日本の伝統的な和の花嫁様は白無垢に文金高島田のかつら、角隠しか綿帽子姿ですね。
この頃は、黒引き袖にかつら、角隠しも人気があります。
ところで和装のお式はしたいけれどかつらが似合わないと思っている花嫁様が
とても多いです。
かつらは日本人のお顔にはぴった合うはずなのですが、かつらの無料体験で
簡単にかぶって笑われてしまったり、かつらあわせでサイズが合わなかったり
すると挙式でかつらをつけるのにとても抵抗を感じてしまいます。
ですからせめて、綿帽子でお顔を隠そうと思ってしまうようです。
せっかくの一番美しい日が似合わないかつらで台無しなんて
本当にかなしいですよね。
そこでお奨めしたいのが、半かつらです。(篤姫みたいな感じ!)
半かつらはフェイスラインと前髪が自分の毛なで生え際がとても自然です。
私が結い上げている半かつらは、日本古来のこてとびんつけ油、元結を使った
本格派。
こては生え際のくせを直すのに必要です。(こては特注品)
びんつけ油を使うと自毛がかつらになじんで、みだれることなく櫛目がとても
美しく出ます。
かつらの下におさめる毛束をまとめるのにゴムやピンは使わないで元結という
細い和紙の紐を使います。
もちろん櫛は和櫛です。
これらの日本髪を結うときに使う道具を使用する事によって
まるで自分の毛で結い上げたように自然で美しい文金高島田が出来上がります。
髪の長さは前髪で眉くらいまでの長さ、全体は肩につくくらいのセミロング、
ボブでも十分結い上げることが可能です。
ただし、半かつらは特殊な結い上げの技術なので、たぶん結い上げのできる
美容師さんは少ないと思います。
わたしは半かつらの結い上げを始めてから10年以上になりますが
何回も工夫を重ねながら、今の形になりました。
もちろん文金高島田を自分の毛だけで結い上げる日本髪もやっております。
本格的な自毛結いは髪の長さや時間、金額など、条件がいろいろあって
誰でもお奨めできないのが現状です。
次回は日本髪の本格的結い上げについてレクチャーしますね。
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