昨日、2月15日(土)19:00~21:00 福山市民参画センターにて、
岡田和樹さんのお話しを聞きました。
主催:原発のーてもえーじゃないBINGO実行委員会
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岡田和樹さんは、現在27歳。 パートナーと2人で農業を営む青年です。
彼の話してくれたことを私なりにまとめてみたいと思います。
小学一年の時に、三原市幸崎町にある有竜島に生息していた、天然記念物ナメクジウオの存在を知り、
そのことがずっと心に残っていた彼は、高校生の時に、自転車に乗ってスコップを片手にナメクジウオを観察しに出かけます。人里から離れた小さな干潟に降り、スコップで少し掘ったら、ぴゅっと潮を吹くナメクジウオを見つけた。
それが、ハチの干潟だった。
見渡せば、ハチの干潟は、海の生き物たちのゆりかごになっていることに気づいた。
ところが、2005年。
そのハチの干潟が埋め立てられるという県の計画があることを知った。
彼は、どんな工事なのか問い合わせたところ、ヘドロを捨てるための埋め立てであることがわかり、
何とかしなければ、美しい自然が消えてしまうという思いで、
美しい自然の風景を写真に撮り貯めていくことを始めました。
そして、地元の人たちに伝える取り組みを始めたのですが、
当時、県の公安課は、地元の人たちに、「埋め立ては、藻場造成のため」と言っていたため、
誰も反対する人はいなかったという。
それでも彼は諦めずに、1日に70件ぐらいの家を回って、事実を伝え歩きました。
写真展を開いたり、データを伝える学習会を開いたりもしました。
今でも、小学生対象に、見て触れて食べる観察会を開催しています。
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2006年末には、県がアセスメントをすすめていったが、
彼は署名活動を始め、三原市の人口の半分の署名を集めた。
地元の人たちにも、埋め立てをしないで、干潟を残して欲しいという危機感が共感を生んだ。
竹原市議会は反対決議を出し、県に要望。
2007年春に、県知事が、「これ以上瀬戸内海をいじめてはいけない」という見解を示し、県でも反対決議が出され、埋め立て工事の計画は中止された。
そのすぐ後に、上関田ノ浦湾が原発立地のために埋め立てられることを知ることになる。
田ノ浦の海は、透明度15m 沖縄の海ほどの透明度。
そして、ナメクジウオが生息している。
原発のことはあまり知らなかった彼だが、声をかけられたカヤッカーの原さん(のちに被告とされた一人)と一緒に、式典の帰りにそのまま上関入る。
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そのログハウスで見かけた写真集に、海を守ろうと30年も原発建設反対をしてきた祝島の漁師さんたちのことを知る。
本当はカヤックに乗ったことのない彼だったが、阻止行動に参加したくて「カヤックに乗れる」と
嘘を着いたが、毎日何時間もカヤックで海に出ているうちに、上手に乗れるようになったという。
そんな中、中電は海にブロックを下ろす作業を強行突破。
カヤックで作業船に近づきブロックを下ろすワイヤーにしがみついていたが、引きずりあげられて船上で羽交い締めにされた。
その暴力が元で5日間の入院となった。のち、刑事告訴したが、中電側は「危ないから助けた」と主張し、受理されなかった。
逆に、工事を妨害したとして、彼を始め彼を救出に作業戦に入ったカヤッカーの原さんと、祝島の2人を損害賠償4800万円の請求裁判として中電は告訴した。
それが、スラップ裁判だ。
その後、震災前の2月21日 とうとう、島民の目の前で、田ノ浦の海に土砂が投入されてしまった。
原発事故により、海での作業は行われていないが、今でも陸での作業は続いている。
埋めたて免許を失効するという公約を掲げて当選した山本繁太郎知事は、埋め立て免許についてはそのまま先延ばしにしてきた。
これまでにこの裁判は、24回の裁判と進行協議が行われてきた。
その度に被告と言われている人たちは、弁護士とともに、裁判に出かけているが、
中電の損害とは一体なんだったのか、今だにはっきりと主張されていない。
前回の進行協議では、和解を提示されたが、被告の四人は、和解を受け入れない覚悟でいる。
和解が意味するのは、
この不当な裁判を認めることになることであり、30年間戦ってきた祝島の人たちの運動を否定してしまうことになること、自分たちの権利を失うことに。
しかるに彼らは、勝つまで戦う覚悟だ。
彼は、今、全国で起こっているスラップ裁判の被告とネットワークを組み、全国規模で戦っている。
アメリカには、反スラップ法という法律が各州にあり、国や大企業が個人を訴えることを禁じている。
企業や国が市民を訴えることがおかしなことだ、という世論を高めて、
私たちの表現の自由を踏みにじる行為をやめさせよう。
訴えられている被告だけの問題ではなく、全国民の問題なんだ。
裁判にはお金がかかります。
中国電力スラップ訴訟止めよう会では、訴訟に関わる費用へのカンパを募集しています。
郵便振替
加入者名:祝島島民の会
口座番号:01390-4-67782
また、裁判を応援するバスツアーも行なっています。
次回は進行協議のため、一般公開できませんが、その次の裁判には、たくさんの人で、山口地裁に出向きましょう。
その後、報告会と県庁前抗議行動も行います。
何より、バスの中は楽しいですよ。
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イベントのお知らせをする坂田さん
今日、彼がパートナーの千晶ちゃんと作ったお米を食べました。
海から拾ってきた海藻、牡蠣殻、岩風呂の灰、落ち葉や坂本農園の鶏糞、米ぬかを入れ込んだ土で作って、天日で干したお米です。
とっても美味しかった。
昨年、ハチの干潟に、手のひらほどのカブトガニが発見されました。
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きれいな海を子どもたちに引継ぎたいと、彼の目がキラキラと輝いていました。
