ben's camera note

写真日記

タイチの部屋

2019-04-01 | 写真

2018年3月

NIKON F NIKKOR-UD Auto 20mm f3.5 acros



いつからこの部屋がタイチの部屋になったのかは覚えていないけど

家にいるときは中高の思春期をほとんどこの部屋で過ごしたのではないだろうか

同じ年頃のころの僕には自分の部屋というものがなかったので

ちょっと羨ましい気持ちだった

かもしれない


今気づいたのだけど僕は人のことを羨ましいとかそういう嫉妬みたいな感情はぼぼ持っていないのに

子供たちに対してはこの「羨ましいなあ」というような感情が存在するのは何故でしょう

たぶん子供たちにとってのいい状況を一緒に喜んでいるその感情が羨ましいという表現になっているのかも

と、無理矢理答えを出してみた


この写真を撮った日から程なくして

かみさんが容赦も未練もなく

ベッドやら机を解体してさっさと廃棄

ガラ~ンと主のいない寂しい部屋になり

そして今は僕のままごと道具の部屋となり

昨日からは

ここ最近花粉症のせいでデッカイいびきをかいてしまう僕は寝室から追い出され

かみさんの睡眠不足解消のために僕が独りで寝る部屋となっているのです

ただ、僕もかなり夜中に蹴りを入れられていたようなので

二人とも昨日から安眠できるようになったのでこの家庭内別居作戦?は家庭平和のために良かったのだけどね

こうやって家族のカタチって少しづつ変わっていくんでしょうね


そうそう、「平成」の次は「令和」に決まりましたね




 


ちょっとだけ写真に帰ってきた

2019-03-28 | 写真

元安川

NIKON F NIKKOR-N Auto 24mm f2.8 acros

 

 

今年に入って突然に勢いで二つの写真展に参加したというのもあって

久しぶりに暗室やフィル現をやって

写真展で写真の話をしたりして

憑りつかれたように焚き火ばかりやっていた日々から

少し解放されたというか

ちょっとだけ写真に帰って来たかもという兆しが見え始めた

元来二つのことを同時に愉しむという器用なことが出来ないので

それがちょっとした悩みの種だった

よく言われたのは、

キャンプに行って山や川や鳥や自然、はたまた好きな焚き火でも撮ればいいじゃないということだけど

何度かやってみようかなと思ったことはあるのだけど

無理!

そもそも目的をもって写真なんか撮ったことがないので

さあ、自然を撮ろうなんて思うはずもなく

それが、今回の写真展をきっかけに焚き火と写真

もしかしたらいいバランスで愉しめそうな兆しがあるのです

そう、それにまた先日ちょっとした出来事があったのでますます追い風が吹いている今日この頃なのです

 

 

 

 

 


photograph

2019-03-09 | 写真

photograph=「写真」

としたことが日本人の写真感(観)、日本の写真界に与えた影響とかいうことはさておいて

そ~つぎょ~光画のあの人は~♪

なんてそんなあの人には会いたいとは思わないし

ふたりで~光画を撮ろう~♪

なんてなんだか変態プレイぽくて

やっぱり「写真」が良いよね~

我が国独特の写真文化もいいもんだよな~なんて。。。

 

外は最高の青空だというのに花粉が酷くて焚き火にも行けない

だから、

前出のブログで写真の記録性なんて書いてしまったものだからそんなことをふと考えたのでメモ

 

そうそう、エディション展の写真三枚、何を出したのか見に来れなかった写真友達が気になります

と言ってくれるので

 

一枚目はこれです

「新学期」

この写真はものすごいフレアなネガを見てビビった。

で、実際プリントも苦労したのだけど

この記事を見るまで確認してなかったレンズを見ると

ズマール!(笑)

しかも逆光!

なんでこんなレンズ使ったのかね~

 

 

で、二枚目三枚目の写真もこのブログで記事にしていると思いきや

探してもなかった。

あまりにもなんでもない写真だったから記事にできなかったんでしょう(笑)

この二枚です。

 

 

 2015年3月

 

 

 

 

 

2018年3月

 

 やっぱり、伸ばしてプリントして三枚並べてみることで意味が生まれる

細かく見えるし行間も読める

 

写真にこんなセンチメンタルな感情を乗せることができるのも日本的な「写真」感なのかも

僕は悪くはないと思っています

 

 

 

 

 

 

 


ひさ~~~~しぶりの暗室!

