ただの風

いつも豚の糞まみれ。
ただの風よろしく、田舎の養豚場の風景から日々を記録します。

パーティーピープルとパーティーピッグ

2020-08-02 20:34:52 | 日記

こんばんわ。

最近ソーメンやソバが主食のpigです。

突然ですが、ituneで昔持ってたCDを買い戻す(?)欲求が止まりません。

昨日もポチってしまいました。

The willdheartsの2003年のアルバムです。

この曲はvanilaradioという曲なんですが、モッシュやダイブを繰り返すオーディエンス達の熱狂はウチの豚達とちょっぴり似ています。

豚の生活空間である豚房内はとても退屈なため、人間が通るだけで豚は興奮します。中に入ると怖がります。豚ははしっこいので肉豚出荷前の110キロ前後の豚でさえ、人間と同じかそれ以上の速度で狭い豚房内をダッシュします。

仲間の集団にぶつかって錐揉みしながら突撃したり、豚房の柵に体を打ち付けた反動で方向転換してまた戻ってきたり、くるくる回り続けてそのまま就寝したりと、まるでライブ会場の”それ”を見ているようなのです。

また余談なんですが、豚は牛と違って子豚だろうが、兄弟だろうがオスだろうがメスだろうが”踏み越える”事を知りません。

養豚場の建築の場合豚1頭あたりに必要な面積は0.75㎡といわれており(ウチの農場は1平方メートル。それでも狭い!)、豚の寝床である豚房内は結構な密度になります。

そこで仲間を踏みつけてしまう豚達が肉豚出荷手前の状態になると、踏みつぶしあいのオーバラン合戦で悲鳴がやむことがありません。パーティー感はないですが、結構騒がしい。

ふとそんなことを考えていました。

え?僕?僕はパーティーピープルの真逆のナードですよ。

増税、老後2000万円、家どうするか・・・生涯あと何台車を買うべきか・・・コロナ・・・ボーナス安・・・等々、将来的に全く楽ができなさそうな世の中なので、もう生きて働いているという事実が最高に幸せなんじゃないかと達観している今日この頃でした。

 

 

 

 

 

 



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