トンビ母のボストン日誌 boston-journal

ヤフーブログ閉鎖で、数カ所に飛び散りました。

歩幅を広げて健脳に❣️

2019-12-31 22:42:00 | 引用

「歩幅が狭い人ほど認知症になりやすい」。そんな研究結果があるのをご存知だったでしょうか。歩き方と認知症に関係があるなんて、ちょっとびっくりですよね。この事実を明らかにしたのは、東京都健康長寿医療センタ…

 この事実を明らかにしたのは、東京都健康長寿医療センター研究所協力研究員(2019年より国立環境研究所主任研究員)の谷口優さんの研究チームです。この6月、谷口さんは『たった5センチ歩幅を広げるだけで「元気に長生き」できる!』(サンマーク出版)という本を出版しました。

歩幅の狭い人は3倍以上も認知機能が低下していた

 谷口さんの研究チームは、群馬県と新潟県に住む65歳以上の方1000人以上を対象とした調査を行いました。ひとりひとりの歩幅を調べ、歩幅の「狭い人」「普通の人」「広い人」の3つのグループに分け、最長4年間にわたり追跡調査をしたのです。

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 その結果、歩幅の狭い人は、広い人に比べ、なんと3倍以上(3.39倍)も認知機能が低下していました。また、その傾向はどの年齢においても変わらず、70代でも、80代でも、90代でも、歩幅が狭い状態で年を重ねている人ほど、認知症のリスクが高いことがわかったのです。

歩調の速さは関係ない

 なお、このデータは年齢・性別・身長や、病気などの影響も加味されて補正されているので、身長が低い人や女性にも等しく当てはまります。また、歩く速さは「歩幅(1歩の大きさ)」と「歩調(地面を踏むテンポ)」の掛け算で決まりますが、歩調は認知機能低下とは因果関係がないことも研究でわかったそうです。

 つまり、歩くテンポが以前と変わらなかったとしても、歩幅が狭ければ認知症のリスクがあるということです。最近、高齢の親などの様子を見て、「歩幅が狭くなった」あるいは「歩くのが遅くなった」と感じたら、要注意かもしれません。

どれくらいの歩幅だと「危ない」のか?

 それにしても、なぜ歩幅と認知症に関係があるのでしょうか。それは脳の運動に関連する部分の萎縮や、加齢にともなって起こる症状の出ない微小な脳梗塞などが、認知機能に障害が出る前に、運動に影響を与えているからだと考えられています。つまり、脳の機能の衰えは、認知機能より先に、「足(脚)」に現れるのです。

 では、歩幅がどれくらい狭くなったら「危ない」と言えるのでしょうか。谷口さんによると、その目安は「65㎝」。歩幅は一方の足のかかとから、もう一方の足のかかとまでの距離で測るので、横断歩道の白線(約45㎝)を踏まずに歩いて越えられれば、45㎝+足の大きさ(20㎝+α)となり、65㎝以上の歩幅があると考えていいそうです。

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 逆に、横断歩道の白線を踏んでしまう人は、認知症リスクがあるということです。歩幅の狭くなった人が、認知症を予防するにはどうすればいいでしょうか。谷口さんは「今より5㎝、できる人は10㎝歩幅を広げて歩くよう意識してほしい」と言います。

「狭くなった」と感じてから予防しても遅くはない


「歩幅をちょっと広げるだけで、認知症予防になるのか」と思う人も、いるかもしれません。ですが、歩幅を広げれば姿勢がよくなり、目線が上向きになります。腕もしっかり振れて、つま先も上を向くようになります。

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 これによって、すね、ふくらはぎ、太もも、腰、お腹など全身の筋肉がより活発に動き、全身の血液の流れがよくなります。また、姿勢がよくなることで、肺が広がって酸素をより取り込めるようになります。さらに、意識して歩幅を広くすることで、「足と脳との間で活発に情報のやり取りがされ、脳が活性化する」と谷口さんは言います。

 実際、これまでの研究でも、運動習慣のある人ほど認知症リスクが低く、運動によって認知機能低下が防げる可能性があるという結果も出ています。意識して歩幅を広げて歩くようにすれば、汗ばむ程度の程よい運動になるはず。「歩幅が狭くなった」と感じてからでも、認知症を予防するのに遅くはないのです。

とはいえ、歩きすぎはかえって逆効果

 また、足腰が衰えると、高齢者では転倒のリスクが高まります。転倒すると大腿骨などを骨折して、それをきっかけに寝たきりになる人も少なくありません。厚生労働省の調査でも、要介護の要因の1位が認知症(18.0%)、2位が脳血管疾患(16.6%)、3位が高齢による衰弱(13.3%)、4位が骨折・転倒(12.1%)となっています(平成28年「国民生活基礎調査」)。

