先日、棟上げが行われました。
若い棟梁が手刻みしてくれた木組みです。
来年から、本格的に工事が進んでいきます。
住まい手ご夫妻は、省エネにも住まいの温熱にもご興味のある方々で
このお家は、太陽熱給湯や輻射熱冷暖房など、盛りだくさんのお家です。
窓は、木製窓と樹脂サッシを併用しています。
建物の気密性能も出来る限り上げてかつ、外皮性能はHEAT20のG1水準同等としています。
平成25年省エネ基準レベルの外皮性能の住宅と比べると冷暖房一次エネルギー消費量は
およそ25%削減となる水準です。
この設計値を実現するために、
この先の工程も一つひとつ丁寧に確認していかなければなりません。
大工さんたちも工務店さんも私も
社会がどんな状況であっても
目の前の仕事や役割に懸命に取り組む姿勢は崩さずに
淡々と進んでいくんだな・・・
青空のもと行われた棟上げの様子を見ながら
そんなことを考えていました。
今年は、年始から色んなことがあった一年でした。
さらに、世界中がこれまでの暮らしを見直さざるを得ない状況に。
何だか、いつもより加速して時間が過ぎていった様に感じた年でした。
そして今年もまた、沢山の方々に御世話になりました。
Bois設計室と関わって頂いた皆様、本当にありがとうございました。
来年はどんな一年になるのか
少しの不安と期待の入り混じった今年最後の日。
今年最後のウチの夕飯は
すき焼きです。