2014年に日本橋でおこなわれた「モンゴメリと花子の赤毛のアン展 ~カナダと日本をつないだ運命の一冊~」に行ったときのブログです。
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2014年5月27日 記
2014年6月2日まで、日本橋三越7階にて開催中。
村岡花子さんのお孫さん、村岡美枝さんと村岡恵理さんは翻訳家としてご活躍されているお二人です。
美枝さんからお話を伺い、さっそく数日前にこの展示会にいってまいりました。会場にもお二人のお写真が展示されており、お客様がご覧になって「まあ、きれいな方ね…」と皆さん口々に仰っていました。
企画展では、モンゴメリと花子さんの幼い頃からの境遇があまりにも似ていて感慨深かったです。
モンゴメリと花子さんは、社会的にそれぞれ仕事を持ち、自立した女性でした。村岡花子さんは、子どもたちへ夢を与えることを信念にされていました。数多くの翻訳作品や著書を生みだした花子さんの意志を、村岡美枝さん村岡恵理さんは引き継がれているのだと思いました。
私の眼を惹いたのは
それぞれの直筆原稿です
モンゴメリの直筆は
なんだかクルクルしていて
あまりクルクルしていて
ひとつの単語が横伸びになっていて
読むのが難しいのですが(笑)
きれいな刺繍みたい…と思いました
花子さんの字は
英文を読みながら
すらすらと日本語に変換して出てきている言葉と
文の組み立てを考えながらかいているところと
いろいろ想像できて楽しかったです。
花子さんの友人のお二人の字がまた魅力的!
歌人:白蓮さんと、アイルランド文学翻訳家:片山廣子さん
墨が紙にすっと流れて、瑞々しくいざぎ良く
言葉が筆の流れにのっていて好きでした
そして、この「赤毛のアン」は
戦後復興の時代の女性たちの『夢と希望の象徴』だったそうです。
会場にはご高齢の女性ファンも多く
皆さん目を輝かせていました。
<モンゴメリと花子の赤毛のアン展 ~カナダと日本をつないだ運命の一冊~>