ムシャクシャしたり
がっかりしたり
少しばかり気持ちが沈んでいた。
ストレスが溜まっているみたい。
そんな自分じゃだめよ、と
ポジティブシンキングな
もうひとりの自分に尻を叩かれ、
朝早く起きた朝
今日からは海沿いの道を
走るんだったと思い出して
眠い目を擦って下調べをしたら
緊急事態宣言下のため
駐車場はどこもクローズ状態。
八方塞がりになってしまった。
内側に溜まったストレスは
線状降水帯みたいな雲を形成して
心がずぶ濡れになってしまいそう。
「ちょうどよかったじゃない」
「えっ?」
「線状降水帯ならなお結構よ。お誂え向き」
「ひどいよ、その言い方。
こんなにムシャクシャしてるっていうのに」
「なら教えてあげるわ。
内側に浮かんでいるのは
心を濡らす雲なんかじゃない。
心の周りに貼り付いた汚れを
おもいっきり洗い流してくれる雲よ。
だからさっさと降っちゃえばいいの」
「・・・・・ポジ。ぼく・・・きみから
素敵な往復ビンタを喰らったみたいだよ」
「どう?目が覚めた?」
「うん!目が覚めたというより
一気に開眼しちゃった感じ。
ほら、聞こえる?」
「えぇ、洗濯機が回るような音がしてるわ」
「ぼく、これで心が軽くなるんだよね?」
「そうよ!ついでに柔軟剤も入れちゃいなさい」
「うん!なんでもものは考えようだね。
ところでさぁ、内側に流れ落ちたストレスを
どうやって外に出せばいいの?」
「・・・しっ、しっ、質問ばかりしてないで
少しは自分で考えたらどうなの?」
「・・・・・・そうか!汗だ!!
汗と一緒に出しちゃえばいいんだ!」
「冴えてるじゃない」
「海沿いがダメなら清水ヶ丘公園がある!
さぁ、汗をかきまくってこよっと」
「まるで人間脱水機みたいね。いいことよ。
昆虫さまに出くわさないように祈ってるわ」
ってなわけで、また今週末も清水ヶ丘。
ブル、ブル、ブルブルブルブルー。
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