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 多くの人が100歳まで生きるかもしれない超長寿化社会を迎え、医療や介護のお世話にならず自立して暮らせる期間である「健康寿命」を延ばすことはとても大切です。そのためにも認知症だけでなく、うつ病、心疾患、脳卒中、がん、高血圧、糖尿病などの予防にもなるとされる「1日8000歩」を目標に、歩幅を意識して歩く習慣をつけてみてはいかがでしょうか(青栁幸利著『あらゆる病気は歩くだけで治る!』SB新書などを参照)。

 なお、歩きすぎると免疫力が低下して、かえって逆効果になると言われています。また、ひざや股関節などが悪い人も、無理して歩き過ぎると症状が悪化する場合があります。筋力が弱っている人は無理な歩行でかえって転倒するリスクもありますので、主治医などと相談しながら、無理のない範囲で行ってみてください。







老化のスピードは食事で抑えよう❣️

2019-12-29 07:36:00 | 引用


老化のスピードは食事で変えられる? 20万人を診た権威が教える「老けない最強食」

若返り食の代表格は「鶏肉」「鮭」

笹井 恵里子2018/10/26 2

 老ける最大の要因は「酸化」と「糖化」。各組織の弾力性が失われ、サビつくのはこの二つが原因だ。長年の研究によって、この2つの進行を防ぐ食材が数多くあることがわかってきた。それは鶏肉や鮭など意外に身近なものばかり。

 ぜひ覚えて老化から身を守ろう。

出典:『老けない最強食』(文春MOOK)

老化のスピードは食事で変えられる


 いくつになっても肌や髪がツヤツヤして、エネルギッシュな若々しい人がいる。一方で、年とともに体型が崩れ、しわが深く刻まれ、くたびれた雰囲気を漂わせる人もいる。

 見た目の老ける、老けないの差に、毎日の食べものが大きく影響することが近年の研究により明らかになってきた。

老ける食べものワースト3の「フライドポテト」

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 老化のメカニズムを38年にわたって研究し、『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)など食に関する著書を数多く持つ牧田善二医師(AGE牧田クリニック院長)が、老ける食べものワースト3に挙げるのは、「フランクフルトソーセージ、ベーコン、フライドポテト」。

 AGE(終末糖化産物)という悪玉物質が大量に含まれ、老化を促進させるというのだ。

「老ける最大の要因は、酸化と糖化です。かつてのアンチエイジング医学では、体内に取り込んだ酸素の一部が活性酸素に変わる『酸化』が老化の元凶だと言われてきました。しかしそれと並んで現在では、『糖化』が注目されています。

老ける食べものワースト3の「ソーセージ」

 糖化とは、食品に含まれるタンパク質や脂質が糖質と結びついて劣化する反応のことで、そのときAGEという老化を促進させる物質が発生します。たとえば唐揚げやステーキ、トーストなど、こんがりしたおいしそうな焼き色がつく時に糖化が起こり、AGEは生まれる。食事そのものにも含まれますし、体内で毎日少しずつ、化学反応によっても生まれます。

 関節や眼球、血管など、新陳代謝のスピードが遅い場所ほどAGEは蓄積しやすく、悪影響を及ぼす。たとえば肌の奥にAGEがたまっていくと、弾力性や柔軟性を保つコラーゲン線維の機能が低下し、硬い皮膚になったり、しわができやすくなる。

 肌が黄色っぽくくすんでくるのは、AGEが茶褐色の物質のためだという。肌の中で起きるAGE発生は、20代後半から始まり、少しずつ蓄積されていくといわれる。

 ただし大事なのは、老化のスピードは食事の内容によって変えられるということだ。

“若返りの食べもの”の代表格は「鶏肉」

 体内にAGEを蓄積させない、”若返りの食べもの”の代表格は「鶏肉」。

 最近の研究で、鶏肉に含まれるカルノシンという物質が酸化と糖化を強力に抑えることがわかってきた。

「渡り鳥が長い距離をノンストップで飛べるのは、運動によって大量に発生する活性酸素を消去してくれるカルノシンを持っているためと考えられます。パワーが持続するということは、すなわち老けないこととイコールです。人の体にも肝臓や筋肉に多く含まれていますが、年齢とともに減少してしまうので、外から補給することをおすすめします」(牧田医師)

 鶏肉に含まれるビタミンB6は、体内でタンパク質と糖質が合成するのをブロックしたり、AGEが発生するプロセスを初期の段階で抑えてくれる。その強力な抗AGE力から”若返りのビタミン”とも呼ばれている。

若返り食の代表格は「鶏肉」「鮭」

笹井 恵里子2018/10/26 2

秋が旬の「鮭」も若返りフード

 ベストセラー『老けない人は何を食べているのか』(青春出版社)の著者で、日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏は、抗酸化作用の強い食べものとして、秋が旬の「鮭」を一押しする。

「鮭のピンク色のもとであるアスタキサンチンという天然色素に強力な抗酸化作用があります。その強さは、抗酸化の代名詞であるビタミンEの500~1000倍ともいわれる。DHAやEPAも豊富で、動脈硬化の予防にもなり、全身を若返らせてくれる食品といえます」

