列車じゃないか!間違ってますよ!」と言いましたが、逆切れです。
『当日だったらどこにでも乗っていいのよ!』とね。そのくせ、
次の列車の座席番号のところにちゃんと座ってんじゃん、みたいな・・・。

でも、8分後に乗ったら母親と子供の分と席は保証されているのに、
この列車に乗ることで自分たちの席は保証されないわけです。
結局、母親が座った席には後から誰も乗ってきませんでしたが、
子供の席はありません。

周りから見ると、私が子供の席を奪った感じにみえるじゃあありませんか。
しなくて良い気苦労がありました。

ところで、列車の中は当然日本のように静かではありませんよぉ。
わたくし今回は計6回乗りましたが、携帯電話はじゃんじゃんなる、
大声で話す、この間は音量大で音楽を聴いてる(イヤホンじゃないですよ)
カードゲームで大騒ぎ、とにかくうるさいんです。そして寒い。

しかしこれに慣れると不思議に日本の電車内での静かさが異様に
感じられるようになります。ああ、私もすっかりこっちの感覚なんだわね・・・。

▼これ、途中の東莞駅





最新の画像もっと見る

コメントを投稿