挑戦のグレープフルー2(ツ)

ある日突然、自分が心筋梗塞に!更に大腸癌の発症。病気を通じて知った人の温かさ・冷たさ!私は決して、あきらめない。

私の病気そして復活の日

2006-04-29 00:07:32 | 病気
昨年、親友の墓参りが出来ず、親友の大病への警告と、後に
なって考えたことは前回記した。今年のやつの命日は、
無事、墓参りができた。

お墓でやつにいったこと!それは、「ありがとう。本当に
ありがとう」との感謝の気持ち。それを声に出していった。

その後、やつのご両親の家へ、近況報告。黙っていよう
とおもったが、お会いして玄関で迎えてくれた最初の
言葉が、「どうしたの?○○ちゃん。そんなにやせちゃって!
病気でもしたの?」でした。

すべてを話した。大丈夫。心配ない。○○の分まで、しっかりと生きてね。
といってくれた。「はい」もう大丈夫です。

チャイムが鳴った!もう一人のお客さんが尋ねてきた。昔トリオで音楽を
やっていたもう1人のやつだった。
私達は高校時代にバンドをやっており、そのときのメンバーが親友と私と
尋ねてきたもう一人。

久しぶりの再会に思わず、涙がこみ
あげだ。

○○ちゃん。久しぶり!と私。向こうも言葉にならなかった。しばらく
話が弾み、あっとゆうまに4時間が経過。別れを惜しみながら、
またの再会を誓いあった。

車に乗って発進直後、息子から電話。「パパ足のサイズは?」
「26cmだけど、なんで」「・・・・」ブチと切れた。

家に帰った時、息子が私の部屋へ。
「今日はパパの親友の○○さんの命日!失ったものは大きいけど、
得るものもこれからたくさんあるよ!」と私に大きな袋を渡した。

「なんだ?」開けてみると、そうバスケットシューズ。
私は息子のおあがりでやっていた。息子のおあがりバスケットシューズ!
息子が骨折をした時のバスケットシューズ!息子から嫌な流れをとりたく
私が自ら履いていたバスケットシューズであった。
けど、あのバスケットシューズを履いていると、いつも息子といっしょに
戦っている気がして!同じ喜び・悔しさをいつまでも、共感できる
気がして!ずっと履いていた。さすがに、くたびれてきたのを見るに
みかねて、息子からのプレゼント。もう直ぐ私も4?歳の誕生日。
親友は5月2日、私は5月15日。「これを履いてがんばって!
○○さんの分まで!」と息子。

今日のやつの命日に
私への誕生日前の先渡しプレゼント!
しばらく言葉がでなかった「・・・・・・」

「ありがとう!大事にするよ!」と私!「うん」といって
そそくさと自分の部屋へいった息子。

長いトンネルから抜け出したような感じがした。いつの間にか、
成長している息子。
高校の厳しい練習に耐え、怪我に苦しみ、スタメンを落とされ、
それでも、自分を信じてがんばっている息子。

息子が中学時代、1年生大会で3回戦で惨敗。2年生大会2ヶ月前
骨折。やっと調整で間に合い、出た大会これまた3回戦で惨敗。
バスケ好き・キャプテンとういう重責から、先生やコーチの私が
いなときも、練習メニューに息を抜かない彼のやり方。これに部員が
反発。いつの間にか、一人ぼっちに。「みんなわかってくれない!」
と家で泣き崩れた、息子。
私がいった。「弱いからだ。強くなれば必ずチームは変わる。そして
お前の気持ちも絶対にわかってくれる」「パパが必ず強くしてやる。
県制覇だ○○!」涙を流しならがら、深く深くうなずく息子。
また、「親子で同じ目標に向かって戦えるなんて幸せじゃないか?」
ともいった。息子がしだいに元気を取り戻して言った。

3年の春の大会。我中学は、4回戦を突破し、5年ぶりの県大会出場
を果たした。さらにその大会で、地区大会3位のチームを撃破!ついに
ベスト3となった。子供達は大喜び。あの時「みんなわかってくれ
ない!」と涙した息子の姿はそこにはなかった。そこにあったのは、
実力でもぎとった自信に満ち溢れたキャプテンとしての顔であった。

息子からのプレゼントをみて、その光景がよみがえった。
また、僕達の時のように、後輩達を強くして!というメッセージ
がこめられていると深く感じた。

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私の夢は1度書いた。そのブログに息子とのこと。とあったが
具体的には書かなかった。

それは、息子と最強の社会人バスケチームと作ること。そして
今まで実力があるのに、開花しなかったメンバーを主にその実力を
私が覚醒させて、彼らに自信を、そして同じ苦しみを味わっている
子供達に夢を・・・!それが私の夢だったのだ。
あわよくば、親子でプレーしたかった。でも、私の体ではもう無理。
だから、思いは強くなった。必ず今年立ち上げるつもりであり、既に
私の先輩方とも具体的な話を詰める段階となっている。
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ありがたくてこみあげる涙をこらえて、「ありがとう」といって即履き、
部屋でジャンプシュートのフォームを・・・!おどけてみせて、ごまかす
私。そうじゃないと、嬉しくて涙が止まらない。

息子を呼び、私が言った。
お前の能力は、なんといってもそのジャンプ力と運動能力。
それをもってすれば、必ずやよい結果がでる。
コーチとしていう。お前が強い!絶対に強い!
これは欲目ではない。私がコーチなら、スタメンで起用する。

息子は、にやっとして、明日も練習試合。3pシュート
10本決めてやる!と自信ありげで答えた。
頼もしいことば。私の栄養剤だ!

息子からの私には、もったいないプレゼントは、即写真にしてブログで公開。

誉めてやってください。学校では1度も誉められないやつ。
口数が少なく、荒削りだが、気持ちの優しい子に成長した。
私は息子を誉めます。親としてではなく、人間として!
私にはもったいない息子。

「ありがとう」「ありがとう」何度言っても足りない日。
「ありがとう」「ありがとう」

私の第2人生が、スタートした日。そのスタートの合図を
息子がしてくれた「感謝の日」と私はこれから位置づける
つもりだ。