 牧田医師によると、アスタキサンチンは美肌効果も高く、化粧品などにも使われる成分なのだとか。

 似たような赤身の魚でもマグロやカツオには含まれていない。鮭の身やエビ、カニなど、熱すると鮮やかな赤色に変わるものに入っている。赤みの強いものほどアスタキサンチンがたくさん含まれている。

「毎日食べてほしい」納豆

 抗酸化物質には数多くの種類があり、それぞれ体内で働く場所が異なる。

 たとえばビタミンCは細胞膜の外側に、β―カロテンやビタミンEは細胞膜の内側に働きやすい。

「偏らずに複数の抗酸化物質を摂ることで、より効果的に抗酸化作用を発揮します」と森氏。

 その森氏が「毎日食べてほしい」と言う、もう一つのおすすめが「納豆」だ。

「美肌や美髪作りを促すにはビタミンB6だけでなく、B1、B2、ナイアシン、葉酸といったビタミンB群をまとめてたくさん摂る必要があります。その点、ダントツの優れものなのが納豆。ビタミンB群だけでなく、毛細血管の血行を促すビタミンEも豊富で、肌のためには最高の食材といえるでしょう。

 納豆は、肝機能も活発にしてくれます。肝臓は、アルコールやニコチンなどの有害物質を無害にしたり、体に必要な栄養素を蓄える大切な臓器。肝臓の機能が落ちると、肌をきれいに保つためのビタミン類などが体内に十分行き渡らなくなる恐れがあり、肌トラブルを引き起こす原因にもなります」(森氏)

 牧田医師も納豆に限らず、豆腐や味噌、油揚げなど「大豆製品」には満点をつける。

「大豆は天然の植物性タンパク質で、ポリフェノールの1種、大豆イソフラボンを含みます。細胞や脳を若く保つレシチン、血液をサラサラにするサポニンなどの”若返り成分”も含みます」

調理法なら「ゆでる、蒸す、煮る」

 ビタミンB群は体内に蓄積できない栄養素なので、毎日コツコツ摂る必要があるという。

 調理法によっても、老化を促進するAGEの量は大きく変わってくる。AGEは加熱される温度が高く、時間が長くなるほど増えていくのだ。

「どんな食材でも油で焼いたり炒めるより、加熱温度の低い、『ゆでる、蒸す、煮る』という調理法が老化を防ぎます。たとえば鮭は揚げると生の2.5倍以上、鶏の胸肉は焼くと生の約7.5倍、揚げると約10倍、悪玉物質のAGEが増えます」(牧田医師)


 牛肉や豚肉なら焼き肉でなくしゃぶしゃぶ、鶏肉ならフライドチキンでなく蒸し鶏を。なんでも加工度が低いほうがベターで、白米より玄米、揚げ魚より刺身、野菜なら生サラダという具合に考える。

 揚げものを食べたい時は、AGE発生を抑制する効果がある「酢」や「レモン」を使うのがおすすめだ。

「生肉を焼くとAGEは約五倍になるが、焼く前に酢につける(マリネする)とAGEの発生量が2倍以下になったという研究結果があります」(同前)

 スパイスも老化防止に効果がある。「胡椒」や「クミン」などのスパイスがAGE発生を阻止するという海外の研究があるのだ。

老けない飲み物は「ワイン」

 老けない飲みものもある。牧田医師のおすすめは「ワイン」だ。

「赤も白も、糖化と酸化を予防する成分が豊富に含まれています。糖質の少ない辛口のものがいい。特に赤のほうはレスベラトロールやケルセチン、カテキンといった成分が、AGEを抑えて動脈硬化を防ぎます。

『人は血管から老いる』というように、血管を酸化させずサビから守ることは、若さを維持する秘訣。AGEが蓄積されると、血管も肌と同様に弾力やハリが失われて、硬くもろくなる。すると全身の細胞への酸素や栄養素の供給が滞り、見た目も老けていきます」(同前)

 牧田医師は毎晩、夫人と二人でワインを一本飲み干すと言うが、確かに六十六歳(取材時)とは思えないほど顔にハリがある。適量は「1日グラス1~2杯」だそうだ。

「ビール」(350ml)にも、赤ワイン(125ml)と同程度のポリフェノールが含まれ、体を老けさせない作用があるという。

「ビールの原料の1つ、ホップに含まれるキサントフモールやビールの色素(メラノイジン)に、体内の酸化を防ぐ作用があるんです。

 ウイスキーや焼酎など、アルコール度数が高い飲みものは、活性酸素が肝臓の細胞を傷つけて体を老けさせてしまう可能性があります。私はアルコールで老化予防ならビールがおすすめ。普段の飲みものなら『緑茶』。ポリフェノールの1種、カテキンが体内の活性酸素を消去します」(森氏)

