7D2に見切りを付けた一番の要因は良くも悪くもAF性能でした。
こんな悪条件でもピント来るの?って時と、何故こんなに好条件で大外れする?という両極端な結果が有り、
最も使用頻度が高いEF70-200mmF2.8L IS2 USMの場合は残念ながら後者が8割だったわけです。
連射時は最初のコマは有りえない位大外れ、その後も続行で最後のコマでやっと・・・なんて事が多かった。
あっ、くれぐれも念を押しておきますと、
正面気味に構える、いわゆるシチサン写真の場合です。
というか、最も基本なキャッチボールですらもノーコンなピッチャーって、
やっぱり致命傷、トレードが行く末だと思うのですよ
サンニッパに関してはそれほど悪くはありませんでした。
ただやっぱり前ピン傾向が若干強く、マイクロピントアジャストで調整しても
基本のAF性能が読めないので、撮影時その都度ムラが出るのが嫌だったので、
ONE-SHOTで半押し連打でタイミングを取り、前ピンを考慮しコンマ何秒か遅らせて全押しする手法でした。
70-200に関しては前述通りにあまり芳しくない合焦率だったので
保険を掛ける意味でF8とか、絞りたくもないのに絞ってパンフォーカス気味にした撮影も多く、
煩い背景をボカしたいのに、ただでさえボケにくいAPS-Cで更に絞る悪循環が生じたわけです。
そのONE-SHOT連打で撮影したのが上の721系、下の733系は何とあれほどコキ下したAI-SERVOです。
口酸っぱく言うとAI-SERVOの場合、この辺が合焦したりしなかったりで読めないAF性能のコアな部分でした。
ピントが来る或いは来ない、の分かれ目が何なのかが掴めないのが一番の悩み。
ピントが来ないなら来ないで、来ない分に合わせてマイクロピントアジャストで調整し易いんですけど。
だから7D2や、それの下取りに出した70Dもバッチバチにピントが来た画像ってこのブログの中に少ないです。
上はKiss-x6iですが、前ピンでも後ピンでもなくバッチバチにピントが来てます。
Kiss-x6iの小さいファインダーで置きピンは無理なので勿論AI-SERVOを使っています。
マイクロピントアジャスト機能無しの何の変哲もないAFがここまで素晴らしい事を知っちゃうと
じゃあもう一回買い直そうかなって思うのも、こりゃあ有って然るべきケースだと思うのですよ。