98年発売のバイオハザード2を見事にファンの期待を裏切ることなくリメイクしてくれました。某ゲーム会社は同年代の傑作をリメイク中ですが、ああでもないこうでもないときっと何年もかかるでしょうけど、今作「RE:2」は7で使用したカプコン内製の次世代ゲームエンジン「RE ENGINE(アールイーエンジン)」を使ってわずか3年ほどでこの傑作を完成させたのですから、見習ってほしいです。時間をかければいいものができるわけではない事を立証してくれた例であり、今後発売されるリメイク作品は絶対にこの「RE:2」と比べられると思います。
大ヒットゲームのリメイクとなると賛否分かれるものですが、これはオリジナル版の世界観を損なわず、ストーリーも大きな変更はせず、マップを現実的に変更したり、ストーリーや登場人物のディティールをより掘り下げることにより、名作のオリジナル版をより進化させたと思いました。
1周クリアした感想ですが、ゲームプレイは適度に難しいという絶妙なバランスです。ゾンビといえば、バイオシリーズでは代名詞ではありますが、4以降、寄生虫が出てきたりカビ、モールデッドといったこの20年でかなり進化してきて、もはや雑魚キャラという印象をお持ちかと思われますが、今作より原点回帰でゾンビがまた恐怖の対象へと変貌しています。というのは、プレイヤーの回避行動がほぼほぼとれないため、ナイフや閃光手榴弾のようなアシスト武器がない状態だと噛まれたらただただダメージを食らうしかない。しかもそのダメージが大きい。難易度ノーマルですら、グリーンの状態から2噛みくらいでオレンジになります。ナイフもリアリティの追求で使えば使うほど刃こぼれを起こし、使えなくなります。ハンドガンもヘッドショットしたとしても1発では倒れず、3~4発頭に入れないと倒れません。硬い敵だとそこからさらに起き上がってきます。そんなゾンビがうようよいるのに、2の敵キャラの代名詞と呼ぶべきリッカーがいるわけですから、バイオ初心者なら難易度ノーマルを選んでも体感はハードコアだと思います。
謎解きも7から感覚を取り戻したかのように「そうそう、バイオってこういうリアリティとは相反した謎解きだよね」っていうギミックをいたるところに仕込んでいます。しかも「これってあの場所に使うんだ」ってすぐひらめくことができるように絶妙に配置されているので気づくのが楽しい。警察署がもはやからくり屋敷と化しています。もしゾンビが襲ってこなかったら職員たちはどう行き来してたんだと思うくらいです。あと、車のインテリジェントキー(キーのボタンを押したら遠隔操作でドアロック解除)が出てくるのですが、これって98年の時代設定だったよなぁ…と思いながらケロベロスに噛まれていました。でもそんなの気にしません。ハーブや救急スプレーが署内に点在しているのにマービンに一つも使わないところとか気にしません。
アクション重視の5やストーリーのテンポ感やドラマティックな演出の6なんかよりファンはこういう「探索が楽しいバイオ」を待っていたんだと思わせてくれます。懐かしくも新しい、ぜひともこの路線で進んでいってほしい、昔のバイオファンの心を再び掴んだ作品だと思います。
デメリットは強いていうなら、先にも述べましたが敵に噛まれたときに抵抗できないところですかね。走ることはできますが、リベレーションズ2や6のようにあそこまで早く走れません。なのでリッカーにすぐ追いつかれて攻撃されるのはなんともストレスですね。終始薄暗い雰囲気で十分怖さは演出できていると思うので、アップデートで4くらいの簡単なアクションコマンドを使えるようにしてほしいです。もしくは、ヘッドショット決まれば一撃で死んでもらえるとありがたいです。ハンドガンの弾がここまで足りないバイオはほんとに久々です。
オリジナルに忠実と言いましたが、今作はせっかくスタッフが精魂込めて作ったラクーンシティのマップ、それを数時間でクリアされてポイっとされてはせっかくの努力も水の泡ということで、何周も、何度も遊べる作り方をしています。たっぷり遊べるのでご安心を。
そして、初回限定版に付いている特別武器「サムライエッジ」ですが、ぶっちゃけ強くはないです。ファンアイテムですね。最初から持っているハンドガンはのちに専用カスタムパーツで強化できるのですぐに要らなくなります。初回限定版を買い逃したらのちに有料DLCとして販売されるみたいですので、二度と手に入らないというわけではなさそうです。日本版Z Version(グロテスクヴァージョン)」はYouTube等で観る限り、海外版に比べたら言うほどグロくはないですね。