 カテキンはAGEができるのを抑える効果があるという。また緑茶には、抗酸化作用を持つビタミンA、C、Eも含まれている。

 人の体内では「糖化と酸化は同時に起きる」(牧田医師)ため、糖化と酸化のどちらかを予防することが双方にいい影響を及ぼす、すなわち老化を遠ざけることになる。

抗酸化作用が強いのは「ブロッコリー」「キャベツ」

 ほかにも抗酸化作用の強い食べものに野菜や果物がある。

 日本臨床栄養協会理事で名古屋経済大学准教授の早川麻理子氏はこう話す。


「野菜の中では『ブロッコリー』や『キャベツ』、『菜の花』のようなアブラナ科がビタミンCが豊富。細胞を元気にします」


 ビタミンCは抗酸化、抗AGE作用の両方を持ち、老けないために欠かせない成分。体内にストックできないので、毎食後に果物を60gずつ(柿でいうと3分の1程度)摂る形で補給するのが効果的だ。

 果物なら、秋は「柿」、冬は「みかん」という。

「見た目を老けさせないためには、ビタミンA、C、Eとポリフェノールを摂ることが鍵になりますが、果物はそれらを満たしていることが多い。さらに旬のものは栄養素の効能が強く、柿やみかんのオレンジ色のもとになるβ―カロテンに強力な抗酸化作用があります」(森氏)

 目安として一食あたり生野菜なら両手のひらいっぱい、それを毎食摂って1日350gの野菜、そのうち120gは色の濃い野菜を摂るとだいたい必要な栄養素をカバーできるという。

肌の美白にセロリが効く

 すでに老化が進行したしわや肌のくすみに効果がある野菜と果物がある。

「野菜なら、肌の美白に効くのは『セロリ』。果物なら、『イチゴ』や『ブルーベリー』などのベリー類がいい。老けないための予防だけでなく、すでに“老いてしまった”部分の改善にも非常にいい。ベリーに含まれる青紫の色素成分、アントシアニンはポリフェノールの1種で、傷ついた細胞を修復する力を持っています。冷凍しても栄養価は変わらないので常備をおすすめします」(早川氏)

 牧田医師も「ブルーベリーの抽出液を肌に塗った研究では、その効果が医薬品に匹敵するというデータがある。食べものとして摂っても美肌効果はあるでしょう」と話す。

 40歳を超えたら抗酸化作用があり、質の良い油を摂ることも大切だ。

「新鮮な『エキストラバージンオリーブオイル』には、抗酸化や悪玉コレステロールを減らす作用があります。皮膚の細胞膜の柔軟性も保ち、肌がつややかになる。生の野菜や魚にかけたり、毎日おちょこ1杯程度飲んでもいいでしょう」(同前)

 一方で体に悪い油もあるから気を付けたい。

「マーガリンや、デニッシュやドーナツ、焼き菓子などに多く含まれるショートニングなどの質の悪い油、繰り返し使用した油は、体を確実に老けさせます」(早川氏)

代謝を高める豚肉、筋肉をつける鶏肉

 若々しい体を保つためには、日々生まれ変わる髪や肌、筋肉や血液を作る「新陳代謝」や、体内の脂肪を燃やす「エネルギー代謝」を高めることも必要だ。

 ここでポイントとなるのは、どういったタンパク質を摂ったらいいか。

 森氏は、毎日の代謝をスムーズにさせるための食材として「豚肉」を挙げる。

「豚肉は炭水化物の代謝に欠かせないビタミンB1の宝庫です。ビタミンB1が不足すると糖質が消費できず、体脂肪の増加につながります」

 肌の潤いが減って乾いた雰囲気になるのは、筋肉の減少が大きな原因。見た目の若々しさは、水分保持の働きがある筋肉量によって左右される。

「ウォーキングなどの運動をしてから1時間以内に、市販の『サラダチキン』(蒸し鶏を密封パックにしたもの)を摂ると、筋肉合成につながります」(早川氏)

 筋肉をつけるなら体を動かした後に鶏肉、と覚えたい。

 鶏肉は悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる不飽和脂肪酸を豊富に含む点がほかの肉と異なる。食べ過ぎて体に毒、太る、ということもない。

 ちなみに肥満と老化には深い関係がある。糖質の摂りすぎから、太る→糖化によるAGE発生→老化、という負のスパイラルに陥りやすいのだ。食事では、自分が太らない程度の糖質量に留めることが肝要だ。

たるみ防止には「レンコン」「ゴボウ」

 顔の筋肉を鍛えると、顔のたるみ防止にもなる。森氏は「『レンコン』や『ゴボウ』などの硬いものを大きめに切り、よく噛んで筋肉を引き締める顔トレ」をすすめる。

 腸内環境を整えることも、老けないために重要なこと。添加物など体に害のあるものをさっさと捨て、食事から摂った栄養素を吸収する助けになる。

「毎日『ヨーグルト』を食べるといいと思います。加齢とともに便秘や下痢に傾きやすくなるのは、腸内の善玉菌が減っていくからです。同じメーカーの菌株より、いろいろな菌を試したほうが効果が高まると考えられています」(森氏)

