テニスと読書とデッサンと!

苦い思い出。




小さい子って、

苦手なものを食べる時、

鼻をつまむんだよね。

よく覚えていないけど

ぼくもたぶんやっていたと思います。

そして小さな子が

お母さんに叱られるように、

ぼくも叱られていたはず。

子どもはそうやって

やってはいけないことを

少しずつ覚えていく。

 

子どもたちは成長するにつれ、

覚えなくちゃならないことが増え、

そのうち鼻をつまんでいたことなど

すっかり忘れてしまって大人になる。

大人はどうやって苦手なものを

克服しているのだろう。

鼻をつまむ以外になにかいい作戦を

編み出しているのだろうか。

ぼくはあまり好き嫌いはないから

けっこう堂々と、あるいは控え目に、

出されたものは美味しくいただく。

したがって作戦は、なし!

親にいっぱい叱られたからね。

ただ子どもが鼻をつまんで

ご飯を食べているところを見て、

叱る気持ちよりも懐かしさの方が

先にやってきちゃってね。

本当はお父さんも同じだったんだよ。

そう思いながら叱ったから

効き目の方はすごく怪しい。

そもそも大人は自分が苦手な物は作らない。

大人のぼくが言うのもヘンだけど

大人ってズルいよね〜。



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