サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

明日が最高の日になりますように

2006年12月12日 | 野村克也
さて、明日はノムさんのサイン会です。
作品はしっかりと刷り終えましたよ。…うん、なかなかにイイ感じ。
使ったのは、ベラン・アルシュ紙と茶雁皮紙。アルシュ紙上に雁皮を張り込んであります。おフランスと日本のコラボレーションです。

ところで、雁皮紙って知ってますか?
 ジンチョウゲ科の落葉低木の皮を材料とする紙です。表面に光沢感があります。
 繊維が細かいので、インクの食いつきが良く、凹版刷りではとても重宝します。
 雁皮は栽培が難しく手間がかかるそうで、現在ではほとんど流通しません。
 故に高い!
 というわけで、僕にとっての「勝負服」です。

額装しようかとも思ったのですが、嵩張ってしまうと迷惑にもなりかねないので、
「プレゼント(おくる)用」茶封筒に入れて、渡すことにします。
これは今年の夏に参加した「edition/100」(世界に100セットしかない限定の小さなアートの詰め合わせ)プロジェクトに使用したもので、バントする僕(シルクスクリーンで刷ってあります)のバットの先には、ボールに見立てた小窓が開けてあり、中の作品が見えるようになっています。エッチングの線がちょうど硬球の縫い目に転じる仕掛けです。
今回の場合、中の作品が茶色なのでボールに見えにくいんだけれど…

今日はこれから東京ドームでマスターズリーグを観戦してきます。
明日へ向けて、気持ちを高めなきゃね。
「東京ドリームス VS 大阪ロマンズ」
村田兆治と山田久志の投げ合いなら最高だな。

…何か、今から緊張してきました。
明日お暇の人は、八重洲ブックセンターへ。18時です。
ノムさん、沙知代夫人、楽天ユニフォーム姿で赤面した僕が見れます。

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ノムさんに会うぞ

2006年12月03日 | 野村克也
フフフッ、手に入れたぜ。ノムさん行きのドリームチケットを。
「野村セオリー 絆」刊行記念 野村克也、沙知代 サイン会 in八重洲ブックセンター。
…沙知代も?そう、夫婦二人のサイン会なの。今回上梓された本の内容がね、そういうことなの。二人の対談とかさ。夫人の脱税疑惑から阪神の監督辞任に至るゴタゴタの後で出版された「女房はドーベルマン」以来のトンデモ本。だ・け・ど、僕にとってはこのオフシーズンを乗り切るためのバイブルになるんだよ。

とうとうノムさんと対面するんだ。どうする?「監督を描かせて下さい!」って言えるのかな?
…言うよ。いつものことさ。
じゃ、何を持っていく?手持ちの駒はあるのか?
あるある、アレしかない。93年「V2ヤクルト優勝ビールかけ」未完のエッチングだ。
今年のペナント前、(あわよくば)楽天優勝の願いを込めて描き始めたんだ。
途中までは気持ちよく描けてたの。でも古田を描き始めて直ぐに、悲しくなって止めたんだ。
「俺はヤクルトファンじゃない!過去を振り返っちゃいけないんだい!」

これを渡そう。
でも、この絵が未完なわけ、その意味とか伝わるかな?
うん、大丈夫だよ。ノムさんは分かってくれるさ。

雁皮紙で刷りなおそう。と思って版を探してみたけど、みつからない。
ヤバイ…(汗)
コメント (3)
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