今年の初めに純正ブレーキパッドがなくなったので、ブレーキパッドの交換をしました。
1年5か月純正パッドで乗ってきて、ブレーキダストが酷く、ホイールを洗うのが面倒だったのと、そのころ同時に低ダストパッドが気になっていて、「制動力はそのままでダスト低減!」というパッドメーカーの宣伝もあり、迷いなく低ダストパッドを選択しました。
1年5か月純正パッドで乗ってきて、ブレーキダストが酷く、ホイールを洗うのが面倒だったのと、そのころ同時に低ダストパッドが気になっていて、「制動力はそのままでダスト低減!」というパッドメーカーの宣伝もあり、迷いなく低ダストパッドを選択しました。
純正パッドで1500kmぐらい走った時のホイール。
今日は低ダストパッドを入れてよかった・悪かったこと、あとはちょっとした話をしようかなと。
まずよかったことから。
>「低ダストパッド」なのでブレーキダストがかなり減る
純正パッドでは洗車後100km走行したらダストがうっすら、300kmも走れば見るからに「あー黒いな」と分かるほどでしたが、低ダストパッドでは300km走っても純正パッドの100km走行時よりもダストが付かない。1500kmぐらい走ってやっと「ちょっと黒いかな?」と思うぐらいです。ホイールの汚れが減るので洗車の時間も大幅短縮。
よく汚れてこれぐらい。上の写真とは大違いですね。
ディスクローターの寿命を延ばすことができる
ブレーキダストはパッドの削れカスだけでなく、大半ディスクローター(銀色の円盤のほう)の削れカスらしいんです。その削れカスが殆ど出ない=ディスクローターが摩耗しないので、交換のタイミングを先延ばしにできます。地味に高いのでここは正直助かってます。
良かったことはここまで!
次は悪かったこと。
止まらない。笑※以下はあくまで個人の感想です。パッドメーカーによってもかなり変わると思います。
純正パッドの時は軽く踏んだだけでもブレーキが結構効いてましたが、低ダストパッドはペダル踏み始め~奥まで踏み込んでも止まらない。ふわふわしたタッチになります。
純正パッドはローターをしっかり挟み、引っ掻いて止めているような感じだとすると、低ダストパッドは「ローターとパッドの間にビニールでも噛んでる?」ってくらいのもの。高速域からだと特に顕著に出ます。
ディスクローターをあまり削っていない=ローターに食いついていない感じがよくわかります。
放熱性が悪い
とにかく熱を持つ。
低ダストパッドはハードなブレーキには完全に向いていません。というか、そもそもの用途がストリート・ワインディングを流す用。とはいえ、街中でも無理したブレーキングを繰り返すと結構パッドから匂いが・・・・笑。
いろいろ書きましたが、結局は材質の違いによるものなんですよね。
ちなみに純正パッドの材質はロースチール(メタル系)、低ダストパッドの材質はNAO(ノン・アスベスト・オーガニック)材。
純正のロースチール材はNAO材に比べダストが出る、ローターが摩耗する。その代わり制動力は高く、耐熱温度も高い。
この材質の違いで「そりゃ効かないよね~」ってなる方はまずNAO材のパッドは入れないですよね。僕はパッド購入時、そこまで調べず制動力そのままでダスト低減!に目がくらみました。笑
ちなみに国産車のほとんどはブレーキパッドはNAO材です。
低ダストが止まらない止まらないと書きましたが、「純正に比べて」です。国産の同等車格の車と低ダストパッドを入れたうちの車を比較すると、そんなに違いはありません。
日本では速度を出してもせいぜい120km/h。対してドイツ車は一部速度無制限区間があり、200km/hオーバーからブレーキをかけるのも当たり前。
ダストも出ない、ローターも減らないある程度効くブレーキを採用する日本車と、汚れや消耗品のサイクルが短くなっても確実にガッツリ止める欧州車。
では日本で欧州車のブレーキ性能は必要なのか?正直オーバースペックだと思います。でも効きが良いに越したことはないと思います。
僕は高速走行がメインだからかもしれませんが、もともとの性能からかなり落としてまでダストを減らすのは・・・自殺行為に近いと思います。
高速域でひやりとした場面でとっさにブレーキをかけた時の差はかなり大きいです。低ダストじゃなきゃもうちょっと余裕で止まれたのに!と思ったことだって何回でもあります。結構強めに踏んだのに全然止まらなくて焦ったこともあります。
だから僕は2度と低ダストパッドを入れるつもりはありません。他社製で評判が良いのも聞きますが、ブレーキダストぐらい毎週掃除すればいいんです。今は何よりも制動力が一番だと思っています。
設計思想が違うんです。諦めて乗りましょ。
今回はあくまでも僕の個人的な意見です。違う意見の方もたくさんいらっしゃいます。街乗りメインだからダストが出なくて効きがある程度で十分。それもわかります。低ダストで十分止まる、という方もいらっしゃいます。
欧州車に乗っていて、低ダストパッドを入れたいなと思っている方。自分の車の使い方を考えたうえで決めることをお勧めします・・・
パッド、まだまだ残っているけど純正パッドに変えようかな・・・・ブレーキローター次は交換しなきゃならないな・・・・笑
この記事見て思い出したのは
若い頃は山道とかカーブの前でブレーキ踏んでカーブから出るとき、アクセルをかなり踏んでそんな運転してたな~
もう60も近いおじさんになると、ガソリン車の場合は
ほとんどエンジンブレーキでブレーキなんて滅多に踏まない
ハイブリッド車になろうもんならディスクを使わない回生ブレーキのフットブレーキは使うけど
もう普通のブレーキはもったいなく感じて滅多に使わない。
そういえば昔はあんな運転してたな~なんて感慨にふけっています。
そりゃアウディー乗るならそんな運転しなきゃもったいないよね~
しかしパッドでそんなにも違いがあるもんなんですね~
汚れるのはパッドじゃなくてディスクの方が削れたものというのは意外でした、勉強になりました。
近所の人で、
某ドイツ車(アウディ以外)のホイールが
このホイールの色・・・???
