たとえば・・・最初は
比較的距離の短いコースを走ります。
天気もよくて寒くも暑くもなく、
眺める景色も申し分ない。
なによりも自分のリズムで走れている。
走るってこんなに楽しいことだったんだ。
そう思いながら完走できると、
今度はあの美しい街並みを走ってみたい、
もっと長い距離も走れそうだ、
知らない町を走るってどんな気持ちだろう、
興味は尽きずどんどん走ることが好きになる。
本を読むというのはこれに似ていますね。
私は20代の頃まで本を読むことも
長い距離を走るということも
まったく好きになれませんでした。
ただ走るだけなんてどこが面白い?
椅子に座って活字を追うだけなんて
考えただけでゾッとする!
そんな自分が書店や図書館に通い出したり
海の道や丘の上を走っているわけですから
・・・立派になったものです(笑)。
と、ここまで分かっているふうを装って
書いてきてしまいましたが、
じつは昨年末から読み始めていた
プルーストの"失われた時を求めて"を
また途中で断念することにしました。
これで3回目の挫折になります。
今回はもう少し我慢して物語の奥まで
足を踏み入れてみたのですがダメでした。
そうとう意地悪な呪文がかかっている感じ。
でもあきらめたわけではありません。
またしばらく本棚で他の本に挟まれながら
冬眠していただくことにしただけです。
あぁ、悔しくて惨めで自分が情けない。
5回トライしてもダメだったら買った書店に
持っていってこう言うかも知れない。
この本、不良品ですってね。
※写真は名前の分からない草の実。
昨日の午前中に初打ちテニスに行った時、
駐車場脇にたくさんなっていました。
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