皆さんこんにちは、長浜奈津子です。
いつの間にか…9月の足音が近づいてきました。皆さん、いかがお過ごしですか?
私は8/26(月)タンゴライブに向けてのリハーサルと、自主稽古、そして朗読教室の日々です。
今日は、ちょっと想い出話を。
<ボルヘスの誕生日>
<詩集『ブエノスアイレスの熱情』(Fervor de Buenos Aires)>
<我が青春のボルヘス>
そしてこの頃、初めて訳詩をして朗読、その詩を歌いました。
<ドレーゴ骨董品市場で、出会ったボルヘスの本>
ドレーゴ市場でみつけた、分厚くて重い、ボロボロの古い詩集。
手にとるとボルヘスの詩集、全集だった。
写真の一番左側、緑の本
ブエノスアイレスの
ドレーゴ骨董品市場
「Plaza Dorrego」 へ行ったとき・・・
ナイフや古めかしい銀のコップや
鏡や、ショールやら並ぶ中に
舞台の小道具で使うような
かたちの崩れた、布張りの
分厚い本が一冊だけ置いてあった
何気なく手に取った本
よくみてみると・・・
ボルヘスの詩集をかき集めたものでした
偶然ですが
ボルヘスの声に呼ばれたように思った
あの旅の、ひと場面です
<ボルヘスの庭『Jardin de Borjes』>
星野美智子さんの版画とともに。
ボルヘスの朗読会も何度か行いました。
<2005年ブエノスアイレス>
これは2005年にブエノスアイレスを訪ねたときの写真。
深夜によく散歩をしていましたが
ふと真っ赤な Borges の文字を発見!
調べていったわけではなく・・・
偶然出会ったこの名前に
ドキリと立ち止まったのでした
こんなことは
自分にしか意味がないことで、
通り過ぎる人たちは
ただただ行き過ぎますが
私の胸だけが高鳴っていました
「2005年にブエノスアイレス」という題名で詩が書けるような気がします。
今2024年ですが、いろいろなことが思い浮かびます。あくまでも自分にとっての詩集ですが… 時間というものは、遠い日々の風景を、あらためて言葉にしてくれるのだなと思いました。
最後までお読み下さり…