
(弘法大師)
足利その2
足利学校からどこか懐かしい石畳の
散歩道を歩くと、鑁阿寺(ばんなじ)
があります。

鑁阿寺は真言宗大日派の本山です。
もともとは12世紀半ば、足利氏の
祖・源義康がこの地に居館(足利氏
館)を構えたことに始まります。

(足利尊氏)
敷地は約4千平方メートル。
鎌倉時代前後の武家屋敷(平城)の
面影を伝えています。
1196(建久7)年足利義兼が、
自宅である居館に大日如来を奉納
した持仏堂を建立。

(本堂)
1299(正安元)年足利尊氏の父
貞氏が、本堂を再建しました。
当時最新の禅宗様建築を取り入れて
います。
足利は古くから「そばが旨い」と
いわれています。
足利の水がそばに適してるのでしょう
か。

戦後「近代蕎麦の始祖」「蕎麦聖」
などと呼ばれた片倉康雄氏が、
昭和29年に足利で「一茶庵」を
再開しました。
以来多くのそば通やそば打ち職人
たちが「一茶庵」を訪れるように
なりました。
「足利詣で」といわれました。

一茶庵本店は各地にある一茶庵系の
頂点となる店。
繊細で上品な味わいのそばでした。