タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

やっさんなんか怖くない!

2009-11-09 | TV
平成アラビアンナイトのような「人志松本 すべらない話」
もう5年になるそうだ。

横山のやっさんが生きていたら、この番組の人気をどう思っただろうか?
こんな話に爆笑しているこの国は終わりだっ、嘆き悲しんだだろうか。

ダウンタウンが関東進出(日本制覇)の前の時代、ダウンタウンの漫才を見た横山やすしさんが「おまえらの芸はチンピラの立ち話」と叱責したことがあるそうだ
そのことを、後日松本は著書の中で
「チンピラの立ち話で結構。チンピラが立ち話をしていて聞いてみたら面白かった。それでいい。」
と反論したことを何かで読んだ事がある(著作の「遺書」だったかな?)。

それを証明してしまった番組。

土曜日にこれまでの傑作選を放送、日曜の夕方前に、千原と宮川の司会で予選のようなこの番組 ゴールデン 


ゴールデンは司会者以外は「すべらない」にまだ招かれてない芸人たちで、空回りで長尺な話、語り手のほうが興奮してしまって明らかな話芸の差が見える、それでもどこかでかならず笑いを取っていく(自分、エラソー?)。

傑作選を見ると宮川は若いけど、どこかシニカルでイヤミさを誇張した顔つきなのに、自分の変態さ(エロさ)を隠さないどころか、恥も引け目もカケラもない「自分、こんな奴だから芸人なんですと言ってるようだ。

深夜枠だったから許されるような下ネタ、正直女性はドン引きな弟の「姉へのエロ視線」のネタを堂々と、あまりに「当たり前やろ」風に仕上げてしまったのは、宮川の技量か、(男なんて所詮コレっぽちのもんやで)の自虐だろうか。

芸人というのは怖い人たちであると言ったのは、作家の富岡多恵子氏だったと思う。
汚いジーンズで歌えるフォークソングの連中はいつでも、別の道へ、元来た道へ引き返せる人たちで、キラキラした舞台衣装の芸人たちは他には行くところがない「命がけ」なのだ。
という内容だったような遠いいい加減な記憶(m(_ _)m)

彼らの顔は時としてすごく怖い顔をしている。
決して、公園のチンピラ級じゃない、触れただけで深い傷を与えるような怖い人だたちだ。

:(-_- ):


芸人と犯罪者って薄紙一枚かもだ ちょっとおもしろいだけの素人が近寄ってはいけない世界なのだ。┐( ̄ヘ ̄)┌・・・


初めて見た大溝清人(バッドボーイズ)の「まさおっちゃん」。

声もしゃべり方も肩の下がり方(力んでない)もすごく良かった。
東陽片岡の漫画に出てくるような、汚くてみすぼらしいおじさん。
こんな話が好きなんだ、私や昭和の貧乏やみじめさを知ってる日本人。

どの人もちょっと前置きが長すぎるような気がした、中には正直
「そんなネタ、楽屋や居酒屋でしろよ」

やっさんになっていた自分。

三叉はどうも「無理ぃ~私 絶対無理ぃ~」フルポン村上風
でもたけし、ロールスロイスに乗ってんだ(◎o◎)!!


(プレーヤー)
千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、三又又三、木本武宏(TKO)、高橋茂雄(サバンナ)、吉田敬(ブラックマヨネーズ)、大溝清人(バッドボーイズ)、宇治原史規(ロザン)、大村朋宏(トータルテンボス)、春日俊彰(オードリー)、石田明(NON STYLE)、吉村崇(平成ノブシコブシ)、村上純(しずる)、宮戸洋行(GAG少年楽団)

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