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お前は最近本を読んでいないのかというツッコミが。
読んでいるんだけど、人間の行動にはホラ、波っちゅーもんがあるでしょー。映画やDVDを見まくるとか、食べ歩きしまくるとか、引きこもってまで読書しまくるとか。その中で今my ブームが「ワークアウト」なので、膝が痛かろうが股関節が痛かろうが、汗をだだーっとかきたいのだよ。
並行して4冊くらい読んでいますよ。
ところで、いつ購入したんだ、この本?上下2巻です。
津本氏の著作は、「下天は夢か」以来ですな。
かなり大雑把に要約すると、どのようにして、試衛館に集う人々が新撰組へと変化し新撰組が殺人集団と変貌したのかという話です(エ?)
非常に印象に残ったことは、
「人を斬り殺す」
という描写が多かったことでしょうか。読んでいて非常に生々しいものを感じました。
人を斬ると返り血を浴びるということは想像できても、斬った後の残骸がどうなんだとかね。内臓とか脂肪とか、人をひとり惨殺するということはそういうものが出てきて、臭うんだよ。
それを放置すると腐るんだよ…。
当たり前の事ながら、現在の日本という生ぬるい社会の中に生きている身としては、命のやり取りは全く以て想像の範疇ではない話です。
それを、ホンの140年前の人々が行なっていた、いや、今も現にやっている人がいる訳です。
リアルな描写が淡々と続き、非常に好ましいものでしたよ。
自分の意に染まぬものは徹底的に排除するという姿勢を貫く新撰組。芹澤鴨が伊東甲子太郎(アレ?字当てる?)が、山南敬助がどのような思惑と手段で排除されたのか。
剣戟という名の天誅が組織の中で繰り広げられたのを読むにつけ、その昔、連合赤軍が起こしたリンチ殺人が思い出されました。
最近では夫を殺害する時血を吸わせるのに植え込みの土を使用した妻のこと。
「内臓が思った以上に臭ってどうしたらいいか途方にくれた」
ようなことを言っていました。
どうでもいいことですが、魚、ましてや豚1匹捌けないような現代人は、殺人などという大それたことを考えてはイカンのです。その前に、この本読んでみろ!と的外れなことも考えました。
ところで、更に関係のないことをうほっと思い当った。
府中に足を運ぶ時に必ず立ち寄る大國魂神社では、毎年GWに「暗闇祭」が行なわれます。
私の永遠のバイブル司馬遼太郎著「燃えよ剣」の冒頭で土方歳三さまはそこで夜這いをしかけているんだな。
鼻をつままれても分らないような暗闇と言われても、この場所でそんな暗闇にお目にかかったことはないってか、そんなに夜遅くまで府中にいないんだ、残念だ。
府中にあるもの、それは世界的に見ても美しい東京競馬場。
さて、トシが参加した後新撰組は、その後京都壬生に屯所を設け居を移す。当然トシもそれに同行。
京都と言えば淀に競馬場…。
何回か京都へ遠征した折、壬生の屯所を訪ねようと思いつつも、天皇賞春はゴールデンウィークってことで激しい人出。というより、行こうという努力が感じられない我。
トシはその後、函館五稜郭にて最終決戦を迎える。
函館と言えば競馬場…。
ご当地のKitty がね、京都と函館のトシは見たことがあるんだけど、府中の「暗闇祭」のKittyがあったようななかったような。
別にね、ナニを言いたい訳ではないんだけど、10ある競馬場3場所と関連のある土方歳三ってさ…とちょっと思っただけです。
と明らかに本を読んだのではない感想も含まれてしまいました。
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