武道空手について

武道空手について様々

立ち居振る舞い

2020-07-29 23:29:27 | 日記
立ち居振る舞いと言いますが...

座って、立って、歩く...

それを観ただけで、その人の実力が解るのじゃ!という話がありますが...



空手をやってなかったころにも、そういう話を聞いたことがありました。その頃は...

エライ先生がそうは言うけれど、そんなことで本当に解るの? というような、幼稚な考えを持っていました...。

空手をたしなんで来て、現在、確かに!と思います。


自慢ですが、我が師匠、田部井師範は、立ち居振る舞い、スゴイです。

昔の話ですが、以前、ゲームセンターにある、SEGAの音ゲー(音楽リズムゲーム?)maimaiの中の楽曲映像に、

師範と豊空会が起用されたことがありました。そのとき山や海など自然の中でロケを行ったのですが、

SEGAのスタッフの方が、師範の立ち姿にどよめくシーンがありました。
(↓コレです。かれこれ7〜8年ほど前でしょうか...)



立ち居振る舞い、稽古中はもちろんですが、それ以外、生活の中での様々な動き、全てが上達対象...

自分自身の動きを良くしていくにあたって、その人の意識次第で、全ての動きが稽古となりえますし、

そうしていかなければ、さらなる高みへは行き着けません。

稽古で創って、生活で崩していたのでは...。



生活の中でも上達を意識して全ての動きをこなしていく...全てが稽古になる...

自分を磨いて...ピカピカに光り輝くように...。

ただし、脳を酷使する動きもあります。そういった類のものは、普段から、常に、あまりにもコンを詰めすぎないように、

豊空会道場生の方は道場で聞いていると思いますので、少し、お気を付け下さい!



こういった日本文化を、まずは日本人の方々がみなさんたしなまれたら...スゴイ国になる...

かつての日本は...そういう時代がありました...。

そういったことに思いを馳せながら...また、武道空手の普及に励みます!

内に向かう

2020-07-22 22:47:21 | 日記
人類は、開拓者魂...フロンティア精神があります。

その精神で人類は前進してきました。

未知なる世界を開拓し続け...地球を飛び出し宇宙を進み、どんどん広げています...

科学、技術の進歩、機械やコンピューターなども、新しいもの、さらなる性能の向上など突き進み...

世界は広がり、そして、どんどん便利になっていきます。


しかし...何かを置き去りにしていませんか?



それは、人間そのもの。人類が進化させてきたものは、人間、自分自身の外のものばかりです。

人間は、自分の外方向ばかりに眼が行っているように感じます。


自分を観て、自分はどうなのか...進化しているのか...!?

自分自身の向上、進化をもっと目指すべきだと思いませんか?

もっと自分自身を観て、自分の外ばかりではなく、内向きにフロンティア精神を向ける必要があるのではないでしょうか...


武道空手は、とにかく自分自身を磨く...内向きです!

外向きばかりになりがちな昨今...内へ向かってのフロンティア! 人間の”内”は開発途上...

もっと、自分の内側にも意識を向けて、フロンティア精神をいかんなく発揮していけたら...



外方向ばかりでなく内方向にも...バランスですね...。

空手道豊空会、コンセプトのひとつ...”自分を超えたい!”

内に向かって自身を磨き、今以上の自分を目指して...自分を超える!!

そんな武道空手を是非!

日本の伝統文化

2020-07-15 23:00:28 | 日記
日本の伝統文化...

ちゃんと立って、正座して、お辞儀して、黙想して、挨拶して...

作法をちゃんとして、闘う。

品格をもって闘う。

それが、日本の伝統文化としての武道空手のあり方。



全体の雰囲気、日常の所作動作を大事にして...

品格を持った人に...。





指導する立場の人間は、誇り高く、気高くなれるように稽古して...

そこに完成はずっとないので、そういう人間を目指し続けて...伝える役割を担う。



日本の伝統文化、武道空手を伝える会として、誇りを持って、

麻痺せず、改めて、襟を正して...進んでいきます。

空手に先手なし

2020-07-08 23:29:32 | 日記
「空手に先手なし」という言葉があります。

様々な意味がありますが...

ひとつは、文字通り、自分からは仕掛けない。積極的に攻撃をしない...。

そういう武道空手の考え方。


空手の型は、全て受け技から始まります。

先手なしの考え方が、体系の中にも練り込まれています。


豊空会では、スポーツでもなく、格闘技でもない、”道”を...と、うたっています。

格闘競技だったりすると、より積極的に攻撃をしなければいけません。

攻撃しか評価されませんし、攻撃しなかったら、競技自体が成り立たないからです。

そして、闘いに向け、ときに自分自身を鼓舞して攻撃的な心の状態に持っていったり...

...のように、道としての武道空手と、スポーツや格闘技とは全く違うもの...

というようなことも明確化しながら...

本来の道としての武道空手をお伝えしていきます。



闘いにならないのが一番。 闘わないのが一番。

”闘えない”のではなく...闘える。けれど闘わない。


闘えば、お互いに傷つく...やっても、やられても...。

遺恨も残る...

だから...空手に先手なし!



闘える自分だからこそ、闘いが避けていく。

それが...空手に先手なし!

武道空手で養うものは...

2020-07-02 01:55:02 | 日記
武道は、人間の動きをより良い動きに、より機能的に、改善と強化をしていくものです。

良い動きだから強い。良い動きを強さに還元するのが武道空手です。

今よりも...より良い自分、より機能的で、より快適な自分を目指します。



その上で具体は闘い...怖い、痛い、苦しい...究極的に負荷のかかる闘いの中で

そのなかで自分の制御をして、良い動きをして、闘えるように...



誰々と闘って自分の方が強いとか、そういう価値観ではなく、

自分自身がより良くなっているかどうかが勝負です。

そのために、闘いの場も利用する...という言い方が正しいかもしれません。



結局闘うのは自分自身...自分自身との勝負です。

過去の自分と比べて上達しているか...

そして上達の対象は、全てのことにおいて...武道空手は人間としての向上を目指します。