岡田和樹さんのお話しを聞きました。
主催:原発のーてもえーじゃないBINGO実行委員会
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岡田和樹さんは、現在27歳。 パートナーと2人で農業を営む青年です。
彼の話してくれたことを私なりにまとめてみたいと思います。
小学一年の時に、三原市幸崎町にある有竜島に生息していた、天然記念物ナメクジウオの存在を知り、
そのことがずっと心に残っていた彼は、高校生の時に、自転車に乗ってスコップを片手にナメクジウオを観察しに出かけます。人里から離れた小さな干潟に降り、スコップで少し掘ったら、ぴゅっと潮を吹くナメクジウオを見つけた。
それが、ハチの干潟だった。
見渡せば、ハチの干潟は、海の生き物たちのゆりかごになっていることに気づいた。
ところが、2005年。
そのハチの干潟が埋め立てられるという県の計画があることを知った。
彼は、どんな工事なのか問い合わせたところ、ヘドロを捨てるための埋め立てであることがわかり、
何とかしなければ、美しい自然が消えてしまうという思いで、
美しい自然の風景を写真に撮り貯めていくことを始めました。
そして、地元の人たちに伝える取り組みを始めたのですが、
当時、県の公安課は、地元の人たちに、「埋め立ては、藻場造成のため」と言っていたため、
誰も反対する人はいなかったという。
それでも彼は諦めずに、1日に70件ぐらいの家を回って、事実を伝え歩きました。
写真展を開いたり、データを伝える学習会を開いたりもしました。
今でも、小学生対象に、見て触れて食べる観察会を開催しています。
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2006年末には、県がアセスメントをすすめていったが、
彼は署名活動を始め、三原市の人口の半分の署名を集めた。
地元の人たちにも、埋め立てをしないで、干潟を残して欲しいという危機感が共感を生んだ。
竹原市議会は反対決議を出し、県に要望。
2007年春に、県知事が、「これ以上瀬戸内海をいじめてはいけない」という見解を示し、県でも反対決議が出され、埋め立て工事の計画は中止された。
そのすぐ後に、上関田ノ浦湾が原発立地のために埋め立てられることを知ることになる。
田ノ浦の海は、透明度15m 沖縄の海ほどの透明度。
そして、ナメクジウオが生息している。
原発のことはあまり知らなかった彼だが、声をかけられたカヤッカーの原さん(のちに被告とされた一人)と一緒に、式典の帰りにそのまま上関入る。
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そのログハウスで見かけた写真集に、海を守ろうと30年も原発建設反対をしてきた祝島の漁師さんたちのことを知る。
本当はカヤックに乗ったことのない彼だったが、阻止行動に参加したくて「カヤックに乗れる」と
嘘を着いたが、毎日何時間もカヤックで海に出ているうちに、上手に乗れるようになったという。
そんな中、中電は海にブロックを下ろす作業を強行突破。
カヤックで作業船に近づきブロックを下ろすワイヤーにしがみついていたが、引きずりあげられて船上で羽交い締めにされた。
その暴力が元で5日間の入院となった。のち、刑事告訴したが、中電側は「危ないから助けた」と主張し、受理されなかった。
逆に、工事を妨害したとして、彼を始め彼を救出に作業戦に入ったカヤッカーの原さんと、祝島の2人を損害賠償4800万円の請求裁判として中電は告訴した。
それが、スラップ裁判だ。
その後、震災前の2月21日 とうとう、島民の目の前で、田ノ浦の海に土砂が投入されてしまった。
原発事故により、海での作業は行われていないが、今でも陸での作業は続いている。
埋めたて免許を失効するという公約を掲げて当選した山本繁太郎知事は、埋め立て免許についてはそのまま先延ばしにしてきた。
これまでにこの裁判は、24回の裁判と進行協議が行われてきた。
その度に被告と言われている人たちは、弁護士とともに、裁判に出かけているが、
中電の損害とは一体なんだったのか、今だにはっきりと主張されていない。
前回の進行協議では、和解を提示されたが、被告の四人は、和解を受け入れない覚悟でいる。
和解が意味するのは、
この不当な裁判を認めることになることであり、30年間戦ってきた祝島の人たちの運動を否定してしまうことになること、自分たちの権利を失うことに。
しかるに彼らは、勝つまで戦う覚悟だ。
彼は、今、全国で起こっているスラップ裁判の被告とネットワークを組み、全国規模で戦っている。
アメリカには、反スラップ法という法律が各州にあり、国や大企業が個人を訴えることを禁じている。
企業や国が市民を訴えることがおかしなことだ、という世論を高めて、
私たちの表現の自由を踏みにじる行為をやめさせよう。
訴えられている被告だけの問題ではなく、全国民の問題なんだ。
裁判にはお金がかかります。
中国電力スラップ訴訟止めよう会では、訴訟に関わる費用へのカンパを募集しています。
郵便振替
加入者名:祝島島民の会
口座番号:01390-4-67782
また、裁判を応援するバスツアーも行なっています。
次回は進行協議のため、一般公開できませんが、その次の裁判には、たくさんの人で、山口地裁に出向きましょう。
その後、報告会と県庁前抗議行動も行います。
何より、バスの中は楽しいですよ。
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イベントのお知らせをする坂田さん
今日、彼がパートナーの千晶ちゃんと作ったお米を食べました。
海から拾ってきた海藻、牡蠣殻、岩風呂の灰、落ち葉や坂本農園の鶏糞、米ぬかを入れ込んだ土で作って、天日で干したお米です。
とっても美味しかった。
昨年、ハチの干潟に、手のひらほどのカブトガニが発見されました。
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きれいな海を子どもたちに引継ぎたいと、彼の目がキラキラと輝いていました。
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