武道空手について

武道空手について様々

自分を護り、相手も護る

2020-09-30 00:05:48 | 日記
護身の闘いをしなければならない状況...

それは、あってはいけない、ない方が良い状況です。

究極の護身は、そういう状況にならないことです。

そもそも、そんな状況にならなければ、自分も傷つかないし、相手も傷つきようがない...。



豊空会では、身を護る、相手を制する技術様々をお伝えしています。

単純な打撃に始まり、崩したり、倒したりする技術など様々...。

崩したり、倒したりの技術は、手順もたくさんあり、難しいです。

逆に打撃は単純です。もちろん奥は深いので簡単とは言いませんが...



崩し技は、打撃に比べてかけるのが大変で手間もかかります。

でも、崩して制した時点で、相手はまだ、ほぼ無傷な状態。

打撃は、当てた瞬間にダメージになってしまいます。

できうるならば、崩して制して、「もうやめよう」という状況で終われれば...



武道空手は、自分を護り、相手も護る...

護身は甘いものではありません。理想かもしれません...

しかし、理想を追い求め、そこに到達するために...

日々の稽古があります。



自分を護り、相手も護る...そういう事も含めて...理想に向けて...

武道だから...

2020-09-23 01:33:13 | 日記
武道だから...で片付けてはいけないです。


「礼儀!」

「姿勢を正しく!」

さらには、「先生!型って、どうしてやるんですか!?」という道場生の質問に対して...

「...」

「... ...」

「... ... ...」

「...武道だから...(汗)」


みなさんの感覚の中にある武道観があるために、なんとなく...説得力があるように感じなくもないですが...



礼儀...他のジャンル、スポーツなどでも礼儀はちゃんとするように指導を受けます。もちろん指導者次第ではあると思いますが...

武道だから、礼儀はしっかりしないと...という他のジャンルよりも強い想いや感覚はありますが...なぜ?と聞かれると...


姿勢を正しく...姿勢によって腰や首が痛くなりやすかったり病気になりやすかったり、健康面はあります...が...。


型...組手(闘いの稽古)や、あってはいけないですが護身などの局面において...型って役に立つんですか!?


などなど...素朴かつ率直な疑問に対して、答えを窮しがちです。



豊空会創始者、田部井師範は、武道空手のそういうことに向き合い、答えを出されています。

日々の研究で、武道空手の世界を掘り下げ、開拓しながら進まれていますが、その中で、導き出された答え...

なぜ?というところから...導き出された答えを受け、武道空手の整合性に改めて感動...。

武道空手に死角なし!! 日本発、世界最高水準の伝統文化。 それが武道空手です!


闘うのは過去の自分

2020-09-15 23:29:57 | 日記
自分を超えたい! 豊空会コンセプトのひとつ。

誰かと闘うのではなく、誰かと闘ってどちらが強いかとかでなく、

闘う相手は自分自身...過去の自分よりも、あらゆる面で上達しているか...が重要です。


人生の時間で、原点の自分から、どれだけ離れることが出来るかが勝負です。



人間は...残酷で...磨く作業などを一切やっていない初期状態で...いわゆる原石の状態で、

すでに優劣がついてしまう...最初から走るのが速いとか、最初から勉強が出来るとか、最初から人気があるとか...

逆に、欠点など...どうしてこんな欠点が自分に...ということも...

それらは、それぞれの条件...その条件から、さあ、あなたはどうしますか...ということです。


欠点に負けたり、腐ったりして、ダメダメで行くのか、それとも、埋めて、超えていくのか...

良い点と思っていても、それにあぐらをかいて、努力を怠れば、転がり落ちていく...ということもあります。



それぞれの条件、スタート地点は人それぞれですが、その地点から、良い方にどれだけ離れることが出来るか...

人生の中でのそれぞれの競争です。

そして、武道空手は、それに対して強力な武器となってくれます。

自分を磨く、欠点を埋める、武道空手を武器・媒体にして、自分を超えて行く...

是非、あなたも、自分を超えて...理想の自分を目指して...。

自分のコントロール

2020-09-09 23:33:22 | 日記
武道は...自分自身のコントロール能力をあげていくものです。

武道空手は一人稽古が多くを占めています。



それは、自分自身のコントロール能力をあげるためです。

まずは、自分をどう整えるか...

次に相手のそれをどう崩すか...

自分は整った状態で、どうやったら相手の態を崩して...自分は10、相手は8とかにして...

相手がいる闘いは、お互いにそれをやるわけで...お互いにとって負荷のかけあいになります。

そのなかでいかに自分のコントロールを失わないで高いレベルで制御し続けるか...

武道での闘いにおいては、自分が上達すれば、より相手に大きな負荷をかけてあげることができるとも言えます。



その自分のコントロール能力は、普段でも応用が効きます。

商談や取引...そういう”勝負”のとき...相手の態を崩し、自分は崩されず、相手のウィークポイントを狙う。

そのウィークポイントを狙うために、違う場所に攻撃を分散して...

などなど...


とにかく、自分を崩されない...その崩されない初歩は、まずは、姿勢から...

その部分だけとっても、姿勢がしっかりしているだけでも崩されにくいということも言えます...


自分のコントロール能力をあげる。いかなるときも崩されない、制御を失わない...


武道空手の真髄...そして、それは様々なことにおいても真髄...。

アンチエイジング

2020-09-03 00:25:58 | 日記
武道空手は...アンチエイジング効果もバツグンと考えます!

あまり激しい有酸素運動は身体にとって良くないと言われています。武道空手の稽古は、”適度”な有酸素運動...



身体の使い方も、能動的な筋肉で力を出したりするのではなく、技術で力を出して、

極め(身体を締めて、一瞬固まって)で威力を伝える...鍛えると肥大化するアウターの能動的な筋肉ではなく、

インナーの姿勢を維持する筋肉を鍛えます。キュッっと身体を締めるような身体の使い方をします。

それとは対照的に、動いているときは、滞りのない、しなやかで弾力のある身体を目指します。



身体全てに意識を張り巡らせます。稽古をかさねて、その意識の配線を太くそしてより身体全体にまんべんなく張り巡らせていくような感じにしていきます。意識はエネルギー...身体に行き渡ることによって、動きはもちろん、健康面など、身体にとても良い効果が期待できます。

気合(きあい)や呼吸法で呼吸力も鍛えられます。

陸上でより良い動きをできる身心を創っていきます。

型にはまって、所作動作から理に適った美しいものにしていきます。


そして...

先の記事で書きました「年齢を重ねることは、老化ではなく進化!」

に繋がっていきます。