2024年のノーベル物理学賞を受賞
したトロント大学のジェフリー・ヒント
ン氏はAIと人類の未来を語っています。
2023年にそれまで約10年勤めた
米グーグルを突如退職し、AIの脅威に
ついて語り始めました。
「デジタル知能は生物学的知能に取っ
て代わるか」という問いに対し、同氏は
ほぼ確実にイエスだと結論づけています。
同氏は2つの大きなリスクがあるとみて
います。1つ目は、悪人がコンピューター
に悪い目標を与え、大量の偽情報拡散や
生物テロ、サイバー戦争、殺人ロボット
といった悪い目的のために使うこと。
2つ目は、AIモデルが危険な形で「進
化」し、他者をコントロールする志向性
を持つようになること。
AIなどが今後20年で人類を絶滅させ
る確率が10%あるといいます。
さらにヒントン氏は、安全性の問題に
専念するAI研究者の割合を現在の1%か
ら30%に引き上げるべきだと説いてい
ます。
(参考;日本経済新聞2024・3・4、
同2024・3・10「テクノ新世」)
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