「抽象絵画の先駆者」カジミール・マレーヴィチ(Kazimir Malevich)の絵画集
カジミール・セヴェリーノヴィチ・マレーヴィチ(1879年2月23日 - 1935年5月15日)は、ロシア・ソ連の芸術家、芸術理論家、幾何学的抽象の画家。ワシリー・カンディンスキー、ピエト・モンドリアンらと並び、抽象芸術の先駆者と見なされています。
1879年、マレーヴィチはロシア帝国領ウクライナのキエフ近郊の村に生まれました。
マレヴィッチは、初期には印象派、象徴主義、フォーヴィスムなどのさまざまなスタイルで絵を描きました。
1912年にパリを訪れた後、キュビスムと未来派の強い影響を受けました。
1913年頃、カジミール・マレヴィッチが限られた範囲の色で描かれた円、正方形、線、長方形などの基本的な幾何学的形態に焦点を当てた芸術運動である「シュプレマティスム(絶対主義)」を主張しました。
シュプレマティスムは無対象を主義として、精神・空間の絶対的自由であろことを主張しました。抽象絵画の1つの到達点ともいえます。
1915年頃から「黒の正方形」「黒の十字」「赤の正方形」「白の上の白(の正方形)」などの抽象性を徹底した絵画を描きました。
マレーヴィチの絶対主義はロシア構成主義やのちのバウハウスに大きな影響を与えました。
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