皆さんこんにちは、長浜奈津子です📚
こんなに暑いのに… 小さな薔薇が咲きかけています。本当に健気です🌹
今日は、森鴎外についてのいろいろを…
<『高瀬舟』森鴎外>
さて今夜、最終の朗読レッスンは、『高瀬舟』森鴎外。
江戸時代の京都が舞台です。
罪人の喜助は弟を殺した理由を、同心の庄兵衛に語りながら、舟で護送されてゆく。人間の本質、罪を問う物語。
<最後の文章>
次第に更けて行く朧夜に、沈默の人二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべって行った。
この一文が本当に素晴らしい。すべての顛末を聞いた庄兵衛と、全てを話した喜助、二人の想い。硬く口を閉ざす二人の心情が、心に響いてきます。
朧夜というのが、涙しているようで…また良い。
そして、この作品が昔から好きで、朗読稽古を重ねている Sさん。
この最後の一文に、やはり思いがあって、真摯にお稽古をされています。
発表会でお読みになられますので、私も一緒にこの作品と取り組んています。
それにしても、森鴎外はすごい…
ふっと、ある舞台を思い出しました。
今のようにスマホもない頃のこと。
私の心の中に大きく映し出されるお芝居です。
<森鴎外「ファウスト」>
実はドイツで「ファウスト」を上演するという舞台に、出演させて頂ける機会に恵まれたことがありました。
この時の台本は、森鴎外 訳でありました。
この時思ったのが、鴎外のセリフを言葉にして劇場空間に放つと、なんと響いて広がることが!
まだまだ若い頃の私でしたが、その不思議に包まれて、これは一体なんだろう?森鴎外の言葉って…なに???すごい…!
と驚いたことが、ずっと心に残っておりました。
<横浜市歌の歌詞が…森鴎外だった>
<長浜奈津子朗読教室、合同発表会をやります>
今年も、生徒さんによる朗読発表会を行います😊
生徒の皆さんにも、日頃のレッスンの成果を発表する場、そして『読み友』の輪が広がる場です。皆さんの間からも、この間〜を読んだ方は、何を読まれるのだろう、などと声があがります。
稽古期間は あと1ヶ月です。
皆さんの演目はほぼ決まって、すでにそれぞれの稽古が進んでいます。
朗読を始めてまもない人もご参加頂きますが、数ヶ月で声もよく響くようになりました。
また、前回に比べて読みが滑らかになられた方、台詞のぎこちなさが取れた方など、本番に向けて、それぞれに準備が進んでいます。
<プログラムを考え中…🌱>
私は今、皆さんの演目を並べて、プログラムを考えています。
だいたいの流れは決まりましたが、やはり作品の並びで、印象が変わってくるので、そこに気を配りながら、並べてゆきます。
朗読といったらよく知られた人気作品(古典小説)、エッセイ、詩の朗読、読み芝居、音楽朗読、などなど、バラエティに富んだ演目となり、今年もとにかく楽しみです。
私はしっかりと裏方でお手伝いしますので、生徒の皆さんも頑張りましょう!
Natsuko 🌿
2024年9月8日(日) 11時開演、会場は、昨年と同様に六本木ストライプハウススペース。
* ご観覧をご希望の方はお問合せ下さい。お申込みのない方は、ご入場出来かねます。→ nappy_malena@yahoo.co.jp(長浜)
<朗読の中庭 ~ Reading Garden ~>
生徒さんのための朗読チャンネルです、ぜひお聞き下さい。
<長浜奈津子リモート朗読教室>
朗読を習いたいという方は、こちらでご確認下さい。
<詩音朗読倶楽部について>
詩音朗読倶楽部は、好きな作品を読んだり、私が持参する作品を音読して練習したり。2018年からもう6年になります。コロナの時も解散もせずに、皆さん長く続けて下さって、気楽に楽しく続けています。私は個人レッスンもやっているのですが、そちらは一人一人の個性に合わせてしっかり稽古する教室ですが、こちらの会は基本的に和気藹々と、詩や小説に親しむサークルです。もちろん、個々への指導もあります。いつも皆さんと、ご自身の声で朗読して頂いたり、他の人の声に耳を澄ませたり。ゆったりとした午後の時間を過ごしています。
*『詩音・朗読倶楽部』にご興味ある方は*
〜行徳・詩音朗読倶楽部〜
毎月第2火曜日13半〜15時半。
月会費、他必要事項は担当者からご連絡を致します。
(会場費と講師謝礼を皆さんで分配する方法です)
見学OK。場所:行徳公民館。
お問合せ⇨Tel:09033391281 (長浜) Mail: nappy_malena@yahoo.co.jp
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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