みなさんこんにちは、長浜奈津子です🌸
今日は午前中からのリモート朗読教室。終わってすぐ、池袋へ。
俳優座の先輩、遠藤剛さんご出演の朗読劇、「家族草子」を観に池袋までいってきました。今回の公演はとしま区とのコラボでおこなわれた公演です。
森浩美さんの物語は、たくさんの人が心を重ねる、共感できる作品です。少し時間が経つと、会いにゆきたくなります。全国公演もなさっておられます。
<森浩美さんの「家族草子」>
森浩美さんの「家族草子」は、これまで何度か聞かせて頂きました。やはり先輩の遠藤さんがご出演の時に、お伺いしておりましたが、昨年も 2023年10月15日、天現寺スクエアへゆきました。その時の演目は、森浩美短編小説「小さな理由」より「乾いた声でも」「埋め合わせ」、心に染みる2つの朗読劇でした。
会場には「家族草子」のファンの方がたくさんいらっしゃいました。家族草子について ⇦『家族草子HPです』
<朗読劇「月の庭」「最後のお便り」2024/02/09>
「月の庭」
父の遺品整理に集まった兄弟姉妹。母や父の思い出話をしながら、家の中の遺品整理をする。やがて父が遺したものが見つかり…ばらばらだった兄弟姉妹の絆をつなぎます。4人で空を見上げながら、父の思いを知ります。兄弟姉妹は、いつしか同じ方向を向いていた。
美しい音楽と、シンプルな照明、最小限の椅子。いつの間にかドラマに引きこまれていました。お父さん役が、遠藤剛さんでした。
「最後のお便り」
主人公はラジオパーソナリティ。長年にわたり担当をしてきたラジオ番組が最後を迎えます。その最後の放送の直前に、入院中の母の容態が急変したと姉から連絡が入る。しかし、アナウンサーとして番組の仕事を最後までつとめ、すぐさまタクシーで母の入院先にかけつける。そこで、これまで知らなかった、母のしていたことを知るのでした。
このお話は、ある生徒さんと時間をかけて、お稽古で一緒に読んだ作品です。その方の声や読みなどは、私の中で再生できるほどです。いつも思いをこめて読んで下さっていました。私も大好きな作品となり、今日はこれを聞けることを楽しみにしていました。
「親の死に目には会えない…」と言われる、放送業界、演劇界も含め、芸能関係の仕事、もちろん色々な仕事があると思います。主人公が仕事を時間きっちりと務めあげ、病院へ駆けつける場面では、私でなくとも、誰もが身につまされて、想いが胸にこみあげることでしょう。
そしてクライマックスのシーンでは、劇場全体がしっとりと静かに、濡れていました。しん、とした会場に同席した皆さんと、演者の皆さんとひとつになる瞬間でした。
<モノトーンのシンプルな衣装で…>
「家族草子」スタイルは、モノトーンのシンプルな衣装で、台本を持って芝居仕立てに朗読をしていきます。天現寺スクエアで拝見することが多かったので、今回の池袋会場はまた違った感じで、たくさんの方々とお聞きすることが出来ました。
物語に自然にとけこんで、いつのまにか、泣いたり、笑ったりできる。自分にどこか重ねられる。その悲しみや喜びの心の感じ方も、余韻が重すぎることもなく、いつもさりげなく、すっきりとスマートなのです。会場をでるときには、心がふんわり、やわらかくなっています。
… もちろん今日もでした。素敵な公演を、皆さまありがとうございました!
<劇団の先輩と…>
帰りに、遠藤さんにご挨拶にゆこうとしましたら、岩崎加根子さん、青山眉子さん、松本潤子さんとお目にかかりました。遠目にお客様が集まっていると勘違いして、ぼーっとしていたら、遠藤さんに…
「なっちゃん、なんだってそんなところに突っ立っているの?」
と声をかけられ、よく見ると劇団の先輩方でした。
「あら…!」「あら…」「ああら…」「すみませ〜ん…」
眉子さんに「なっちゃん、雪だるまみたいね」
…と言われながら、皆さんとご一緒に写真を一枚。
遠藤さん、お疲れ様でした!
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朗読劇「月の庭」「最後のお便り」
家族草子2024/02/08
最後までお読みくださって
ありがとうございました🌸
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