ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

本を読んだ(白銀の墟 玄の月)

2019-11-28 22:20:24 | 読書

競馬のブツブツと、食事の満腹感しか書いていないので、我はどんだけグータラなんだと自戒の念をこめて書くけど、本は読んでます。
「白銀の墟 玄の月」1、2巻を台風の過ぎ去った10月14日に購入したら、飲み屋仲間のカメちゃんが、同様に十二国記を読んでいてお互いビックリした、同じ趣味なのかと。ただ、カメちゃんが読んでいたのは「黄昏の岸 暁の天」で、「白銀の~」の前作。カメちゃんの行動は全く正しく、前作を読まないと新刊を読んだところで内容を40%くらいしか正確に把握できない。え、この人誰だっけ?が多すぎた。
話の前提が「前作を読んでいて内容を覚えている」ことだったので、そもそも前作のタイトルを思い出せない、前作が自宅のどこに積まれているのか分からない状態では、不利なことこの上なし。
そんなまだらボケの状態で読んだ。まだらボケだからそう思うのかは不明だが、最終的にナゾも残った。
・伏線の回収が全て済んでいるのかよく分からない。
・挿絵の泰麒が誰かに似ていると思ってたが、ユヅ君だった、美しい。
・驍宗が放り込まれた洞窟がどんな状態なのかイマひとつ分からないけど、時間の経過はモンテ・クリスト伯のようなものではないかと。ただ、1国の王が7年不在でも、なんとかなる世界なのだということは分かった。
よく分からんのは、作者は王が死んだようにミスリーディングさせたいのか、琅燦はナニがしたいのかというか、立ち位置がイマイチわからんことですか。これは前作を覚えていないからなのか。闇のような自分の部屋から本を探し出すの面倒くさいからカメちゃんから借りて読もうか。布教用、読書用、コレクションと3冊ずつ持っているって言ってたし。
ほんの1か月前は、「自分の全く知らないシリーズの本をカメちゃんと我のふたりが同時に読んでいたこと」が
若干ショックだったような読書家の友人だが、カメちゃんの布教用を一気に読んだため今では我より全然詳しい。しかも、すっかりこの毒に侵されたようで、「アニメのDVD持ってないの?」と聞いてきた。イヤ15年以上前のアニメなので、デジタルリマスター版じゃないとちょっと現代人にはツラいかもと思うよ。
感想としては、ある種の虚脱感を感じることができたのと、他の本を読んだら、中身が軽すぎて、全く脳内に入って来ないという弊害を感じています。
小野不由美氏のあの毒々しさ、重さと暗さにシビれるんだろうか。しかし、こんな大作を書き上げたら、消耗してしまうんじゃないだろうかと心配している。友人は、書店の平積みを見たのと、近くにいるふたりが本を購入しているのを見て、「それ、書下ろしでしょ?」と確認し、印税を計算して考え込んでいた笑。

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