「玉ねぎ」や「ゴボウ」、「大豆」、「バナナ」など、オリゴ糖が含まれた食べものを摂るのもいいという。オリゴ糖は善玉菌のエサとなり、善玉菌はビタミンB群やビタミンKなどを作る働きもしている。善玉菌がオリゴ糖を食べてその数を増やし、元気に活動すれば腸も体も簡単には老けない。

 老廃物を排出した後、新しい細胞を再生するときに必要になるのは亜鉛の力。不足すると古い細胞が居座ることになり、老化の原因になるという。

「私は亜鉛を摂るために、『貝類』か『トロの刺身』を食べています。特に『牡蠣』には亜鉛がたっぷり。トロには血流を改善し、細胞の損傷を回復させるEPAや、抗酸化作用のあるビタミンA、Eが赤身より多く含まれています。余分なものを捨て、酸化や糖化などで傷んだ細胞を治し、血液から栄養素を取り込んで新しい細胞を作る。このサイクルが正常に働かないと、みずみずしいフレッシュな体を保てません」(早川氏)

 酸化と糖化に対抗する食べものの力で、体の内側から老いを撃退しよう。


2019/12/29

2019-12-29 07:19:29 | 引用

親友が明かす ドナルド・トランプ「解説書」 その1

2017年07月02日 08時31分
ドナルド・トランプ大統領(Chip Somodevilla/Getty Images)
ドナルド・トランプ大統領(Chip Somodevilla/Getty Images)

 得難きものは親友とよく言われる。元米国下院議長で歴史学者でもあるニュート・ギングリッチ氏は、自他ともに認めるトランプ大統領の親友だ。同氏はこのたび、ドナルド・トランプ氏の「解説書」となる『Understanding Trump(トランプを知る)』を上梓した。

 2016年の大統領選で、当初は一傍観者に過ぎなかったギングリッチ氏が、最終的には筋金入りのトランプ支持者へと変貌した。その親密な様子に、一時はトランプ氏が大統領に就任した暁には副大統領に指名されるのではないかとの憶測まで飛んだほどだ。

 15年1月、トランプ氏は大統領選の出馬に必要な資金等についてギングリッチ氏に尋ねた。「競争力のある候補者を目指すなら、少なくとも7000万ドルから8000万ドル(約77億8000万円~99億9000万円)は必要だろう」。これに対して「ほう、クルーザー1隻くらいか。クルージングよりもこっち(大統領選)の方が面白そうだ」と答えた。

 「ただの冗談だと思っていた。まさか本当に出馬するとは」。ギングリッチ氏に限らず、トランプ氏が共和党17人の候補者中から頭角を現すとは、誰も予測していなかった。

トランプ氏が庶民感覚に敏感な理由


ニュート・ギングリッチ氏
(Alex Wong/Getty Images)
 ギングリッチ氏は著書の中で、トランプ氏が大統領に上り詰めることができたのは、米国民の心情を推し量るうえで、ある種の勘のようなものが働くからだと語っている。

 例えば、選挙活動中、トランプ氏は「資産は90億ドル」などと、自身が富豪であるとアピールしていた。これは「億万長者なら誰かに金で買収される心配はない」との大衆心理をよく理解していたからだ。ほとんどの米国人は、政治家について、国民の代弁者ではなく金持ちの操り人形だと考えていた。

 別の例を挙げよう。トランプ氏がメキシコ移民について「差別的」な発言をしたときのことだ。15年6月16日の大統領選出馬表明で「メキシコ(政府)は犯罪者や強姦犯を米国に送ってくる」旨の発言をしたところ、これを人種差別的だとする左派から痛烈に批判された。だが彼らは、米国政府がそれまで数十年に渡って不法移民問題を放置してきたことについては、口をつぐみ続けている。トランプ氏が不法移民問題を取り上げると、「人種差別主義者」というレッテルを張って非難する。

 トランプ氏の発言は、多くのまじめなメキシコ移民にとって不公平な物言いだが、いっぽう、極端な表現で大衆が抱いている不満を表した。

 トランプ氏は華麗な演説が得意でなく、小学5年生程度の語彙力しかないと批判されたこともある。だが、トランプ氏と米国市民との間には、他の政治家とは違う共感のようなものが生まれているようだ。カリフォルニア州のアジア系トランプ・パーティ代表を務める中国系米国人ソフィー・ウォン氏は、大紀元の取材に対し、トランプ氏を支持する理由は「私の思いを代弁してくれるから」と説明している。

 資産家のトランプ氏がなぜこうした庶民的感覚を持ち得たのか。トランプ大統領は、自身は伝統的な家庭に生まれ、一般的な米国人給与所得者の家庭と大差ない環境で育ったと語っている。父親は事業を起こし、母親が5人の子どもを育て上げ、子どもたちはいずれも、金を手に入れるのは並大抵のことではないと教えられて育ったという。またトランプ氏は子供時代、資産家の子弟が通う私立高校ではなく、ニューヨーク・ミリタリーアカデミー(陸軍学校の1つ)に編入させられたことも、こうした庶民感覚を養うことに一役買っているかもしれない。

