武道空手について

武道空手について様々

距離を見切る②

2024-01-21 02:53:40 | 日記
前回の距離を見切るお話は、

実際の闘いにおいての具体的距離のことを書きました。

その距離感覚は、人間関係にも応用できます!

知り合ったばかりの人に対して、いきなり近距離

いわゆる超フレンドリー状態では、失礼にあたる可能性があります。

人によっては不快に思われる可能性もあります。

逆に長い付き合いになり、お互いの立場もありますが、

いつまでも、距離をとった関係でいては、

腹を割った話ができなかったりして、事がスムーズに進まなかったり、

どちらにせよ、人間関係においても、常に適切な距離というものがあります。

その距離を正確に見切り、接する能力。

相手との距離が重要な武道空手。



身体感覚でそれを学び、それが身に付くと、

人間関係の距離感にも大変敏感になれます。


人と接する距離は、もちろん、具体的距離もあります。

例えば、喫茶店で二人でお茶をするという状況。

小さいテーブルでお互いの距離が近い場合

本当に身近な人同士ならばよいかもしれませんが、

そうでない場合、とても気まずくなってしまったりすますね。

場所が狭くて距離をとれないとしたらどうすればよいでしょうか

武道空手の応用で言えば、相手との関係においては、”間合い”

そして、”角度”があります。角度を変えることによって、相手のプレッシャーをそいだりすることが出来ます。

上記喫茶店で応用するならば、距離はとれなくとも

角度を変えてみてください。かなり楽になると思います!

距離を見切る

2023-11-01 01:13:49 | 日記
豊空会には基本開始態というものがあります。

闘いを始める距離のことを言います。

相手の一番長い攻撃が、その場所では届かない距離

攻撃するために、間合いをつめる必要があります。


相手がどんなフェイントや攻撃をしても、基本開始態に居る限り

全無視でOKということになります。

惑わされたりしなくてすみます。



相手の攻撃範囲のギリギリをとる必要はありませんが

正確に見切り間合いを取る必要があります。


ヤバいのは相手が攻撃をするために近づいてきたとき

体幹部が近づいて、相手の攻撃範囲の中に入ったとき


闘いのセオリーのひとつです。

ひとつひとつ重ねて盤石な闘いができるように!

いざというときに

2023-09-27 02:32:42 | 日記
いざというときに、信頼できる身体と心を創る

武道空手の具体で言えば、闘い。

武道空手の具体をもって闘う局面になってはいけないですが、

それはいざというとき、そういう場面で、稽古した技が使える身体と心。

それを養います。



そして、武道空手が範疇としているところはもっと広く

いざというとき...

何かの試験だったり、

何かの商談だったり、

畏怖するような人に会うときだったり、

生きていく上で、様々ある、いざというとき

そんなときに、能力を発揮できる身心を創る。

いざというときに、信頼できる自分...絶対欲しいですよね!


神髄は...オモシロイ?オモシロクナイ?

2023-05-22 00:37:46 | 日記
総本部Bクラスの、一般部クラスは、伝統的に師範稽古となっています。

スケジュールなどの問題で、その師範稽古に出ることが出来ない一般の道場生に向けて、

補講クラス=特別師範稽古会 が開催されました。



参加される一般部の方々...何をお伝えするべきか?


具体技を深めていくべきか、


はたまた武道空手の神髄、原理の部分、

それは、具体技を分子とするならば、分母に当たる部分。

その分母に当たる部分は、具体技に比べて、非常に地味で、難しい。

しかし、さらなる高みを目指すならば必須の部分。


今回の補講クラスはその分母の部分をお伝えすることにされた師範。


内に向けて入り込んでいくような稽古となるため、受講された方々の反応が表に出にくい...

果たして、この内容を理解して、楽しんでくださっているのだろうか?

普段の稽古に活かし、さらなるモチベーションアップにつながるのだろうか?

そのような感じで、なんとなく掴みきれない感じで稽古終了しました。


後日、受講された方々に感想を伺ったところ、大反響でした!!

武道空手の神髄は、深く、難しく、地味です。

が、それを楽しんでくださった方々。

深いところで繋がることが出来ました。


これを実績にして、自信にして、武道の本質、神髄をもっともっとお伝えし

もっともっと武道空手の素晴らしさを知って、解って、体現していただけるように。

武道空手は素晴らしく、面白い!です。


空手道豊空会公式サイト

「理から入るは上達早し、技から入るは上達遅し」

2023-04-26 00:08:10 | 日記
「理から入るは上達早し、技から入るは上達遅し」

という言葉があります。

空手道豊空会、大人のクラスでは、とにかく理をお伝えして

それから実践です。

その言葉通り、みなさん、メキメキ上達されます。


特に田部井師範の稽古では、ホワイトボードフル活用

時に、ホワイトボードいっぱいに図解があったりします。



説明される“理”は、とても興味深く、

その部分だけを切り取って視ると

物理学の講義の様です。

その生きた講義は、昔、学生だった頃、物理学などアレルギーだった筆者ですが、

非常に興味深く、楽しく、“受講”しています。


それを身体で体現するのが“稽古”です。


ちなみに、少年少女部は、"理"から入るのがなかなか難しいので、

武道空手という"鋳型"にはまってもらい、知らず知らずのうちに"理"に適ってもらっています。


とにかく、全ては上達のために!!