べびたんは、別れられませんでした。
亡うなってしまう、いうことは、もう二度とお目にかかれない、言うことです。
べびたんは、お胸に穴があいてしまいます。
せやから、お別れできひんのんです。
せやけど・・・・、このときは、決めました。
最期のお別れを決意したんです。
誰と?
目覚まし時計さんです。
みぃみぃに、投げつけられ、
ベッドから落とされ・・・・
べびたんと同じように、傷みました。
そうして、『きのう(機能)』せんようになったんです。
目覚まし時計さんは、『きのう(機能)』せんようになったら、
人間は捨てるんです。ひどい話です。
べびたんは、告別式の後、『べびたんの袋』にかくまっていました。
※告別式については、『目覚まし時計さん』をごらんください。
べびたんが、最期のお別れを決意したのには、理由がありました。
ぶぅぶぅの目覚まし時計さんもお別れすることになったからです。
ぶぅぶぅのは、シチズンです。
二人一緒なら、寂しくないはずです。
よぉ、がんばったな、二人とも・・・・。
この後、どうなるか、ご存知?
『燃えないゴミ』になりました。
べびたんは、その夜、
ベッドで一人、泣きました。
☆べびぃ☆