テニスと読書とデッサンと!

たしかに感じる。




秋を連れてくる静かな雨

一面絹鼠色に塗られた空

それが太陽の場所を隠していて

時が流れていないように感じる

あの灼熱の激しい季節は

終わったのだろうか

太い樹の幹に染み付くような

蝉たちの鳴き声はどこへ消えた?

しっとりと濡れた静寂の海

そこに小石を投げ入れるように

どこか遠くの方で風鈴が何度か鳴った

私の耳は

その微かに聞こえる夏の音を拾い上げ

押し花のように残夏の記憶として

そっと閉じ込める



天気がいい日は、

まだまだ真夏のようですが

確実に季節が変わろうとしていますね。

それは陽が落ちた夜の風の中に

顕著に感じます。

身勝手な私はあれほど秋の到来を

待ち望んでいたのに

いざその秋がやって来ると

ジリジリ照りつける獰猛な夏の陽が

ひどく懐かしく思ったりします。

毎年そうなんです。

心地いい秋風に吹かれながら

夏のあのあらゆるものを

溶かして飲み込んでしまうような

激しさをどこかに探してしまうんです。

季節の変わり目は体調を整えるのが

けっこう難しい時でもあります。

どうかご自愛ください。



ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

Unknown
@macaronteaparty まかろんさま、コメントをありがとうございます。写真は去年の秋に撮ったもの、近くのお寺の石段です。夏の終わりのヒグラシの鳴き声も、なんとなくゆく夏を名残惜しんでいるように聞こえますね。でも季節は巡ってまた夏はやって来る。問題は夏と夏の間には冬があるってことでしょうか(笑)。冬という季節も嫌いではありませんが、ちょっと苦手かも知れません。早くやって来いと春を待ち望んでしまいますから。
macaronteaparty
今日は!分かります、そのお気持ち!!👏

写真はご自分で撮られたのですか?
とてもはっとする写真です。

朝夕に涼しい風が吹くようになりました。
まだ日中は暑いのに・・・。

夏休みだって終わってないのに、もう自然は次をささやき始めている。

この物狂おしさはなかなか言葉では、すくい取り切れないですね。
若さをふり返る老人の気持ち、
あるいは大切な人との時期を惜しむ気持ちに似ているかもしれません。

大切な人との時間は、失われたら二度と返りませんが、
夏の季節はまた戻ってきますね。

そう信じてまだ残る夏の時間を楽しんでください。🌺

素敵な感性の記事を、ありがとうございました😊(まかろん)

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「diary」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事