結果からお伝えすると見出し写真の通り、何とか最悪の事態だけは回避できたようで有終の美を飾れました。
コマ速は毎秒14コマから12コマに落としてあるのは、こういった撮影後の消去するという処理も踏まえて、です。
若気の至りでぱしゃぱしゃやっちゃいがちな時代もありましたが、やっぱり撮影条件が良いと大人げなくなる。
そんなわけで二日目の後編はかれこれ通算三度目の訪問になる長和からお送りしようかなと。
前回はカシオペア撮影時で2016年2月で約2年ぶりですが乗り鉄撮影では2001年の北斗星以来だから17年ぶり!
そりゃあ駅舎も新築っぽいし道理で垢抜けた感もあるが、何のことはない久しぶりに見たから新鮮なだけです。
いくらダイヤ改正間近と言えどもこうゆう静かな土地なので撮影地がパニる事は無いだろうけど、行動は先手先手で
足跡は見れば、ムっ!?さては同業者か!などと撮影地によっては勘繰る時もありますが、この陸橋を越える時の唯一の失敗点は、
左側の歩道を歩いた事で右側の歩道ならアウトカーブを俯瞰で狙えるアングルを確認できたかもしれず、ヌカりました。
約15分で到着、おおお!誰も居ません
まぁ、轍の跡もそれほど一台くらいなので、どっちにしろそれほど人の気配は少ないのかもしれません。
この時点ではこの快晴ぶりといい人静けさといい、てんやわんやの破目に陥るとは知る由もなく・・・・。
お誂え向きのアウトカーブ全景。
一昨年の2月にカシオペアを狙った時は数メートル前に鎮座する岩(石?)の付近で構えた筈ですが、
北斗は編成が短いので同じ場所で構えると列車の左右の余白が大きくなる為、10メートル程下がってポジションニング。
練習列車と表現するにはある意味では程遠いとも言えるDFが牽く貨物が到来。
まっ、こうゆう長編成はセオリー通りにカシオペアを狙った位置辺りから400㎜でブっこ抜きますが既にマンダーラ気味です。
奥が露出明るめに対して手前が半絞りくらいアンダー、本チャン列車ではないもののしっかり撮りたいのにヤキモキする瞬間です。
撮影機材におんぶにだっこ、ヤらしい雲以外は何の問題もなく撮れてしまいました。
しかし、運転室の影が直線区間の時とは微妙に違ってやっぱり機関車付近はさっきほどではないけど1/3段ほどアンダー。
そういえばカシオペアを撮った時も雲の流れが早くて露出をいまいち読み切れず苦労した記憶が蘇ってきました。
北斗3号通過10分前くらいだったか、まーたこのルーティン雲かよ~とブー垂れるほかありません。
こうなると運否天賦でしかない事は百も承知だけど、口を吹いて雲をどかせられるものならフーフー吹いてます。
雲の流れに一喜一憂しながら、胃がキリキリ痛むような時間、1分が3分、5分にも感じる時間が暫し流れ・・・・。
少し明るくなり、すわっ!ついに神ってきたか!?という流れ、(屮°Д°)屮カマーン!
EXIFを見たら大して時間は経っておらず上の写真から2分位で、奥歯を微妙に噛みしめるあの感じっていうのかな。
ヤキモキ?地団駄を踏むといえばそんな感覚だけど、何というか便意を必死に耐える感覚にも似てるかも(笑
雲が掛かったり、抜けて明るくなったりという流れを本当に十何回くらいか繰り返した後踏切が鳴り始めました。
因みに、この一連の写真は全部同じ露出で1/500秒・f6.3、空の明るさは変わらずに地面がこれだけ違う。
頼むよ、頼むからもうこのままこれで落ち着いてくれよ~と思った数秒後・・・・
おいおいそりゃないぜセニョール!
これだもんなぁ・・・・なんだよ、このタイミングでこの露骨なまでのマンダーラ加減は( ;∀;)
もうダメか?一貫の終わりか?と素直に露出を変えて対応した、次の瞬間!(井上和彦 in 世界まる見え特捜部
おぉ!神ってる!神の風が吹いて雲をどかせてくれたぞ!今日の同志達よ!今こそ奮い立つのだ!
おぉ・・・・エンジン回りに着いた雪が煙状になる様は、まるでペガサスから生えた羽のようであります!
なんという凛々しさ、なんという力強さ、なんという天晴な走りでありましょう。
一度200まで上げた感度を徐々に戻しつつ、結局元の鞘に収まったISO100で背後の太陽を確認すると、やや薄い雲。
念のためにおまじない的にシャッターを1/3段落として1/400秒・f6.3で迎撃態勢!
1、2、3、4・・・・増結8両編成で構図を計算していましたがこの日は惜しくも所定7両、仕方ありません
そしてこれがラス斗!のベストショットで、傾きを少し修正したので1900万画素くらいに落ちてますがまぁまぁいい感じ
踏切板から生える2本のポールがバラストと同じ色調な事を一昨年のカシオペアの画像で事前に確認したので、
これを上下線の間に紛れ込ませればド真ん中に生える北斗用の構図でも目立たないと色気付いたんですがどうでしょう。