サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

『顔、顔、顔』展:佐渡島編

2025年01月07日 | 愛の肖像画(顔、顔、顔)

新年早々、新潟は佐渡島で一日限りの展覧会。
佐渡島で定期的に催されているブックフェスティバル「ハロー!ブックス」さんに呼ばれ、1/2に海を渡りました。

翌1/3設営、1/4展示(その日のうちに撤去)、1/5帰京という強行日程。
ブックフェスティバルなので自費出版本『愛の肖像画 ながさわたかひろの冒険 2019-2023』の販売が主目的です。
この本を販売するためには同内容の展示も必要ってことで、呼ばれたら作品と本を持ってどこへでも行きます!

2024年11月30日・12月1日に西荻のことカフェで開催された「プアマンズ・アートブックフェア(PABF2024)」に参加したおり、
隣のブースが「いとしげな佐渡」さんで、話の流れで「佐渡に行きましょう」ってことに! 


PABF2024会場(写真左から、いとしげな佐渡〜ながさわたかひろ〜阿佐ヶ谷書院〜紅子の色街探訪記という並び)

で、ナント!そこに「にいがた観光特使」でもあるNegiccoの3人が陣中見舞いに来られ「一緒に描いて持っていきますので!」と、その場でお写真パチリ!

町田パリオ・ギャラリーで店番してるときに描きました。

 

会場は、羽茂温泉クアテルメ佐渡。
佐渡の一ノ宮、度津(わたつ)神社に隣接した温泉施設で、初詣の帰りに入浴がてら楽しんでもらおうという企画だったのですが、この前日にボイラー故障とのことで、急遽温泉なしに!

それでもお手伝いの皆さんが大勢かけつけてくれて、いい展示空間になりました。

こんな大広間に、

有孔ボードを並べて展示。

 

当日は、子供から大人まで年齢層が幅広く、

子供たちはドタバタと走り回ってしまうわけだけれど、それもまた良し。

畳敷きの展示空間ってのは、なかなかです。

 

逆側には「愛の肖像画」と、佐渡では版画が盛んとのことで版画作品「に・褒められたくて」も数点展示しました。

 

いつも通り、1,000部の限定本『愛の肖像画 ながさわたかひろの冒険 2019-2023』をお買い上げいただいた方の似顔絵も描き続け、
気付けば通し番号、佐渡にて900番台に突入!
一冊一冊、一年かけて手売りしてきた自費出版本ですが、残り100冊を切りました!フ〜

 

この日のハロー!ブックスは催しもの目白押し。

国指定重要無形民俗文化財の文弥人形芝居(虫紋座)や、

宮城マリオさんのエアギターライブ(飛び入り自由!)

パフォーマー・おじゃるずの大道芸

他に、羽つき大会や餅つき、出店もあって、温泉だけが心残り。いや、観光もしたかったけど。。

 

 

 

追記)「レポート上がってますよ」と連絡をいただきました。
佐渡カケスの瓦版(冬のハロー!ブックス羽茂温泉クアテルメ佐渡潜入レポート)
映像つきなので、これも貴重な記録。ありがたい

 

佐渡島、また行かなきゃだな!

 

 

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『顔、顔、顔』展:町田編

2025年01月07日 | 愛の肖像画(顔、顔、顔)

町田駅前の商業ビル・町田パリオ、3階の「ギャラリー・パリオ」で展覧会を催しました。
町田パリオが運営する「パリコレッ!ギャラリー」という企画で、その第33弾だそうです。
開催時期の希望を問われ「12月中旬に!」と即答しました。J1リーグの最終節が12月8日だったので。
で、その直後の12月9日開催ということに。

最終節の翌日ってのは、なかなかいいタイミングと思っていたのですが、
その設営が前日で、結果、最終戦の鹿島戦は観に行けず終いということに。。
で、FC町田ゼルビアは鹿島に負けて3位フィニッシュ。
これで良かったのかどうか。。

とは言え、町田市の中心で今季を振り返る展覧会ができたことは大きな喜びです。

展示は2月より巡回している『顔、顔、顔』展に今季のゼルビアの各試合のハイライトを加えて構成しました。

毎年、ホーム最終戦でお配りしている「選手ポスター」、今年はココのテーブルに積んで無料配布!
今季も例年通り、途中移籍した選手も含めて全員います!