せっかく作ったラクーンシティのマップとRE:ENGINEがあるんですから、ぜひともすぐに「3」のリメイク製作に入ってほしいです。「RE:2」は確実に売れますから「RE:3」も大ヒットが約束されています。リアルになったジルとネメシスをぜひ拝みたいですね。タイラントが延々と追いかけてくるのは「RE:3」でやってくださいと思いました。
大ヒットゲームのリメイクとなると賛否分かれるものですが、これはオリジナル版の世界観を損なわず、ストーリーも大きな変更はせず、マップを現実的に変更したり、ストーリーや登場人物のディティールをより掘り下げることにより、名作のオリジナル版をより進化させたと思いました。
1周クリアした感想ですが、ゲームプレイは適度に難しいという絶妙なバランスです。ゾンビといえば、バイオシリーズでは代名詞ではありますが、4以降、寄生虫が出てきたりカビ、モールデッドといったこの20年でかなり進化してきて、もはや雑魚キャラという印象をお持ちかと思われますが、今作より原点回帰でゾンビがまた恐怖の対象へと変貌しています。というのは、プレイヤーの回避行動がほぼほぼとれないため、ナイフや閃光手榴弾のようなアシスト武器がない状態だと噛まれたらただただダメージを食らうしかない。しかもそのダメージが大きい。難易度ノーマルですら、グリーンの状態から2噛みくらいでオレンジになります。ナイフもリアリティの追求で使えば使うほど刃こぼれを起こし、使えなくなります。ハンドガンもヘッドショットしたとしても1発では倒れず、3~4発頭に入れないと倒れません。硬い敵だとそこからさらに起き上がってきます。そんなゾンビがうようよいるのに、2の敵キャラの代名詞と呼ぶべきリッカーがいるわけですから、バイオ初心者なら難易度ノーマルを選んでも体感はハードコアだと思います。
謎解きも7から感覚を取り戻したかのように「そうそう、バイオってこういうリアリティとは相反した謎解きだよね」っていうギミックをいたるところに仕込んでいます。しかも「これってあの場所に使うんだ」ってすぐひらめくことができるように絶妙に配置されているので気づくのが楽しい。警察署がもはやからくり屋敷と化しています。もしゾンビが襲ってこなかったら職員たちはどう行き来してたんだと思うくらいです。あと、車のインテリジェントキー(キーのボタンを押したら遠隔操作でドアロック解除)が出てくるのですが、これって98年の時代設定だったよなぁ…と思いながらケロベロスに噛まれていました。でもそんなの気にしません。ハーブや救急スプレーが署内に点在しているのにマービンに一つも使わないところとか気にしません。
アクション重視の5やストーリーのテンポ感やドラマティックな演出の6なんかよりファンはこういう「探索が楽しいバイオ」を待っていたんだと思わせてくれます。懐かしくも新しい、ぜひともこの路線で進んでいってほしい、昔のバイオファンの心を再び掴んだ作品だと思います。
デメリットは強いていうなら、先にも述べましたが敵に噛まれたときに抵抗できないところですかね。走ることはできますが、リベレーションズ2や6のようにあそこまで早く走れません。なのでリッカーにすぐ追いつかれて攻撃されるのはなんともストレスですね。終始薄暗い雰囲気で十分怖さは演出できていると思うので、アップデートで4くらいの簡単なアクションコマンドを使えるようにしてほしいです。もしくは、ヘッドショット決まれば一撃で死んでもらえるとありがたいです。ハンドガンの弾がここまで足りないバイオはほんとに久々です。
オリジナルに忠実と言いましたが、今作はせっかくスタッフが精魂込めて作ったラクーンシティのマップ、それを数時間でクリアされてポイっとされてはせっかくの努力も水の泡ということで、何周も、何度も遊べる作り方をしています。たっぷり遊べるのでご安心を。
そして、初回限定版に付いている特別武器「サムライエッジ」ですが、ぶっちゃけ強くはないです。ファンアイテムですね。最初から持っているハンドガンはのちに専用カスタムパーツで強化できるのですぐに要らなくなります。初回限定版を買い逃したらのちに有料DLCとして販売されるみたいですので、二度と手に入らないというわけではなさそうです。日本版Z Version(グロテスクヴァージョン)」はYouTube等で観る限り、海外版に比べたら言うほどグロくはないですね。
せっかく作ったラクーンシティのマップとRE:ENGINEがあるんですから、ぜひともすぐに「3」のリメイク製作に入ってほしいです。「RE:2」は確実に売れますから「RE:3」も大ヒットが約束されています。リアルになったジルとネメシスをぜひ拝みたいですね。タイラントが延々と追いかけてくるのは「RE:3」でやってくださいと思いました。