いらないよ、その下手なプライドが。
それのせいで自分の望みが叶ってない、むしろ邪魔してるんじゃないか?
虚栄心が中学生でとまってるんじゃない?まだ未練がタラタラなんだなぁ、挫けたあの頃のままで時を止めてしまってる。
だからもう戻れないんだってばさ、あの挫折を無かったことにはできないよ。
まだ虚栄心が強く残ってる、それを受け入れてちょっとずつ改善していくほかないだろう。
僕の性格上、急な変化は逆方向への空回りを生み出すんだ、それは何度も経験済みだ。
ゆっくりだ、物事を冷静にとらえて、一歩一歩着実に、階段を一段ずつ上がっていくように歩を進めようね。
深夜の時間帯だったかな?カウボーイビバップがこちらで放送されていたのは。
かっこよかったんだ、何から何までかっこよかった。
あれは当時の僕には影響が強すぎた、まだ早すぎたものだったんだ、今から考えてみれば。
僕はビバップに「憧れ」を抱いてしまった。憧れ、理想というものは現実から遠いもの。
僕は自分本来の姿からは遠い、うぬぼれの姿を自分自身だとしてしまい、酔っぱらったんじゃないのか。
カッコいいものは好きだ、そう感じられるから。だがそれは理想とする像であって、現実の自分が欲しいものではないんじゃないか。
僕はまだ自分が本当に好きなもの、本当の欲求に気づいてないのかもしれない。
でも例えばどうだろう?シュールだったり変なものだったり、ちょっとだけ常識からズレたものが
すきでもあったかな?
ボキャブラ天国は毎回逃さず見てたもんね。フォークダンスde成子坂がとにかく好きだったよね。他の人が思いつかないような発想や視点が大好きだった、予想を裏切り続けてくれたから飽きが来なかったんだよね。
他にはなにかあるかな?それこそ中学生の頃、○○さんが急に「ねぇ○○君、手首のどこを切れば一番血が早く流れるのか知ってる?」って聞いてきて教えてくれたのも興味があったかな?
〇〇さんは頭が良いけどひけらかさないタイプで、常識から離れている人じゃなくて知識の幅が広い人だったかな。ひけらかさないっていう時点で自分を客観視しているわけで、どこか異常な思考の持ち主ではなかった。
だから、僕もちょっと腰が引けるようなまだ未知の領域の知識にも興味が持てたのかな。彼女の人間性を疑う必要がなくて、信頼がおけていたから提供された知識に興味が持てたのかもしれないね。
シティボーイズの斉木さんの件もそうだね。実家にいた頃兄弟そろって見ていたテレビであれはやっていたはずだ。
で、僕一人だけが爆笑して、家族みんなはぽかんとしていたよね。
「〇〇そういうのがすきだったんだ?」
って姉ちゃんに言われて、恥ずかしくなった記憶がある。
そうだ、自分が居心地が悪くなるようなことになるのは困るから、無理に価値観寄せていたのは当時からあったろう。
考えすぎはよくないね、今日はここまでにしよう。