人間は一日一日老いていくのではなく
あるとき突然一気に老いてしまう。
それはなにか生き甲斐みたいなもの・・・
例えば希望とか自信とか闘争心とか
野性とか好奇心とか学習意欲とか
あるいは大切にしていた人とか
そういうものを失ってしまって
もう二度と取り戻すことができないと
感じたときに起こるひとつの
心理現象のような気がするのです。
かけがえのないものを失ってしまうことは
とても辛く悲しく寂しいこと。
なぜならそれは若い頃に乗り越えられた
時間という薬によって
癒されたり解決できるとは
とても思えなくなるからなのではないか。
むしろ時間と共に悪化するとさえ感じてしまう。
だけど老いの正体が肉体的現象ではなく
心理的現象であると考えることができれば
若さは取り戻せなくても気持ち次第で
若々しさなら取り戻すことはできる。
失って返ってこないものに執着するより
失ってできた空間を埋める新しいなにかを
なんとか自分の力で見つけ出したい。
それは簡単なことではないし、
若い頃より時間はかかるかも知れない。
だけどそれは仕方のないこと。
少しずつ少しずつ埋めていけばいい。
歳を取ることと老いることは違う。
衰えることと老いることも違う。
その違いに気づければ
まだまだいけるぞ、私(笑)。
※写真は朝の大岡川の水面に浮かぶ鴎の群れ。
暖かい陽射しの中でなにを待っているの?
「チャンスよ」
「オレも!」
「わたしも!」
「ぼくだって!」
「ミーもよ!」
「わしもじゃ」
「わたくしもざんす」
チャンス・・・ふーん。
きっと巡ってくるざんすよ。
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