蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って19年モットーは是々非々の団塊世代です。

異変

2020-04-23 13:03:33 | 徒然

最近テレビを見ていて思ったことがあります。

それは『主治医が見つかる診療所』などの、いわゆる健康番組をまったく見なくなったということです。

さすがに出演していた先生方も忙しいんでしょう。

あるいは良心が咎めたのでしょうか。

またはバツが悪いから?

なかには強かに新型コロナウイルスの解説者としてテレビに出続けている人もいますが、ニュースを解説する医師の顔ぶれは、バラエティの健康番組の出演者とガラッと変わっています。

善悪は別にして、報道番組の解説者にいつも見ている先生が出てくると、少し心が和むのに。

専門外といってしり込みする先生や、忙しいと断る先生もいると思いますが、木で鼻をくくったような答えしか出てこない、お国の『御用医者』よりは親近感があるので、ぜひ解説者として顔を見せてほしいと思います。

報道番組のギャラが安いから出てこない?

赤紙と称する医者への召喚状がニュースで紹介されていました。

比較的余裕のある医者に、最前線である感染症専門病院での勤務を要請するお手紙が届いているというのです。

『それなりの給与さえ保証してくれれば』

と答えている医者の顔出しNGのコメントがありました。

医は仁術は死語になりました。

蟷螂の曽祖父は福井の寒村(三国)で医師をしていました。

赤貧洗うがごとくの生活で、最期は患者からうつった結核で死んだそうです。

もともと福井藩の御殿医だったそうですが、定かなことは一切不明です。

ただ、北国の貧しい寒村だったため、治療費を払えない患者が多く、曽祖父の家計は火の車、それに懲りた曽祖父は、奈良女子高等師範学校へ進んだ祖母を商家に嫁がせたほどです。

医は仁術で生きてきて、自らの死期が近づいて、はたと医は算術だと気が付いたのでしょう。

東京の神田鍛冶町で医科の印刷物を専門に扱う印刷屋の旦那と、伝手を頼って見合いをさせたのです。

今、新型コロナウイルスに立ち向かっている医療関係者は、『医療崩壊』という錦の御旗の下で、検査をしないさせない方針を前面に押し出していますが、『医は仁術』の精神と解離していないか、お聞きしたいものです。

いまの召集令状は、昔ほど重くありません。

なにしろ罰則規定がありませんから。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 薬局へ | トップ | ミヤネ屋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。