銀の河～長浜奈津子のブログ～

読み落語『麻のれん』『無精床』 9月の詩音朗読倶楽部 ♪

2023年09月12日

皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌸いかがお過ごしですか？

朗読発表会も終わり、今日は秋の詩音朗読倶楽部でした。

今月は、久しぶりに「読み落語」をやることにしました ♪

大きく元気な笑い声に包まれて、今日はスッキリ楽しい会となりました。
演目は、ふたつ。『麻のれん』と『無精床』です。

読み落語「麻のれん」

按摩の杢市、旦那、女中。と登場人物は３人だが、女中は喋らないので、２人の掛け合い。

杢市は、ご贔屓の旦那に勧められて、一晩泊まってゆくことになり、離れ座敷を用意してもらう。そこまで女中がお連れいたします、と旦那が勧めるが、按摩の杢市は一人でゆくという。目の見える人には負けないと、強情を張ってことわる。そしてそこまで手探りで辿り着き、吊ってある蚊帳に入ろうとするのですが、入口に掛かっていた麻のれんと、蚊帳と間違え、それをくぐったところで座りこむ。布団もない狭いスペースにゴロリと横になると、大量の蚊に襲われて、眠れぬ一夜を過ごし、頭が金平糖のようになってしまう。翌朝旦那に問いただされ、その顛末を話す。よく聞くと、蚊帳とのれんの間に寝ていたと知る。呆れた旦那は、その夜も泊めてもらう事になった杢市に、今度は強情を張らないで、女中に連れて行ってもらうように、と言うが、杢市はやはり強情を張って、一人で寝所へゆく。女中が麻のれんを外しておいたことを知らずに、杢市は「麻のれんだな」と手で蚊帳をひとつめくって、もうひとつめくったものだから、また外へ出てしまった。というお話。

そういえば、今年は蚊が少ないと思いませんか？酷暑のせいかしら。それに蝉もあまりたくさん鳴いていた気がしないのは私だけでしょうか？

読み落語「無精床」

無精な床屋とお客のお話。…ドリフ世代の私は、コントの「もしも…」シリーズを思い出してしまいます。「もしもこんな床屋があったら」って思って読むと、とても面白かったです。

お客の出入りがなさそうなガラガラの床屋に入ったら、掃除はしていない、蜘蛛の巣だらけ、だらしないぐうたらの無愛想なおやじがひとり、ハサミも剃刀も錆だらけなのです。頭を濡らそうとすると、その水桶にボウフラがわいていて、文句を言うと「飼っている」と言い張る。小僧にボロボロの剃刀で顔を当てさせたりなど、その後の顛末は、噺家さんによって違うようなのですが、最後には犬が出てくるが、前に手を滑らせてお客の耳を切り落として、その耳を食べてしまった犬だと言う。その味を覚えてしまって、耳が欲しくて近寄ってくるという。耳は二つあるのだから、ひとつやったらいいと主人が客に言うところで幕。

＜軽快な、読み落語＞

今日の教室は、和室でした。その和室に笑い声が響く。グループレッスンの楽しさで、相手役との会話を楽しんでおられました。落語で軽快な言葉のやりとりをしながら、その勢いでおしゃべりにも花が咲きます。

次回、10月は何を読もうかな、と考えながら行徳を後にしました。
皆さん、来月もよろしくお願いいたします☺️✨

長浜奈津子より🌸

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詩音・朗読倶楽部
市川行徳、船橋方面のかた＊ぜひご一緒しましょう！心よりお待ちしております😊