今日の日経に坂口安吾が織田作之助の死の翌日に書いた追悼文が発見されたとありました。
蟷螂は大の織田作ファン。中でも『競馬』は俊作で、今読み返しても決して錆びない超一流の作品だと思っています。
坂口の織田作は谷崎以上は少し褒めすぎですが、蟷螂は33歳という若さで夭逝した織田は、ストーリーテラーとしての資質は村上ハルキ以上であることは間違いありません。
織田の全集の解説文を吉行淳之介が書いていますが、やはり『競馬』を推奨しています。あるうだつの上がらない三高生がカフェの女給に入れあげ、ようやくのことで所帯を持ちますが、その女房も乳がんを患い痛みで叫びながら死んでしまい、悲しみを忘れるように競馬にはまっていく純情な男が、最後には小倉競馬で恋仇と大穴を当てて抱き合うという話です。
競馬ファンならば一読をお勧めします。
今日、一枚のハガキが届き、田原町の火災保険料が結局落ちなかったので、振り込めというバカなハガキでした。
ん?たしかにハンコを一つ押し忘れた当方にも非がありますが、押し直して送っていたのに意外です。
そこで振り込み用紙を持って同居人が郵便局へ納めに行くと!
10万円以上は振り込ませないといわれたそうです。31万はたしかに大金ですが、じゃあどうやって?代理店に直接持っていかなければならないの?
銀行でもNGだそうです。結局コンビニで収入印紙を貼ってもらって払いました。
これ、おかしくありませんか?31万もコンビニで振り込めるって。ネットバンクでも蟷螂は心臓手術代の380万を一昨年振り込んでいます。
対面の郵便局と銀行が10万以上は振り込まさせない。
絶対的な矛盾です。その上ネットバンクでは大金が行き来しています。
郵便局や銀行などの対面が一番たしかな振り込み方法で、ネットやコンビニこそ制限をかけるべきではないでしょうか?
今日も獺祭の酒粕と味噌を入れた石狩鍋でした。大根は厚切りの方が美味しいです。鮭は軽い塩鮭がいいでしょう。ホタテを入れると味が締まります。シメの麺類はラーメンよりも太めのうどんがお勧めです。
もうすぐ同居人の除細動。
成功を祈っています。