(つづく)

(翻訳編集・島津彰浩)

二代目フランクリン・グラハム

2019-12-25 20:05:00 | 引用



窮地に立つトランプ大統領に最強の助っ人現る

2019/10/10 07:00JBpress


米議会の弾劾調査協力拒否
バイデン氏の「中国疑惑」取り上げる
 米国のドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領による「ウクライナゲート疑惑」は、今度は中国まで巻き込み、泥沼化している。

「ウクライナゲート疑惑」を暴露した米中央情報機関(CIA)職員に次いで「第2の内部告発者」の可能性が高まってきた。

 その最中、黙っていられぬトランプ大統領は、10月8日、米議会による弾劾調査への協力を全面的に拒否すると通告した。

 米下院各委員会がトランプ政権高官たちに対して出した召喚要求や関連文書提出を一切退けたのだ。

 トランプ大統領はその一方で米議会に対し、バイデン前副大統領の「中国疑惑」も調査せよと言い出している。

 トランプ氏特有の「目には目を、歯には歯を」戦術だ。

「米議会はバイデン氏が副大統領時代に息子*1と一緒に中国でやっていた不当な利益漁りも捜査すべきだ」

「中国で(バイデン親子が)やっていたことはウクライナ(でやっていたこと)と同じくらい悪い。中国はバイデン親子を捜査すべきだ」

*1=バイデン氏の息子、ハンター氏は2001年に法律事務所兼ロビーイスト会社を設立。同社パートナーとしてウクライナの電気会社だけでなく、中国政府が設立した合弁投資ファンド「渤海華美」にも投資。同氏は同社の役員も兼務。同社は新疆ウイグル自治区のイスラム教徒住民監視に使用されている顔認証プラットフォームにも投資している。同氏は若い頃にアル中、麻薬中毒、義姉との不倫などを引き起こし、バイデン氏の「アキレス腱」と見られている。

 トランプ氏はバイデン親子が中国で何をしたのかについては言及はしていない。しかしトランプ氏は大統領だ。根も葉もない情報を元に言い出しているわけでもあるまい。

 トランプ氏のこの戦術は早くも功を奏している。

 民主党大統領指名争いではトップを走ってきたバイデン氏の支持率は降下し始めている。



グラハム師が支持の説教ツアー
「トランプ大統領、危うし」と見て取ったトランプ応援団のエバンジェリカルズが動き出している。

 2016年の大統領選でトランプ氏を大統領に押し上げた宗教右翼「エバンジェリカルズ」を率いる牧師たちが中西部、南部を中心にトランプ支持キャンペーンを始めている。

 著名な保守派テレビ伝道師で「トランプ氏の祈祷師」とも言われているフランクリン・グラハム師*2は10月2日から10日間ノースカロライナ州でバスツアー伝道を展開、7か所で説教を続けている。

*2=フランクリン師の父親は米国の最も著名なキリスト教伝道師のビリー・グラハム師。昨年他界。歴代大統領の相談相手となっていた。

 父親があくまでも福音主義を説いたのに対して、フランクリン氏は保守的な政治色が極めて強く、反同性愛主義や反イスラム教主義を全面に押し出してきた。

 10月2日に同州グリーンビルで開かれた集会には1万3800人のエバンジェリカルズが結集し、トランプ大統領のために祈祷した。

「アメリカの決断」(Decision America)と銘打ったキャンペーンのスローガンは、単純明快だ。

「我々はトランプ大統領を守るための第一線に立とうではないか」

 ツアーに同行取材したAP通信のエレナ・ショア記者との単独インタビューでグラハム師はこう語っている。

「万一トランプ大統領が弾劾されるようなことがあれば、この国は崩壊するだろう。政治家たちは(弾劾などよりも)移民問題とか貿易問題といったアジェンダに集中すべきた」

「バイデン氏も疑惑の渦中にいるようだが、彼の疑惑についても調べる価値はあるだろう」

「私の父は『政治家には注意せよ。政治家はお前を利用することばかり考えているからだ』と言われた」

「私がトランプ大統領を評価するのは彼は政治家ではないことだ。彼は政治家ではないから常にトラブルに見舞われている」

「我々はトランプ大統領を守る先兵」
 エバンジェリカルズはどうしてトランプ大統領を支持するのか。生の声はこうだ。

 集会に参加したクリスティン・ジョーンズさん(44)は前述のショア記者にこう答えている。

「トランプ大統領はキリスト教の理念を守り続けているからよ。彼はそのためにベストを尽くしているわ。たとえみんなに叩かれていても」

「私はトランプ大統領を守るためにその先兵になるつもりよ」

 中年男性のフランシス・ラッセターさん(66)はこうコメントしている。

「(民主党が党利党略でやっている弾劾騒ぎは)トランプ大統領を引きずり降ろすことを狙ったガラクタだよ」

「ここまで来たら(共和党対民主党の)内戦が起こるかだって? こればかりは分からんね。しかし、おぞましいことだ」

 米国の白人エバンジェリカルズは9300万人。ピュウ・リサーチ・センターの世論調査(2019年8月現在)によれば、このうち81%、つまり7533万人がトランプ大統領の政治を支持している。