FC町田ゼルビア2024選手ポスター(A2)

「愛の肖像画」はスペース上、よりぬき展に。

店番をしながら、最終節を描いたり(↓)

選手、監督を描いたり(↓)

充実の10日間でした。

ご来場いただいた皆さん、どうもありがとうございました!

 

町田パリオ・スタッフの米田さんが聞き役となってまとめてくれた記事(→)これ、なかなかいいです。
ぜひ読んでみて下さい。
これまでの活動について、いろいろやってきたけど、ちゃんと筋が通ってるって、妙に感動しました。
米田さん、ありがとうございます!

 

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もうちょっと、『顔、顔、顔』展:故郷編、開催してます

2024年02月25日 | 愛の肖像画(顔、顔、顔)

山形県東根市・まなびあテラスでの『顔、顔、顔』展〈故郷編〉。会期は、あと残り1週間です。

これまでご来場いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

今回の展示では、関連品を一緒に並べることで、僕が何に惹かれているのか、そして相手がどういう方なのかを、少しでも理解していただきたいと考えています。

興味を持っていただけたら、テキスト本を手に取り、より深く。そして僕も居るので、あとはなんでも聞いてくださいという内容です。

 

作品もいくつかは平置きで一緒に展示しました。

 


 

先週は甥っ子がインフルエンザを発症し、急遽、実家を出て宿泊施設を転々としていました。

弟曰く、今日からは戻って大丈夫だそう。フ〜、なんとか乗り越えられたか。

今夜は雪模様とのこと。

明日(26月)は休館日です。

しっかり休んで、ラストウィークもしっかり万全の体調で皆さんをお迎えする所存。

 

皆さまのお越しをお待ちしております!

 

 

ながさわたかひろ展『顔、顔、顔』

故郷編は、3月3日(日)まで 山形県東根市の公益文化施設まなびあテラスにて

 

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まだまだ『顔、顔、顔』展:故郷編、開催中です

2024年02月18日 | 愛の肖像画(顔、顔、顔)

ながさわたかひろ展『顔、顔、顔』故郷編、3月3日まで開催中です。

会場は山形県東根市・まなびあテラス。只今、山形入りして在廊中。毎日、実家から通っています。

 

東根市は山形県の中央、その右端に位置します。山形県は人の横顔に例えられたりもしますが、ちょうどその小脳あたりです。

奥羽山脈を隔てて隣が仙台市なのですが、この奥羽山脈ってのが曲者で宮城県とは隔絶していると言っていいでしょう。

東北6県でも太平洋側と日本海側とでは、気候も文化もまるで違っており、南側の福島とは険しい峠越え、新潟は朝日連峰によって遮断。

その結果、山形と秋田は陸の孤島に。どうにも垢抜けない田舎と、少なくとも高校生時分はそう思ってました。

今は「そんなのカンケーねぇ!」ですけど。

いや、今回の能登半島地震からも分かるように、日本ってのは、ところどころで分断されてるんですね、やっぱり。

 

さて、で、こんな場所で、しかも真冬に展覧会をやって誰が見にくるのって思いもあったのですが、

あにはからんや、山形県全域から見に来ていただいております。

 

どこで知ってもらえたのか、来場者の方が口々におっしゃるのは、なんと言っても新聞です。

山形新聞。初日に取材に来られ、翌日に記事にしていただきました。

翌週には1面左下のコラム「談話室」(朝日新聞で言えば「天声人語」のところ)にも取り上げていただきました。

新聞の購読者が減ってるというけれど、少なくとも、ここ山形では、まだまだ読まれているように感じます。

その山形新聞で細々と続いている僕の連載コラムも、ずっと読んでますっていう方がいらっしゃって。とても勇気づけられました。

 

