
皆さん。カンナ・カリンちゃんをご存知?
カンナ・カリンちゃんは、今では『モンキっちゃん』で知られています。
カンナ・カリンちゃんは、どのようにして、モンキっちゃんとなったのか。
今日は、そのお話をしましょう。
覚えておられますか?
カンナ・カリンちゃんは、館へ運ばれる前のこと。
死にかけていました。
運ばれてきたときのことを、ふり返りましょう。
さぁ、いつものように、皆が集まってきました。
新しい住人をおむかえする時、みな、好奇心でいっぱいです。
ゆっくりとお箱から出てきました。
マリちゃんが近づきます。
マリちゃんも、ここへ来る前、全てが終わったかのようだったのです。
ちょっとふり返りましょうね・・・・。
マリちゃんはその後、
沖縄ではご旅行を満キツしました。
『めいどの土産でしょうか。』ずっとそう言ってましたね。
・・・・・写真を探すうち、べびたんは沖縄旅行を思い出してしまいました・・・。
楽しかった・・・・。
いかん、いかん・・・・そうそう。
話をもどしましょう。
この方・・・・。カンナ・カリンちゃんのお話でしたね。
疲れ切っていました。
べびたんは、のぞきこんで、はげましました。
お着替えをすませ、お名前を・・・。
カンナちゃんかしら?
カリンちゃんかしら?
『カンちゃん?』と話しかけると、
『カンちゃんやかなか、リンちゃんたい。』
きっぱりと言うのです。
どうどうとした口調です。
なんや、強いです。
博多弁です。
『博多弁やなか。標準語たい。』
落ち着いた口調です。
一歩もひきません。
チィチが話しかけました。
チ『チィチなぁ、お好み焼き屋さんしとってん。
博多はラーメンが有名やなぁ。ラーメン屋さんしとったん?』
リン『ラーメンは作るもんやなか。食べるもんたい。』
きっぱり言い切ります。
ちぃちはお近づきになろうとしているだけですが、
リンちゃんのきっぱりとした口調に、ちょっとたじろいた様子。
世界の中心は福岡、と思っているようです。
そして、それをわからせようとするかのようです。
せやけど、不思議です。
イヤミではありません。
あまりにも、あっさり、きっぱり、言い切られるせいでしょうか。
『ああ、そうですか。それはそれは。』
とまぁ、こちらもそうなってしまいます。
このようにして、カンナ・カリンちゃんは、
カンちゃん、と呼ばれ、
『カンちゃんやなか。リンちゃんたい。』
と言いながら、仲間になっていきました。
☆べびぃ☆