「掃除婦のための手引き書」「すべての月、すべての年」 ルシア・ベルリン短編集

こんにちは、長浜奈津子です🌸


本が家に届く___　いつの間にか本屋さんの、分類分けされた本棚の前に立つことは少なくなった。でも専門書や洋書が充実している本屋さんがあると、ふらっと入ってしまいます。…それは、誰でもそうかな。

本が家に届いた。絵本や、洋書、詩集など、Kindle を入れると８冊くらい。レッスンのための５冊、あとは自分のための３冊。


私はあまり読書家ではありません。

そういう人はいつもカバンやテーブルやベットの枕元に、読みかけの本があるイメージです。10代の頃はあれこれ読み、気に入った詩集や文庫本は何度も読んで、机に飾っていましたが ___ 今は必要がある本を読む人になってしまった。

__ のんびり本を読む時間もあまりとれない。といっても、皆さんの朗読作品は読みこむので、読んでいないわけでもなく、きらいではない。

そりゃあもちろん、好きで読んでいます。


＜ルシア・ベルリン短編集＞

でもなんとなく、注文してしまったのが、ルシア・ベルリン短編集です。「掃除婦のための手引き書」「すべての月、すべての年」。よく調べて買ったのではなく、表紙のルシアと目があった、というくらいです。ひょっとしたら、本棚に入りっぱなしになるかもしれない本でした。




// 死後、10年を経て「再発見」された作家のはじめての邦訳作品集 // 帯の言葉 ___

10年経って、みつかる。ああ、またか。なぜ生きているうちに… と思って、あとがきを読む。ルシア・ベルリンは、68才で生涯を終えるまでに、76作品をこの世に残したとのこと __ 本は作家の命が吹きこまれています。目があったのだから、テーブルの上に置いておくことにしました。ふと時間が空いたとき、たまに家で読む本。これなら、気楽です。


ブログ書いていますが、読了していません。これからです… いえ、正確にいうと、

初めの一話 「エンジェル・コイン・ランドリー店」 を読み終わったところ。

私は数年前、引っ越し前に洗濯機が壊れて、コインランドリーに通っていたことがありました。それを思い出しながら、なんとなくページをフワッとめくり、そのまますすむと、「アルバカーキ」の文字が目に飛びこんできました。ニューメキシコ州… ああ、いったことがある！2001年、車でアメリカ大陸を旅行したことがありました。（私は助手席です）アルバカーキのモーテルに泊まったはず… ネイティブ・アメリカンの居住地にもいきました。とたんに、このお話の風景が目に浮かんできました。… 単純なもので、それをきっかけに、ごく短い数ページの 第一話が 読み終わりました。


感想はここには書かない。
読む方たちの楽しみを奪うことになりますし…

でも確かなことは、こうして１話ずつ読む楽しみができたのだな、ということ。いつのまにか私は、映画のようにあらわれた… 色彩をおびた街にいて、ひと時、そこに心遊ばせていました。

最後の一文… そういえば、そういう人がいたなと、ふと大きく共感。



明日の午前中は、雨らしい。
庭の花たちの水やりは、お休みです。

そして、私のいろいろな練習日。


おやすみなさい…


長浜奈津子🌱




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