2019-02-11 | 写真

いつ以来なのでしょうか?

本当に久しぶりに暗室に籠りました。

先日のライカな写真展の時にエディションの高田先生から

「エディション展間に合いますよ」

みたいな感じで軽ーくジャブをもらってつい売り言葉に買い言葉で(違うか(笑))

「あ、出します」

とは言ったものの結構あれこれバタバタだし

写真脳をどこかに置き去りにしているのにエディション展はだせんじゃろと

いったん白紙にしたのだけど

ライカ写真展の打ち上げのみの時にはOさんから褒め殺し攻撃にあい見事撃沈

これも何年振りかのエディション展出展となったのです

出展の決め手は

出したい!

というテーマというか写真が突然降臨したから

 

薬液高くなってるような、、、

薬液は使いかけが残っていて見ると使えそうな感じだったのだけど

今回出す写真はちゃんと焼きたい写真だったので新調しました

 

 

 

 

暗室作業は思った以上に難航

まず、引き伸ばし機の断線

薬液を準備する前に念のために試してみるとライトがつかない

マジか!

だったけど、配線を工夫してなんとか実家にもう一台の引き伸ばし機をとりに行かずにすんだ

準備も以前は30分くらいでやってたのに1時間以上かかったし

その後もいろいろ失敗やトラブル続出

現像したらなんかピンボケだなと思ったら違うネガ焼いていたり

え~!こんなアンダーネガのは選んでなかったはずと思ってよく見ると

全く焼く予定のなかったネガだったり

そして、三枚とも適正露出のネガがなく、アンダーネガとオーバーネガどっちもあるとう

久々に焼くには厳しい状況

こんなでは出展できないというレベルのプリントを見て愕然

時間は過ぎるし

これはもうドタキャンしかないと本気で思いました

そうそう、最初に苦労して焼いた逆行フレアの写真がよく見ると右上の方が微妙ににじんでいたので

イーゼルの押さえが悪いのが原因と考えて手で押さえてやってもやっぱりにじむ

仕方ないので次のプリントにかかってみると今度はにじまない

イーゼルの不具合ではないことがわかってまあ良かったのだけど

原因は。。。

そう、写真がイーゼルに微妙におさまってなかったという単純なミス

老眼で見えないのです。。。(涙)

一応残りの二枚をやって(これも苦労しました)

さて、一枚目どうしよう?

あの程度のにじみなら許せる範囲だけど。。。

ここで負けませんでした

やっぱり気になるふちのにじみ

焼き直しじゃ!

後の二枚でだいぶ感が戻ってきたので

ここは5号フィルターでガツンと攻めて決めに行こうではないですか

ということで無事、自分的になんとか出展してもいいレベルのプリントができました

いや~なんか達成感ありましたね

やっぱり暗室作業は愉しい

昼飯も食わず、お風呂暗室で冬の冷たい水で足を凍らせながら約4時間集中してへとへと

 

 

 

 

それと感じたのはしばらく銀塩写真に触れずインスタやらデジタル画像ばかり見ていたせいか

銀塩モノクロ写真の粒子というか久々に見て違和感がありました

やってくうちに戻ってきたけど

以前はデジタルの冷たいシャープさに違和感があったのに。。。

人間の目、脳って面白いなと思ったね

銀塩モノクロ暗室作業はやっぱり愉しい

この愉しさはなんなんだろう。。。

 

 

 

 

大きな満足感に乾杯!

向こうに変なの写ってますが

あのとおりミサキは相変わらずです

明日はバレンタインチョコ作りの助手を命じられているので外出禁止(涙)

 

 

 

調子に乗って飲みすぎてうたた寝

 

 

 

 

興奮していたのか朝4時頃からも目が覚めて

珍しくもう寝られないので起きてフラットニング!

こうなればもう巨匠の力をかりるべく写真集でフラットニング

 

フラットニング終了までまた一週間後に会いましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ライカのキズ

2019-01-31 | 写真

 

 

 

 

 

 

M3、M4共にグッタペルカ欠けてから久しい。

以前だったらこりゃ大変!とすぐに補修に出していたところだけど。

もう治さないことにしました。

一緒に老いることに決めたのです。

どっちが先にくたばるか競争です。

と、ライカな写真展のおかげで少し写真に帰ってきた気がしている今日この頃です。

 

何気に初めてのスマホ投稿!

