アニメちいかわ『黒い流れ星』の話
黒い流れ星に願い事をすると、
叶うけれど、なんか嫌な気持ちになるんだって。
ちいかわが友人たちとの平和な日常を
「こんな日がずっと続けばいいのに」と
願ったのを、黒い流れ星が叶えてしまう話
数日間の日常が、ループし始める
主人公ちいかわしか気付いていない
1度目は友人からデジャブってやつじゃない?と言われ納得
2度目は予知能力があるよ!すごい!と
誉められ有頂天
3度目からはさすがにおかしいと気付き
友人が言ってた黒い流れ星のせいだとわかる
不安や困難しかないわからない未来より
楽しかった日常がループするほうが
ハッピーでしょ!
流れ星の言い分に、一瞬確かに…と
思いながらも
将来なりたいもの、達成したいこと…
つらい事があったって未来に進みたい!と
黒い流れ星に立ち向かうことを決意する
まずは、友人たちに未来がなくなると相談
一緒に流れ星に「ループやめて下さい」と
お願いするも通じず
ループの初めに戻るタイミングの前夜に
友人たちが心配して「今晩は一緒にいるよ!特別なお泊まり会だね、ドキドキする」
なんて笑い合ってるうちにみんな眠くなり
朝、目覚めたちいかわの側には誰もいない
ループ初日の野原に緊張しながら向かうと
そこに来た友人の第一声は、やっぱり
あの日に戻った…とわかるものだった
一緒に立ち向かおうとしてくれた友人たち
はもういない、誰も頼れないんだという
絶望感のなか、今日は写真を撮るから
ポーズして!
友人の言葉に悲しみの涙を流しながら
カメラに向かって笑顔を作るちいかわ
いつもちいかわ宅で、友人たちが協力して
くれる草むしり検定のための勉強会
受験日がこないなら勉強する意味もない…
絶望しきって、もう勉強はしないという
ちいかわに
「な(んで!?)…どうしたの?」
大粒の涙で、うつむいたままのちいかわ
「美味しいものでも食べに行く?」
「インターネットのところで怖い話見る?」
泣いているばかり
「また来るね、またね」
インターネットという言葉をヒントに
黒い流れ星の撃退法を検索するちいかわ
大掃除に使う、ゴム手袋が必要な強めの
洗剤に漬けるという口コミで、
流れ星を見事撃退
友人が気になってまた来てくれた
「勉強、やめないでって思ったけど
本当につらかったらいいと思う、やめても」
照れて足で地面を蹴りながら
そう言ってくれる友人の優しさに
ウルウルした瞳で、首を横に振って
やめないと伝える
翌朝、ループの日々にはなかった雨。
ループ初日の野原にまた緊張しながら向かう
友人たちが来た、カメラは無いのかと聞く
「今日はカメラ持ってきてないよ。
昨日は楽しかったね、勉強会」
ループの日々とは別の新たな日が始まった
跳び跳ね泣いて喜ふ。
「どうしたの? ねぇねぇ、またやろうね
勉強会、また問題出すよ、ねっ!」
本当につらかったらやめていいと言った
友人をふと思い出す
あの時間軸の友人はもういないけれど、
どんな時も寄り添ってくれる友人たちに
いつもありがとうと感謝を伝えるちいかわ
「えぇ?どうしたの急に。
こちらこそ、ありがとういつも」
顔を赤らめ、照れながら友人も答えた
今回の黒い流れ星編で思ったこと
不安や困難があるかもしれない未来でも
何があるかわからないからこそ希望もあり
前に進みたいと思える
幸せな日常はありがたいが、しんどい日も
あってこそ、その幸せな日はより尊い
自分はこう考えるけれど、
あなたがそう思うならそれもいいと思うと
相手を尊重し、寄り添う気持ちの温かさ
ちいかわが絶望で泣きながらカメラに笑う
描写を見て、可哀想すぎて私の涙か止まらなくなり、夫に小倉さんが亡くなった
(その日のニュース)から泣いているの?
と聞かれる始末
化粧が崩れる
出勤日じゃなくて良かった…