初めての出産で、子である息子。
27年経った今でも鮮明に思い出せます。
それほど衝撃と感動が混ざるような経験はそれまで自分の中では
なかったから余計になのかも
しれません。
子育て中、息子は
「寝ない・食べない・喋らない」の三拍子揃った子供でした。
3歳まで夜泣きは毎晩、言葉が遅くオムツもなかなかとれません。食も細く周りからは、ちゃんと食べさせているのかと言われることなんてしょっちゅうでした。
当時の育児情報やまわりの子の
成長過程と比べてもまったく参考になりませんでした。
とにかくずっと焦っていたような気がします。
この状況を救ってくれた?のが
私の場合は意外にも娘の誕生です。
もう一人増えると大変と思いきや
断然楽になったのです。
気持ちの部分がです。
2歳違いの娘の育児は180度違いました。
よく寝て夜泣きは皆無、よく食べて体重も食べたぶんだけ増えていく、そして1歳になる前に喋りだしたのです。
そうか、成長のスピードってひとりひとり違うんだという当たり前のことにようやく気がつくのです。
そんな息子も大学を卒業すると
夫と同じ仕事を選びました。
何十人といた同期は次々と転職する中、夫をみているからかそれとも打算的になっているのかそれでもなんとか踏ん張っています。
毎日、同じことの繰り返しを
淡々とやってのける息子は
偉いです。
かなり甘い評価ですが。
親として願うことは
とにかく元気でいてほしいということだけです。