今週は、YTS山形テレビとYBC山形放送に出演しました。

(メディアタワー内で門田アナと)

 

告知用に用意していたチラシが好評で、お持ち帰りいただく方が多く、在庫が無くなってきたので、追加発注しました。

今週中頃には、またドーンと積まれると思います。今回はちょっと高級感のあるコート紙に変えてみました。楽しみ。

 

お客さんの中には、モノ作りをされている方、表現されている方もいらっしゃって、お話をするといろんな刺激を受けます。

東京では得られない刺激です。地に足のついた、というか、根を張ったというか、そんな力強さ。そして逞しさ。そして謙虚さ。

美術とか芸術とか、そんな言葉を口にするのが恥ずかしくなります。

皆さん凄いです。

 

会期後半の出会いにも期待しております。

とにかく会期中は毎日在廊していますし、新刊をお買い上げいただけたら、その場で似顔絵も描きます。

山形県東根市・まなびあテラスでお待ちしております!

 

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『顔、顔、顔』展:故郷編、開催中です

2024年02月11日 | 愛の肖像画(顔、顔、顔)

ながさわたかひろ展『顔、顔、顔』故郷編が、山形県東根市・まなびあテラスで開催中。

東根市は僕の出身地なのですが、とはいえ僕が育った頃(30数年前)とはすっかり別の街の様相です。

畑を切り拓き、整備して、その真ん中に市役所や学校を建て、新しい中心部ができました。

その一画にある複合型の文化施設が「まなびあテラス」で、図書館と美術館と市民ギャラリーと、多目的に使用可能な教室などが併設されています。

美術館には展示用の設備が揃っており、やりがいのある展示空間です。ここでは今回が2回目の展覧会になります。

前回は東京藝大の宮本武典さんがキュレーションしてくれたので、それはもう洗練された空間になったのですが、今回は自分でやっているので… まぁ、毎度やっている個展の延長です。

ここ数年はコロナ禍にあって個展ができていなかったので、展示したい作品、見ていただきたい作品は、いっぱいあります。

特に2019年から取り組んでいる『愛の肖像画』。今回は、このシリーズほぼ全作品を展示しています。

時間軸でいうと、その真ん中にすっぽり空洞みたいな期間があり、それがそのままコロナ禍にあたります。

この時期の作品が『ウィズコロナの肖像』。会場を2フロアに分けて、それぞれ展示しています。

手前のフロアが『ウィズコロナの肖像』です。

これまでは1,000枚を一つの塊として展示していたのですが、今回は月毎に分けて展示してみました。

 

その奥が『愛の肖像画』エリア

真ん中にデスクが置いてあり、そこに僕が座っています。

すると、どういうわけか『ウィズコロナの肖像』だけを見て、そのままスーッと帰ってしまう人が多いことに気づきました。

その理由を、あるお客さんに尋ねてみると「人が居ると構えてしまうんだろう。ここらの人はそんなもんかも知れねぇ」とのこと。

 

えっ、それ、まさに僕自身がそうです… 汗

つまり自分は紛れもなくこの土地の人間なのだと痛感しました。

とにかく他人を意識しちゃう。知らない人と一緒にいると、手汗びっしょりで心拍数が上がっちゃう、そんなような。

言ってみれば『愛の肖像画』はすべて、そんな自分との闘いの記録です。

だから、そんな人にこそ見てもらいたい作品でもあります。

テキスト片手に見たら、誰よりも分かってくれると思うので。どんだけ寂しいヤツかって話ですけど。。

 

なので毎日、どうすれば気楽に入ってきてもらえるものか、動線とかを考えています。一番は僕が居なければいいのでしょうが。。

これから来られる方、どうぞ心穏やかにご覧ください。人が居ますが、話しかけられないかぎり喋りかけたりしません。

人畜無害です。

 

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

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