またしても井上の試合は有料サイトでしか放送されないらしい。
LeminoはNTTdocomoの有料動画サイトらしいけど、WOWOWは無理にしても、せめてamazon primeで放映してほしかった。
もう二度と尚弥の試合を地上波のリアルタイムで見ることはできないのだろうか。
ボクシングはいつからマイナーなスポーツになったのだろう。
大谷の1000億は話題になっても、尚弥の6憶は話題にならない。
円の価値が下がっているからか、はたまたアメリカのドルが強くなりすぎたからかわからない。
有馬記念の1着賞金は5億円。
同居人がポツリと漏らしました。
『ねぇ、ひと口馬主って馬主席に入れるの』
もと馬券売り場のオバちゃんをしていた同居人は興味があるみたいです。
『よほど口数を持っていないと無理だね』
以前勤めていた会社の、とってもとってもお世話になった部長が、友〇ホースクラブに出入りしていて、何度かお供でお付き合いしていました。
北海道の牧場周辺マップを受注して納めに行っていたのです。
今から50年前、お茶の水の鉛筆みたいに細いビルの、エレベーターなしの2階だったと思います。
階段には所属している馬の写真が掲げてぁり、みんな走りそうな馬だったけど、名前を知っている馬は一頭もいませんでした。
大量の地図を運ぶには、結核の手術でろっ骨を何本を取っている部長にとっては苦痛だったでしょう。
その都度他のセクションの部下がお手伝いするという構図です。
ライトバンの後ろに荷物を積んで4人がかりです。
若かったし、店の手伝いである程度体力があったから苦にはなりませんでした。
そんな部長が社長と喧嘩をして会社を飛び出し、原野商法のマップを納める会社を立ち上げたのは50年近く前の事でしょうか。
なにせ夕方になるとデスクの袖抽斗からサントリーのダルマを出して、コップに並々注いで一気に飲み干すという、豪快な部長でしたが、そのせいか結核に糖尿、肝硬変まで抱え込み、戸板に乗せて近所の病院に運び込まれることも何回かあったので、会社も引き止めませんでした。
その翌年、会社の新年会に出席すると、『ボソボソヒソヒソ』とみんなが話をしています。
何も知らなかった蟷螂が、部長の下で働いていた課長にそれとなく聞くと、『部長が死んだ』というではありませんか。
え・・・部長からの年賀状は届いていたのに・・・
蟷螂は絶句しました。
新年会も早々と解散になり、有志で部長の霊前に駆け付けました。
話を聞けば、大晦日に集金に行った業者がソファに横たわっている部長を見たけれど、業者の上司が『○○の社長は酔っぱらっていることが多いから』と聞かされていたので、そのままにして帰って来たそうです。
静脈瘤破裂による吐血死でした。
正月になっても一向に帰宅しない部長を見に家族が会社の一室へ行くと、暖房のせいで少し腐敗が進んでいたそうです。
年賀状を書いて、誰かに投函するように頼んだのでしょう。
会社を興してピンで仕事を始めたので、きっと朝から一日中酒浸りだったのでしょう。
あの年の事は未だに心の傷となって残っています。
部長を追い出して後釜に座った人も、ちょっとクセが強く、部長の死後しばらくして蟷螂はその会社を去り、他人の口車に乗ってとんでもない会社へ転職したのは、今から38年前の事です。
有馬記念と馬主の話からわき道にそれましたが、今やひと口馬主は百花繚乱花盛り、孫のいない同居人がその気になるのも分かります。
『それで有馬はどれがいい?』
日経の馬柱を同居人に見せて聞きました。
『ディープボンドだね』
へ・・・
ハラッパだよ。
複勝(同居人は複勝とワイド好き)でも買う気かな?