今回の余市へのドライブ 主目的はニッカウヰスキーの工場見学でした。
ニッカウィスキー余市蒸溜所は、竹鶴政孝氏が昭和9(1934)年に
前身である「大日本果汁株式会社」を余市に設立して始まりました。
その後「日」と「果」から「ニッカ」となりました。
私は見ていませんが、NHKの朝ドラ「マッサン」でさらに知名度が上がったと思います。
放送当時はかなりの観光客が来たようですね
現在、工場のある敷地内見学は「予約制」です
申し込みはネットから こちら
無料と有料のコースがあるのでお好きなほうで
今回は無料のコースで4日前に予約しました
<ガイドコース> 無料 所要時間約70分
無料のガイドコースは毎日
9:00 / 9:30 / 10:00 / 10:30 / 11:00 / 11:30 / 12:00 / 13:00 / 13:30 / 14:00 / 14:30 / ※15:00
※15:00の回のみ閉館時間の関係上ツアー後のお時間が短くなっています
平日で4日前の時点では9:00と9:30に空きがあったけど
ほかの午前中は満員
9時台は早すぎると思い昼食後に行ける13:30で予約
この時点であと19人の空きがありました。
「予約者専用の駐車場」は正門入り口から「道の駅」方面へ進み一番奥のスペースです
係りの方がいます
※正門に近いスペースは業者専用なので間違えないように。
専用駐車場には車が5台くらいしかなく、一つ前の予約者もいるから
参加者は少なそうだなと思った。
そこから正門まで歩き、受付をします
受け付けは出発の15分前から行います。
「余市蒸溜所正門」
何と補修中?でシートが……
受付でマップと一緒にテイスティングホールでのシール(ドライバーなど飲めない方)
それとテイスティングチケットを貰います。
(これはテイスティングの後でも必要なので無くさないこと)
時間まで「ビジターセンター」で待ちます
「ビジターセンター」
入って驚いたのは
え!こんなに参加者居るの⁈
(後で思い知らされる当然の話)
時間でガイド女性ののMさんが挨拶と簡単な説明あり
NGは「動画撮影」で「写真撮影」は全面的にOKです
まずはビジターセンター内で工場説明のビデオを見ます
6~7分かな 座席は足りず立ち見にもなります。
全部で30人は居たと思う
近づくにつれて一気に予約が入るのでしょう
それではツアーのスタート
まずは外に出て見学が始まります
「乾燥塔(キルン塔)」
ここは中に入れませんし、現在は稼働もしていない
室内空間に金網がありそこに発芽させた麦を敷いて
下からピートを燃やしていぶすような感じ?
そのピート(草炭)が触れるように置いてあります
感触と匂いを全員で順番に確かめました。
「粉砕・糖化棟」
乾燥した麦を粉砕し温水を加えて糖化させる棟です
ここではフルーティーな香りがしました
「発酵棟」
※上写真の左側
文字通り発酵させる棟
酵母を加えて発酵させアルコールを作ります
大きなタンクがいくつもありました。
「蒸溜棟」
ウィスキー造りの核心部ですね ポットスチルが6基ありました
うち1基は小さく現在は使用していません
これは創業時の物を展示ということだったかな。
火を焚いているので暖かく、ここまで寒かったので助かりました
タイミングによるが、職員の方が石炭をくべに来て窯の中の燃え盛る火が見れますよ
「旧混和棟」
未見学
「旧事務所」
このころから雨が降ってきてガイドのMさんの説明も
簡潔になってきたと思った
臨機応変の対応にプロを感じた。
ここはガラス越しに内部見学が出来ました。
「リタハウス」
未見学 内部非公開
元々は別人の住宅で研究棟として使われました
「竹鶴政孝像」
未見学
見学ツアーのスペースにあるので一般では見れません
「旧竹鶴邸」
未見学 一部公開
応接室内部が入室見学が出来ました
この建物は移築で、本邸跡(一部と蔵)が近くに残っているので時間があれば見学を
「一号貯蔵庫」
樽酒の貯蔵庫 樽熟成による色の変化などが見れる
倉庫内での説明後に外に出ると雨が上がっていて良かった!
貯蔵庫は他にたくさん並んでいました。
見学コースはここまでで、この先は一般来場者も見れるスペースに入ります。
「ニッカミュージアム」
未見学 ここは予約なしの人でも見学が出来る
非常に立派でわかりやすい展示だと思う。
ガイド参加者は折り返しに見学をします。
内部に素敵な有料テイスティングバーがありますよ
「テイスティングホール」
ガイドさんの説明は2階にあるテイスティングホールで終了となります。
ここまでで所要40分くらいだったと思う
「約70分」は折り返しての自由見学の時間を入れてでしょう。
ここでようやく理解したのは、参加者のほとんどは試飲が楽しみだったこと
おそらくソフトドリンクは4~5人だったと思います
なるほど、そりゃあ車じゃなくて電車やバスなどで来ますよねぇ
ニッカ製品の3種類が試飲できます
セルフで水、氷、炭酸など入れて自由にどうぞ。
ホールは広く予約見学者の専用です
有料で簡単なつまみもあり
私たちはバヤリーズのりんごジュースをいただき早々と退出しました
※バヤリース:ニッカウヰスキーはアサヒグループです
1972年札幌オリンピックの70メートル級ジャンプの金メダリスト
笠谷幸生さんはニッカウヰスキーの所属でしたね
私たちの時代では英雄でした。
「ディスティラリーショップ」
売店です 春に寄りましたので今回は入店していません
他に「レストラン」が併設されてリニューアルオープンしましたが
今回は利用しなかった。
さてここから正門まで折り返しで自由見学です
私の楽しみは試飲ではなくここからです
余市工場内にある歴史的建物が見学の主目的でした
その折り返し入場に、受付でもらった「テイスティングチケット」の提示が必要です
これを見せて見学コースに再入場が出来ます。
特に「旧竹鶴邸」「リタハウス」の木造住宅
「旧事務所」などが見れて良かったです。
惜しむらくは内部公開があればもっと良かった
でも諸事情があるので仕方なしです。
※有料コースでは一部内部見学が出来るようです。
全体としてかなり楽しめました!
ガイドさんの説明も良かったし、何より歴史を感じることが出来ます
近代的な工場見学も良いでしょうが、そこでは歴史を感じることはもう出来ない
そういう意味では貴重な見学体験でした
余市工場としてはテイスティング、売店、レストランも完備しているので
イベント施設としての位置づけでいいですね
ここで記載はしないけど、細かい発見や新しい知識がたくさんあったので、
ガイドツアーをお勧めしますよ
冬の見学こそウィスキーの試飲が良いと思います。
ごっつあんでした♪
尚、施設の細かいところは
「札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記」で今後、公開していきます。