でした(笑)

 

 

 


紙にする

2017-08-12 | 写真

やろうやろうと思いつつやっていなかったことの一つ

このブログの書籍化

gooブログには書籍化サービスがあって

子供の記録だけでも紙にしておきたかった

いろいろ考えると面倒でまたやらずに時が過ぎそうだったので

カテゴリーの「家族のこと」をピックアップして

誤字脱字チェックもなしにエイヤー!でやった

400ページ超えで結構高くついたけどやってよかった

と言っても、たぶんまだ半分以下

残り半分も勢いでやってしまおう

ミサキが見つけて読んでいたけど

面白い!と褒めてくれたのでもうそれだけで良かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 


25

2017-06-20 | 写真

Leica M4 elmar 3.5cm f3.5 acros

元安川

 

 

 

 

今朝も散歩した

光のまわりのいい曇った朝だった

歩き始めてすぐにこの光に似合う場面に出会いシャッターを切った

幸先がいい

フィルムカウンターを見ると30

野球でいえば最終回くらいか

しばらくしてすぐに15mくらい先の景色に眼が反応した

でもいくつかの理由でシャッターを切らずに通り過ぎた

僕は見たものに反応して反射的に写真を撮るタイプなので

撮った後に「何故それを撮ったのか」

を考えるし、それが愉しい

今のは撮らなかったので「何故それを撮りたくなったのか」を考た

それが明確になってくると

しまった!あれは撮るべきものだし撮ることが可能なものだった

ということがわかって一気に後悔の念につつまれた

やっぱり普段から撮ってないとこういうことになる

素振りというかアイドリングというかそれをやっていないと感覚が錆びついてしまう

でも、同時に思ったのは

この残念な気持ちは

いい写真を撮りたい欲があるから

そうか、これは非常にいい傾向だ!

と100m過ぎたころにはそう思っている自分は

なんと幸せなヤツなんだろう

と、とっても前向きで能天気な自分を再確認した朝だった

 

 

 

 

 


116

2016-10-17 | 写真

Rollei 35 Carl Zeiss Tessar 40mm f3.5 acros

基町クレド

 

 

 

 

あらためて自分のブログを眺めてみるとやっぱりたいていは

何処かに人がいる

意識して人を撮ろうと思っているわけではなく

理由はよくわからない

先日の写真展はのメインの壁11枚に人っ子ひとりいなかったのは

かなり特別なことだったんだなと

あらためてそう思った

 

 

 

 

 


113

2016-10-14 | 写真

OLYMPUS XA  F・ZUIKO 35mm f2.8 acros

南大橋




6:30 am

スナップ写真とかキャンデッドフォトとか

そんなこと言うと聞こえはいいけど

撮ってる姿を想像すると普通に盗撮

物陰に隠れて望遠レンズで狙い撃ちしてないのが

せめてもの救い










109

2016-10-04 | 写真

Leica M4 elmar 3.5cm f3.5 acros

中区中央公園

 

 

 

 

今回の展示はSHAMROCK 10周年記念イベントであるということと

ギャラリーオニカイのドライフラワーの中で写真を並べるということで

お祝いとコラボという感覚で写真を選んだ

なので、メインの壁の11点はすべて木や空や鳥や花や雲や、

まさに街の中のオアシス的存在のSHAMROCKと同じように街の中の自然が写っている写真で

人は一切写っていない

僕の写真にはたいてい人が入っているのでセレクトにはかなり難航したけど

そんなセレクトが結構新鮮だったし見てくれた方の感想も楽しみの一つになった

案の定、いつもと違いますねとか、心境の変化?とかそんな風に感じた方もいらっしゃった

でも、やっぱり我慢できなくて何か物足りなくて12枚目はいつもの感じのこの写真をセレクト

するといきなりSHAMROCKスタッフのOさんから僕はこれがダントツです、と

若い人にそう言われたことは意外に思って面白かった

そして今回の展ではめずらしくタイトルらしきものもつけていてこの写真は

「life」

50を目前にするとこんな感じの絵(イメージ)が見えてくるんだなと思った(笑)

そしてこの写真はもうじきこの「life」をプラスのイメージで感じてくれた方の玄関に飾られる予定

いい仕事しろよ