いつ冷めるのですか？

女と男の観覧車（Wonder Wheel ）

ウディ・アレン監督のお年、今年82歳、まだまだ語りたいこと、描きたいことがあるのだろう。
女優ケイト・ウィンスレットが見事。
睨んだ顔がジャガー横田っぽい、ジャガーさんって美人ってことね。

ジニーのヒステリーに同情する。
近所にいても絶対近寄ることはない部類の人だけど、あんな風にしか感情が表せないことって、あったような気がする。


若い男と不倫をしている彼女の欲張りも、必死さも、ヒステリーもなんだか悲しくなった。
全然同情も賛同もできないのに、物悲しい不思議な気持ちになった。

ここ何年もウディ・アレンの映画は最後まで見られなかった（つまんなかったり、触手が伸びなかったり）
実生活でもいつまでも中高生のように恋愛で周りを巻き込んでドタバタする人が好きじゃないってこともある。
いい大人なら、勝手に一人でドタバタしてて欲しい。
だけど、たぶんだけど、ちょっと自分の人生を振り返ってみたのかも。

何もしてこなかった人生で良かったのか、それ以外の人生はなかったのか。
たぶんなかったんだと思う。
あっても臆病と小心と自己嫌悪なんかで、できるだけ実生活をシンプルにしようと心掛けた結果かと。

暇で考えたことがあったかもしれないけど、二度とこの人生は前に戻りたくないので、大きな後悔はないのだけど、
最後までジニーって異生物のドタバタを見ていて、思うことのある自分に驚いた。
たぶん、やっと涼しくなって夏の疲れが出てるんだろうと思う。



ここ連日、世界陸上の男子10種競技をリアルタイムで見ては朝、寝坊している。
うしろ（右代）さん、体格が素晴らしいですね。



監督脚本
ウディ・アレン

製作
レッティ・アロンソン
エリカ・アロンソン
エドワード・ワルソン

製作総指揮
アダム・B・スターン
マーク・アタナシオ
ロナルド・L・シェ

出演者
ケイト・ウィンスレット
ジャスティン・ティンバーレイク
ジュノー・テンプル
ジム・ベルーシ

撮影
ヴィットリオ・ストラーロ

編集
アリサ・レプセルター

製作会社
グラヴィエ・プロダクションズ
パーディド・プロダクションズ



公開
アメリカ　2017年12月1日
日本　2018年6月23日

上映時間
109分

製作国
アメリカ

言語　英語

製作費
$25,000,000[2]

興行収入　$15,050,995