物事に動じない人って
鋼の心臓を持っていそうだけど
それってある程度訓練で鍛えられる
ものなのだろうか。
それとも生まれつきの資質なのだろうか。
アポロ11号で船が月面に到着しながら
アームストロング船長とオルドリン飛行士の
サポート役に徹し、司令船内から
2人を見守り的確な指示を出し続けた
マイケル・コリンズ氏の死去を
知らせる報に触れてそんなことを思った。
「秘密にしていたが、2人を月に置き去りにして
私だけ地球に帰ることを恐れていた」
と、自著で告白している。
心の葛藤を垣間見た気がする。
いかなる時も沈着冷戦な対応が求められる
宇宙飛行士の資質をコリンズ氏は
学生時代にすでにもっていたという。
どんな手を使っても彼を怒らせることが
できなかったと学友の弁。
物事に動じてばかりいる我が身からすれば
どうしたら彼に少しでも近づけるか
教えを乞うてみたかった。
晩年は絵画や釣りを楽しんでいたらしい。
絵画や釣りならぼくも嗜むけれど
上手く描けなかったり魚が釣れなくて
すぐに不貞腐れてしまうようでは
到底彼の足元にも及ばない。
長く生きれば生きるほど
この物事に動じない強さが
必要になることがわかっていながら
今のところそんな兆しはまったくなく、
むしろ動揺や右往左往ばかりしているぼくは
一向に成長してないなぁとさえ思う。
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