 大統領就任当初の支持率は78%だったからあれから3年ほとんど変わっていない。

 米国のクリスチャンはプロテスタント、カトリックを合わせて人口の75%(2015年)。そのうち自らがエバンジェリカルズと答えている白人は25.4%に上る。

 エバンジェリカルズという一つの宗派はなく、主流プロテスタント各宗派にクロスオーバーしている。それでもバプテスト・ファミリー派、南部バプテスト派に一番多い。

ペンス副大統領もポンペオ国務長官も
 トランプ大統領は自称長老派だが、エバンジェリカルズではない。しかし今や超側近の一人になっているマイク・ポンペオ国務長官は長老派エバンジェリカルズだ。

 牧師代行の資格ももっており、日曜学校で教えていたこともある。説教ではこう言い切っている。

「政治家の闘争とは『推挙』(The Rapture)*3の瞬間まで終わることはない」

*3=『推挙』とはキリスト再臨の時にキリスト教徒は不死の体になり、空間に引き上げられ、キリストに会う出来事をいう。前千年王国論者や天啓史観論者の間で信じられている。

 旧教のカトリック教徒の中にもエバンジェリカルズはいる。いい例がマイク・ペンス副大統領だ。

「ボーンアゲイン」(宗教経験で信仰を新たにしたクリスチャン)のエバンジェリカルズ・カトリック教徒だ。

 トランプ氏は2人のエバンジェリカルズに守られているのだ。これもエバンジェリカルズがトランプ支持の岩盤になっている理由の一つといえる。

「Moral Majority」転じて
「Immoral Majority」に
 そのエバンジェリカルズが台頭したのは1970年代末だ。

 保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」を創設した政治活動家、ポール・ワィリック氏とカリスマ的テレビ伝道師のジェリー・ファルウエル師(冒頭の写真のジェリー・ファルウエル氏の父親。すでに他界)と結成したのが「Moral Majority」だった。

 キリスト教の伝統的な価値観が衰退しているという危機感が2人を動かした。ファルウエル師のカリスマ力によって当初は2年間で350万人の信徒を獲得してしまった。

「Moral Majority」とは、「厳しい道徳観を持った大多数の大衆」。

 民主党の大統領だったビル・クリントン氏の不倫などに厳しい目を向け、世俗化する民主党に対抗する共和党をバックアップする政治勢力だった。

 今回紹介する新著『The Immoral Majority: Why Evangelicals Chose Political Power over Christian Values』の著者、ベン・ハウ氏は正真正銘のエバンジェリカルズの一人だった。

 すでに高い評価を得ている作家兼映画制作者である。同氏は本の中でこう記している。

「Moral Majorityの中核的存在だったエバンジェリカルズはどうなったのか。モラルや信仰心はどうなってしまったのか」

「トランプ氏は言ってみれば、伝統的キリスト教理念とか信仰心とは全く無縁。しかも異常なほどの女性遍歴、セクハラ疑惑や疑惑もみ消しを繰り返してきた」

「そのトランプ氏が大統領選に立候補し、あれよあれよという間に共和党予備選では他候補を押さえてしまった」

「トランプ氏の大躍進を支援したのはほかならぬ南部、中西部のエバンジェリカルズだった」

著者は、彼らを「Immoral Majority」、つまり「モラルに目をつぶり道義に反した多数の大衆」と皮肉ったのである。

 なぜ、信仰の厚いはずのエバンジェリカルズがトランプ氏を大統領として支援したのか――。著者はこう分析している。

「その理由は多岐にわたっている。一つは経済だ」

「南部、中西部の非都市圏に住む中産階層やその下の層の白人エバンジェリカルズはバラク・オバマ政権の8年間で失業や倒産に見舞われ、自分たちは経済的な恩恵を受けない『忘れ去れた存在』と考えた」

「第2は、聖書に書かれている聖句を一字一句信じるエバンジェリカルズにとって米国が向かう方向は、キリスト教の教えとは異なる方向に進んでいると感じ取ったことだ」

「人工中絶しかり、同性愛しかり。神のみ手によって創造され、支配されているこの世界が人間によって誤った方向に向かっていると信じている」

「地球温暖化を信じないエバンジェリカルズは64%。すべては神が支配する自然現象と考えている。不確かな科学的根拠で地球温暖化を問題にするのは誤りだと考えているのだ」

「大統領選予備選が始まった時、彼らはトランプ氏の主張する温暖化否定に飛びついた。さらに人工中絶反対、同性愛反対を唱えるトランプ氏を支持した」

 著者はエバンジェリカルズのこうした深層心理についてこう指摘している。

「建前のモラル尊重よりも神のご意志を現世で実現するトランプ氏を指導者に選んだ。彼らは二値選択を好んだ。他の候補がトランプ氏のモラル観を批判すると、お前こそどうなんだ。偽善者が何を言うか、と反駁した」

