父が亡くなった。
今まで養護施設で世話してもらって、兄弟で月一回くらいで見に行っていたけれど、だんだん小さくなっていった。
それでももう少しがんばってくれると思っていたのに。
一週間くらい前にちょっと熱が出て、食べられなくなったと聞いたけれど、熱が下がって少し食べられるようになったと聞いて安心していたのに。
突然の訃報だった。
ばたばたと法事をして通夜と葬式のときはそんなに実感がなかった。
霊柩車に乗り別れのクラクションを聞いたら急に悲しくなった。
家に帰ってきてから全身がだるい。
なんとなく気力が出ないままにいる。
あるべきものを失った今、こころの風通しが良すぎてただただ虚しい。
従兄弟が亡くなったという知らせをうけた。 病死で、死後数日で発見されたらしい。
この間会ったのは、2ヶ月前。
実家に帰った際、クルマに乗せてもらったのだけれど、もう一人の従兄弟と喧嘩して、
嫌な別れ方をしてしまった。
それが最期だったのかとおもうと、余計に辛い。
遠方で、こちらの仕事とか忙しくて、通夜や式にも顔を出せなかった。
日増しに空虚感が募る。
長いトンネルだった。
まる三年、使命を見つけられぬまま飼い殺しの状態。
それもようやく終了です。
本日、社内の広報にて、派遣先の部署に正式配属が発表されました。
また、事業再編があれば路頭に迷うかもしれないけど…
今は自分のできることに全力投入します。
これまで燻っていた、不完全燃焼な気持ちを解消するために。
フルスロットルでHere we go!
日曜の夕方が悲しいのは
やろうと思ったことが半分もできなかったから
でも全部出来ていたならそれはそれで
つまらないと思う
次があるからこそがんばれると思うのだ
賽は投げられた。
今を逃すともう這い上がれないのだ。
走り続けるしか無い。
成果を挙げるまで、あえて逆風も甘んじよう。
ハンディは克服するためにあるもの。
できるかできないかなんて、考えている余裕はない。
やってみるしかない。
その姿勢を判断してもらうしか無いのだから。
冬のオリンピックも、2度の大雪も、ボクはベッドの中で迎えた。
同室のベッドの患者さんたちが快方に向かう中で、一向に症状の改善が見られないボク。
何度も希望の光と挫折を味わった。
鼻に繋がれたチューブの中をボクの薄汚い体液が流れていく。
「ああ、この体液が虹色だったらいいのに」
何度そう思ったことか。
病院内を散歩しても、なんの気晴らしにもならない。
鉢植えのローズマリーに手をかざして、匂いをかぐことで、生きているんだな、と実感していた。
夜中の病院。
看護師さんが見回りにやってくる。
点滴を直す姿。
睡眠剤の点滴を受けながら眠りにつくボク。
いつしかそれが日常へと変わっていった。
ようやく管が鼻から抜け、食事が再開されるようになっても、いつかまたあの症状が出て元に戻るのではないかと心配で心配で仕方なかった。
なんとか退院出来たけれど、お腹の縫い目がときどき主張して、まだ今まで通りにはできないんだなって感じてる。
いつかこのことを笑って話せる日が来るんだろうけど、今はまだ感傷にひたっていたい。
昔の欠片を集めても完全なものにはならない。
欠けたピースは思い出で補う。
あのときの決断は正しかったのかはわからない。
ただそのときそうしなければ今の自分はなかったのだから。
ただタイムマシーンがあったならあの時に戻りたい…
忙しさで紛らわせて わざと考えないようにしていた
先のことはわからない わからないのは自分のせいかもしれない
不安でたまらないのを 逃げるために 気をそらしていた
この期に及んで じたばたするなんて みっともない
そんな惨めな自分を 蔑んで もうどうしようもない
支離滅裂な 至高の果て 結論なんて出ない
時の流れについていていけない
周りから隔離されて 閉じこもる
自分の居場所が確保できない
ただ時間が過ぎてゆくだけ
無駄に時を重ねるだけ
忘却の彼方に 俺は 辿り着くのか
人生は選択肢の連続というけれど
後悔の連続でもある
今の自分があるのは その結果だけれど、
惨めで 悔しくて 情けない
決断の出来ない自分が悪いのだろうか
流れのままに 成り行きで しかたなく 選んだ道は
やはり なにか間違っている