色やなくてブレーキダストかと
気づいた事があります。
洗車をマメにしないと結構目立ちますね〜
SAIはハイブリッドなので
回生ブレーキが効いてダストは少な目。
で、洗車をサボっておりますが。(^◇^;)
ホイール汚れますよね...(笑)
実は今、お世話になってるお店から低ダストパッドを勧められて迷っていたところだったので大変参考になりました。
欧州車のブレーキの効き方に慣れると、変えた途端に効きが甘くなるのは意外と危ないかも知れませんね(^^;;
自分はべーさんほど高速に乗らないのと、お店の人がほぼ効きは変わらないと言ってたので一度低ダストに変えてみて、合わなかったら純正に戻したいと思います(笑)
パッドでコレほどまでにブレーキの効きが変わったりダストの量が変わりヨゴレが目立たなくなるとは。
確かに欧州車はアルミが汚れてるのが多い印象ですが、原因はブレーキパッドだったんですネ。
欧州車やスポーティな車はブレーキの効きが命ですネ。ミニバンも乗車人数が多いと止まらないと思うことが有ります。とは言え殆どそんな機会ないですが(^^;;
あるあるですねー。
それぞれのメーカーが、採用するパッドに合わせてチューニングしているので、純正がバランスはいいと思います。
パッドを別タイプに変えると、特徴的な性格になる気がしました。
音が激しい製品もあります(笑)
コメント返信遅くなり申し訳ありません。
正直に言いますと、結構無茶な運転してる場面、結構あると思います。苦笑
僕もエンジンブレーキを多用したいのですが、あまり効かないのでほぼ使ってません(笑)
日本車はパッドだけ減らす、輸入車はディスクも減らして制動力アップ!って感じですからね・・・
実際僕も乗るまではパッドだけ減っていると思ってました・・・
コメント返信遅くなり申し訳ありません。
ボディがきれいでもホイールが汚いと一気に印象変わりますからね・・・
実際僕も低ダストにしてから洗車の頻度は下がりました(笑)
回生ブレーキ、うらやましいです・・・
僕もA6 Hybridにすればよかった・・・・とはあまり思いませんが・・・トヨタのハイブリッドよりずいぶん出来が悪いモデルなので。笑
コメント返信遅くなり申し訳ありません。
こちらでお久しぶりですね!笑
効きが甘くなるとは言え、まったく止まらないではないですからね・・・
ダストが出なくてこんなもんか、と思えば納得できないこともないのですが・・・笑
正直言って僕は車をシバいてるほうだと思うので、普通の人は全然低ダストでよかったりするのかも・・・笑
コメント返信遅くなり申し訳ありません。
たかがパッド、されどパッドですね。正直乗るまでなめてました(笑)
ミニバンは重いので、もうちょっと立派なブレーキをつけてくれればあんしんかな・・・とたまに思うこともありますが、よく考えたらそんなに激しい運転ができる車でもないのであれくらいで十分ですかね・・・
コメント返信遅くなり申し訳ありません。
ダストを減らしたいがために何も考えずに変えた結果がこれです。笑
でもいい経験になりました。笑
個人的には純正よりもっと効いてほしいのでブレーキ交換をしないとなると音が出るようなパッドがいいと思うのですが、何せスポーツモデルじゃないのと、ディスクへの攻撃性が高すぎるので考え物です(笑)