「神様を一つの小部屋に収める一方で、実際の政治をもう一つの小部屋に入れたのだ」

「トランプ氏の政策をテレビやSNSが伝え、政治的分裂が起これば起こるほどエバンジェリカルズはトランプ氏の肩を持った。まさにWhataboutism(そっちこそどうなんだ主義)だった」

「本選挙でトランプ氏と争ったヒラリー・クリントン氏には夫ビル氏の不倫、浮気、欺瞞がつきまとって離れなかった」

「ヒラリー氏へのエバンジェリカルズの嫌悪感は反東部エリート観、反民主党観へと燃え移った」

スターリンより左翼を嫌う
「ジ・アトランティック」のピーター・ウィナー記者はエバンジェリカルズの反東部エリート(反西部エリートも含まれる)意識についてこう指摘している。

「エバンジェリカルズの生きるか死ぬかの闘争(Existential struggle)における邪悪な敵はロシアでもなければ、北朝鮮やイランでもなかった」

「彼らの真の敵は東部エリートをはじめとするリベラル派であり、左翼だった」

「私がエバンジェリカルズを取材してしばしば聞いた彼らの左翼に対する罵りや憤りはちょうどスターリン政権に対するものと相通するものがあった」

(https://www.theatlantic.com/ideas/archive/2019/07/evangelical-christians-ace-deepening-crisis/593353/)

 そこまで東部エリートや民主党リベラル派を忌み嫌い、トランプ大統領を守り抜こうとするエバンジェリカルズ。

 妥協を許さぬエバンジェリカルズの生きるか死ぬかの闘争劇がここにある。

「分裂国家」を収拾する手立てはあるのか。

『ニューヨーク・タイムズ』の著名な保守派コラムニスト、デイビッド・ブルックス記者が興味深い一文を書いている。

「Urban Guy」(都会エリートの男)と「Flyover Man」(中西部の田舎者)との会話を想像して、問題の核心を突いている。

都会の男:「中西部に住む白人の被害者意識は耳にタコができるほど聞いた。それより弾劾の話をしようじゃないか」

中西部の男:「もしお前さんが俺の悩みを聞いてくれて、(弾劾を支持する)上院の共和党議員たちが(トランプ大統領に代わる)俺たちの喋る英語で俺たちの悩みを語ってくれる共和党大統領候補を見つけ出し、どうしようもない民主党を粉砕してくれれば、俺は(トランプ大統領の)弾劾についてはオープンになれるね」

「それ以外に弾劾なんてまっぴらだ。弾劾を阻止することは俺たちのアイデンティの証明であり、プライドなのだ」

(https://www.nytimes.com/2019/10/03/opinion/trump-voters.html)





恩を殺害で返した難民

2019-12-25 03:17:00 | 引用


ドイツのグループ「移民や難民による犯罪マップ」作成:ケルン集団暴行事件から1年
佐藤仁 | 学術研究員
2016/12/31(土) 15:00

(写真:ロイター/アフロ)
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ドイツのXYEinzelfallというグループが2016年12月に移民や難民による犯罪と思われる場所を示した地図をGoogleマップを基に作成した。下記にXYEinzelfallのTwitterの埋込からも地図を見ることができる。

地図は2016年に報じられたニュースや警察の情報を元に作成。地図にはそれぞれ女性への暴行、殺人、盗難、放火など犯罪種別によってマークされている。マークをクリックすると犯罪のニュースにリンクされている。縮尺の小さなGoogleマップではもはやドイツの場所が見えないくらいに犯罪で埋まっている。移民や難民キャンプの近くに犯罪が集中しているようだ。

2015年にはシリアや中東から110万人以上の移民がドイツに入ってきた。それに伴って犯罪も増加、ドイツ人の不安や不満も増加している。特に2015年12月31日の大晦日には、ケルンでアラブ系・北アフリカ系の約1,000人による女性への強盗、暴行事件というドイツ史上でも最悪の事件が起きており、ドイツ人の移民や難民に対する怒りが爆発した。それから1年が経ったが、移民や難民への不安や不満は沈静化するどころか増大している。2016年も移民や難民による犯罪は40%増加。特に2016年10月にはドイツの難民施設でボランティアをしていた欧州委員会高官の娘で19歳のMaria Ladenburgerさんが2015年11月にドイツに移民としてやってきたアフガニスタン系の17歳の男子に暴行、殺害された事件はドイツだけでなく欧州中に衝撃を与えた。

XYEinzelfallはドイツのメディアが移民や難民の犯罪を報道しないことから、地図を作成したとのこと。メルケル首相にもケルンだけでなく、ドイツ全土で移民や難民に対してドイツ国民が不安や脅威を感じていることを知ってもらいたいと述べている。


佐藤仁
学術研究員
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