6重奏などなど。
先日の夜、本番でした。
今までですと、
演奏している間は、集中力を高めて、
演奏に没頭してましたが、、、
これを意識的にやめたのでした。
ライブ初参加から2年が経ち、今回8度目です。
最初の頃は、目の前のお客様の飲食とかで食器の音がしたり、笑い声、おしゃべりも…
そんな中での演奏に戸惑いもありました。。気が散って、集中できません。
クラシックコンサートではありえない!
そのため、、
しばらくは集中力を高めることに苦労しました。
でも、、ライブを重ねるに連れて、この対処方向に違和感を感じてきました。
そうです。。、これでは…
お客様との一体化は生まれません。
そんな経験の積み重ねで…
真逆の方向に舵を切ったのです。
前回あたりですからです。
徹底的に集中力を高めない!
…と決めたのでした!
そのかわり感覚を広げて…
意識を外に向けました。
比喩的に言えばレーダーを張り巡らせる感じです。
ステージ上だけでなく客席全体にです。
出した音の残響もクリアに聞こえるように、感覚の感度は高めました。
まさに「耳をすませば…」です。
集中力を高めないメリットはもう一つあります。
メンタルは身体的にも影響します。
「やるぞ!」って、、
気合いを入れすぎたら、緊張して唇の筋肉が硬くなってしまうので、いい音は出ません。リラックスですね。
私はオリ番とアンコールを除くと、一番ホルンを担当したので、演奏中に仲間たちにザッツをだしたり…要は合図を出したり、時には出してもらったりもしましたが、全体的には司令塔の役割を担ったわけです。
事前に打ち合わせてありますが、何が起こるかわからないのが本番です。
まぁ、トップは責任重大というわけです。
そんな中、気負わずに。。。
くどいようですが、ここがポイント。
繰り返し書きます。
心を中に集める(集中)ではなくて、
意識を、外に広げてみたのでした。
そうしたら…
演奏中に感じたことがあります。
ちょい不思議な感覚でした。
だって、ホルンを吹いている真っ最中に…
ですからね。
仲間同士のネットワークがあって音楽が生まれている。作品ができている。お客様に届いている。仲間たちと、とてもいい時を、今、味わっている。
なんて幸せなんだろうってね。
今まで、演奏後に、美味しいビールを飲みながら、振り返って感じたことはあっても、演奏中では初めてでした。
そんなゆとりもありませんでした。
集中しなかったのが良かったのでしょう。
ちょい進化したのかもです。
また、味わいたいですね。
もっと練習したくなりました。
♪(´ε` )
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